カズユキクマガイのチュニックシャツはモノトーンなのに地味にならない優れもの

夏場に白シャツに黒スキニーパンツといった定番コーディネ―トも悪くありませんが、ともすれば、華やかさを欠き、季節感のない印象になってしまいます。とはいえ、筆者のように日頃からモノトーン中心の人間にとって、いきなり色を取り入れるのもなかなか億劫です。そこで今回レビューするアイテムは、モノトーンでありながら、ボーダー柄で脱地味が進むチュニックシャツです。

モノトーンなのに地味にならない

不規則なボーダー柄・スリットの入った首元・ボディ中央を一直線にはしる袋縫いがデザインのアクセント。カラー展開はブラックボーダーとホワイトボーダーの二色、サイズ展開はS,M,Lの3サイズで筆者はブラックボーダーのLサイズを購入しました。

まず首元にはこのシャツの一番の特徴であるスリットが入っています。首回りはトップスで最も目立つ部位です。そこにスリットを入れることで、UネックでもVネックでもない、なんともいえない独特の雰囲気を放ち一枚で着ても様になるルックスとなっています。

カラーはブラックながら織り方で不規則なボーダー柄を表現した絣柄とリネン特有の光沢感により、生地自体に陰影がつきやすいため地味な印象はまったくありません。ノームコアからの脱皮として、モノトーン中心の着こなしの方でも取り入れやすいアイテムとなっております。さらにボディ中央とサイドが袋縫いされており縫い目が目立つようにデザインされているため、シャツ自体に立体感があります。

ゆとりあるシルエットと清涼感ある素材で真夏でも快適

リネンコットン混紡素材の適度なハリとゆったりとした身幅により体型が浮き出ることはありません。夏場でも快適な通気性も確保しており、モノトーンな見た目と反対に清涼感あるアイテムに仕上がっています。なんといっても、ゆとりあるシルエットとリネン混紡素材の相乗効果で風が体を通り抜ける「涼感」を味わえます。

ただし生地に伸縮性はまったくないので、ジャストサイズで着ると動きにくいです。大きめには作られておりますがサイズ選びには注意してください。ちなみに176㎝、75㎏の中年体型の筆者でLサイズを着用しておりますが、Mサイズを試着した際は肩回りの生地が張って腕を上げにくい状態でした。

ドロップショルダーではありませんが身幅を広めにとっているのでモノトーンながらリラックス感のある着こなしができます。ちなみに袖丈の長さは約25㎝程度とユニクロの半袖YシャツLサイズとほぼ同じ長さで腕回りの太さもほぼ同じです。

裾はスリット入りのため腹回りが着ぶくれすることなく着ることが出来ます。また裾の長さが前後で異なるのでタンクトップなどのレイヤードが格好良く決まるのもポイント。インナーにロングタンクトップを合わせれば崩れ始めた腹回りとお尻まわりを完璧に隠すことができるので、筆者のような30代以上のスタイルが崩れ始めた中年男性には体型隠しのために大変役立つアイテムです。

伸縮性や機能性のあるTシャツに慣れている方は注意

先にも少し説明しましたが、生地素材の性質上伸縮性はまったくないため人によっては着脱しにくいかもしれません。また洗濯の際は、リネンコットン混紡素材のためコットン素材と比較すると皴になりやすいです。干す前に引っ張って伸ばすようにすれば目立った皴は付きにくいですが、ユニクロ等で発売されている皴になりにくい機能性を備えたTシャツと比べれば洗濯後のケアが必要となるアイテムです。とはいえ生地自体は大変丈夫なので家庭洗濯では洗濯機の通常行程である「洗い・すすぎ・脱水」で大丈夫です。

値段は定価2万2680円(税込)とシャツとしては大変高価ですが、現在セール中のため半額1万1340円(税込)で購入できます。セールでも1万円以上ではありますが類似品のないアイテムですので、真夏でもモノトーンコーデがしたい方、体型を隠したい方に特にお勧めです。

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2019.04.18
モリー

この記事を書いた人

モリー

身長176cm 体重72kg 靴27.5cm(USサイズで8.5~9)

週1日の休日おしゃれの為だけに、ほぼ毎日仕事帰りにユニクロから伊勢丹までウォッチメンする3児の父。中年太りを誤魔化すコーデを日々研究中。