ハットを被るか、キャップを被るかでコーディネートの印象はさま変わりします。ハットであればドレスライクに、キャップであればカジュアルに。頭にどんなアイテムを着用するかというのはコーディネート全体を考える上でとても重要です。
ダブルネームの本気が見られるアイテム
今回レビューするアイテムは、日本のデザイナーズブランドである「カズユキクマガイ」が日本の帽子メーカー「キジマタカユキ」に別注したハットです。
こちらはブランドの2017年秋冬の正規取扱店のHPの画像ですが、モデルがハットを被っています。メインの写真にハットを被ったモデルを採用するということは、それだけブランドがハットに力を入れているということでしょう。
今回の商品は、カズユキクマガイがトップ画像に持ってくるアイテムを、日本を代表する帽子メーカーに制作を依頼しているため、かなり完成度の高いものとなっています。
アイテムの詳細をレビュー!
素材はリネン100%です。ウールほど温かみのある素材ではありませんが、リネンをツイードのように厚く粗く織ってあるので、秋冬用の見た目です。
つまり、春夏にはあまりオススメできないアイテムです。リネンとはいえ、黒はどうしても季節感を損ねてしまうので、素直に麦わら帽子のほうが季節感はだせるでしょう。
のっけからデメリットを記載してしまいましたが、このアイテムのいい点は形を自分の好きなようにアレンジできるところです。写真のように頭の部分とつばを少しクシャッとつぶしてから被ることもできます。
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また、形を整えてフォーマルな雰囲気にすることもできます。
![](https://fuku-labo.com/wp-content/uploads/2018/02/image4-16-e1519133075172.jpeg)
遠くからは見えづらいのですが、リボンがついていて、ワンポイントになっています。
![](https://fuku-labo.com/wp-content/uploads/2018/02/image5-16-e1519133088249.jpeg)
実際に使ってみた感想
このアイテムは1~3の3サイズ展開です。著者は頭が大きく、フリーサイズのベースボールキャップの場合、アジャスターを最大まで広げても入らないことがあります。そんな頭の大きな私でも、サイズ3ならジャストフィットで被ることができました。
また、秋冬用ハットを購入した感想ですが、メンズファッションはカジュアル寄りよりもドレスライクにしたほうがおしゃれに見えます。筆者はこの法則を知って以来、ワードローブに黒スキニーやチェスターコートなど、ドレス寄りのアイテムを増やしました。
メンズファッションに敏感な方は同じようにドレス寄りのアイテムをたくさん持っているかと思います。ハットも同じくドレスライクなアイテムであり、最初にも述べたように、カジュアルなコーディネートを一変させてくれるものです。
つまり、カジュアルなワードローブの方にこそ向いたハットなのです。筆者の場合、秋冬ワードローブのほとんどがドレス寄りなアイテムであるため、ハットをかぶるとキメすぎになってしまいます。
公式の画像では、ドレスライクに合わせていますが、やはりちょっとキメすぎな感じがするはずです。ワードローブがカジュアル寄り方はぜひ購入を検討してみてください。
![](https://fuku-labo.com/wp-content/uploads/2018/02/image6-15-e1519133109513.jpeg)
写真では見えづらいですが、1週間に2回ほど着用するのを2シーズン続けると、やや毛羽立ちが見られるようになりました。ヘビーユースというほど使用してはいないものの、毛羽立ちが見られるので、やや脆い素材なのかもしれません。
形を変えられるので、使いやすいハットではあります。税込で1万7280円(税込)と少しお高いのが難点ですが、カズユキクマガイがキジマタカユキに別注したハットというふうに考えれば良心的な価格かと思います。