ミリタリー由来の堅牢なバッグパック「カリマー」SF SABRE 30

デイパックリュックにいつもより多い荷物を入れるとパンパンに膨らんだご経験は誰しもあるかと思います。

荷物が多いという印象を受けやすいですが、副次的な印象として荷物の整理ができているのかな?ということや、だらしなさの印象を受けてしまいます。第一印象ってとても大事なことですよね。

かといって登山用のバックパックだと街着としてのタウンユースでは大げさ感が否めません。ボストンバッグだと手に持つから嫌だという人もいらっしゃるでしょう。

両手に持たなくて安心できるデイパック以上のバックパックをお探しで、登山用のバックパック未満の容量をタウンユース(街着)として使用できるバックパックをお探ししている人におススメしたいのが、カリマーSF セイバー 30です。

カリマーの歴史

カリマーとしてのラインは民生品で、登山用バックパックがあります。こちらのSFというラインはスペシャルフォースSpecial Forceのこと、特殊能力の意味です。

イギリスの軍隊や警察の特殊部隊のために特別に開発されたモデルです。ミリタリーという命に係わる過酷な環境での使用を考えて作られています。耐久性や収納力に優れています。実用性を重視した機能美やルックスとデザインを兼ね備えています。

それぞれのモデルにこだわっている個性あふれる魅力がある特別仕様モデルそれが、カリマーSFの魅力です。

タフでワイルドなイメージでミリタリー色の強いバックパックですが、身につけていると不思議と一際目を引くアイテムです。

このセイバー30は旅行やタウンユースに使いやすいものです。30とは30リットルことです。街着やちょっとした旅行や日帰り登山にも使用できるスタンダードモデルです。

雨蓋を開けて本体の口を開きます。雨蓋にも工夫を凝らしている秘密があるので後述させていただきます。

絞りをほどくと雨蓋より大きいのがおわかりいただけると思います。

口を開くと大迫力が伝わるでしょうか。出し入れがここしかできない分、一気筒タイプで大きく設計されているんです。

背中側にゴム止めがあります。書類やPC、タブレット端末などが入れられます。縫い目があるのでめくるとどうなっているか。

ベルクロでした。

ベルクロをはがすと本体背中側が見えます。凹凸がありますね。ここにも収納できます。

さすがミリタリーライン、機能に無駄がありません。

30リットルの容量のご参考の目安になるものとして、私がトレーニングジムへ行くときはバスタオル、替えの下着類、スポーツウェア一式、室内履き用のランニングシューズが必須なので、これら全て収納できます。

一般的なデイパックの容量の場合、全て収納できてもパンパンに膨らむか、シューズを片手に持つことになってしまいます。

秘密の工夫がいっぱい

次に雨蓋をご覧いただきましょう。Karrimor SFのロゴがついています。ここにも秘密の工夫を凝らしてあります。

調節できるゴムひも付きです。ここまでは通常通りですが、小物を入れるポケットがついています。見えづらくて申し訳ありませんが、写真左下にストラップがついたジップがあります。

ジップを開けると奥行きがあるのがおわかりでしょうか。

広さがあるため、フックで整理できるものをかけられます。

裏側全体に防水用のコーティングを施してあります。

背面はクールメッシュを採用した通気性のよい快適さがあります。こちらのおかげで夏場に起こるあの不快なジメジメのムレを軽減します。人体の背中部分を型取った様な背面、縫い目もどこかスタイリッシュに見えます。

ショルダーベルトとウエストベルトをご覧ください。太くて厚いパッド入りのウエストベルトとチェストストラップ付きです。重い荷物によるバッグの揺れを防ぎ、身体への負担を軽減します。

ショルダー左側にはD字型のリングとフックがついています。

右側にはD字型リングのみです。

胸に合わせるチェストストラップにはフックと荷物量に合わせてバランスを整えることができます。

重い荷物にも耐えられるように持ち手も頑丈です。

両サイドには二ヶ所に長さの調節が可能なコンプレッションベルトがついています。ワンドポケットやストックホルダーとしても多彩な機能を備えています。

ここでウエストベルトについて余った長さを折りたたむ本来の使い方ではありませんが、付属のゴムで少し裏ワザ的なことをお伝えします。

このまま余らせると、例えば電車の中で隣に座る人の邪魔になる場合も。

先端を持ちます。

縫い付け糸より長めに一折りします。

一折りしたところを基準に二折り、三折りと巻き込みます。

ゴムがあるので止めます。

私の場合はウエストベルトは最後までギリギリに巻き込みます。その方が周囲への配慮ができますし、隙間に入り込んだ時に引っ掛かりも予防できます。ウエストベルトはあってもこのゴムが付いているブランドは少ないのではないでしょうか。

500mlのペットボトルが収納可能なドリンクホルダーとしても使用できます。これらのポケットが充実しているから小物の整理がしやすく、必要なアイテムをスマートに取り出すことができます。 実用面も十分担保されます。

さすがミリタリーラインのブランドです。無駄がなく、理にかなった設計です。

耐水力を実証

60cm×34cm×24cm重さ1100g背渡り43cmです。背中にどっしり背負えるバックパックです。素材はナイロン100%ですが、折り曲げと耐久性が高い1000デニールのナイロンを使用しています。

ミリタリーアイテムやアウトドアアイテムとしての屋外での活躍が考えられます。街中だと突然の雨にどれだけ耐えられるかも想定されます。

霧吹きを使って簡単な実験をしてみましょう。

霧吹きを使って水滴が本体につくぐらいシュッと吹きかけます。

本体にモヤがかっているのが霧吹きから出た水分です。雨蓋からご覧いただきましょう。

このぐらいの水滴が裏側をめくると

浸透していません。水にデリケートなものでも安心ですね。もう一度、今度は本体に霧吹きしてみます。

水がしたたるぐらいに吹きかけてみました。

内部に浸透していないのがお分かりかと思います。写真下側の縫い目が先ほどの左下にあるゴムアジャスターのところです。

購入時期から三年

2014年5月の下旬ごろに購入しました。3年以上経過しますが、ロゴ部分の刺繍糸に日焼けが目立つ程度です。

赤がかっているのが日焼け部分です。前述したときの本体部分の写真で気になった人はいますでしょうか。そのぐらいのレベルで、現在に至っても現役に使用しています。雨の日でも、アスファルトやコンクリートの上に置いたこともあります。

使用感はあってもナイロン生地には摩擦によるダメージがありません。そのぐらい耐久性が高くて長く使えるものです。

値段は定価1万8360円(税込)ですが、10年近く使えるバックパックではないでしょうか。下記商品リンク先、アマゾンではお得になっていますね。

タウンユースや旅行や趣味で運動される方におススメしたいです。