夏でも快適!蒸れないキジマタカユキのペーパーキャップをレビュー

今回紹介するのはペーパーハットが代名詞の帽子ブランド「kijimatakayuki(キジマタカユキ)」に好感度セレクトショップ「ESTNATION」が別注をかけた「ペーパークロスキャップ」。個人的に好きなブランドと好きなセレクトショップなので特に気になって購入してしまったのもあります。素材使いや色も相まって夏場はかなりヘビロテできるアイテムになっていますよ。それでは詳細を見ていきましょう。

どんな着こなしにもマッチするベーシックな形

Bland:kijimatakayuki(きじまたかゆき)
Item:ペーパークロスキャップ
Colar:ホワイト
Price: 1万2960円

この「ペーパークロスキャップ」はかなりスタンダードな形をしています。今流行りのローキャップの様にトップが浅いワケではなく、かといってニューエラの59FIFTYのように深いワケでもありません。被り方によってはストリートにもなるし、セットアップなどのフォーマルなファッションの崩しなどにも使える万能なキャップだと言っておきましょう。

僕が選んだカラーはホワイト。このほかにブラック・ネイビーの展開があります。キャップに限らずなんですが、帽子の色って髪の色である黒に近い色味を選んでしまいがちなんですよね。でも1つでいいのでこういったおのずと視線がいく明るい色を持っておくことで全く違うコーディネートが作れます。着こなしの幅が広がるという意味でもホワイトは特におすすめなんですね。

帽子のつばも長すぎず、短すぎずなちょうどよい長さ。あまりに長すぎるとストリート感が強くやんちゃな雰囲気にもなってしまいますし、短すぎると似合う似合わないがあるので実は難しい部分でもあったりします。そこをベーシックな形にしているのは使いやすさを考えたかなり意味のある事かと。

また、つば部分が水平ではなく、少し丸みがかっているのがわかるでしょうか。真っすぐのつばよりも顔に馴染みやすく使いやすいキャップになっているんですね。

(黒つぶれしていたので少し画像の色を薄くしています。)

自分の持っているニューエラと比べた物になりますが、トップの高さがそこまでなく、どちらかというとかぶりが低めになっているというのが分かっていただけるでしょうか。つばも曲がっているのでより立体的に見えるかと思います。

後ろのサイズ調節できるベルトには柔らかさのあるホワイトの牛革を使用。色をホワイトにすることで統一感を出しているのはさすがですよね。チープさが出ないように牛革にしているのはほんとにポイント高めです。

バックル部分も安っぽくない光沢感のあるステンレス(公式サイトでも明確な記載はありませんでしたが、磁石にくっつきにくかったのでステンレスだと思われます)を使っているので高級感があります。ほんとにこの辺りで手を抜かないかが全体の最終的な出来栄えの差になってくるので細かいところまで作りこまれたディテールになっているかと思います。

額部分から後頭部にかけてきちんと汗止めが付いているのも良い点ですね。また、汚れが目立たないようにグレーの布にしているのでしょう。

名前通りの「紙」を使用した素材

さて、ここからがこのペーパークロスキャップの一番特出すべき点。それは「ペーパー」という名前の通り紙素材から作れた帽子になっているという事です。「Kijimatakayuki」はこの素材を使ったハットで人気に火が付き、世界でも人気のあるブランドになりました。

そのハットの話になるのですが、ハットが人気になった理由のひとつとして折り曲げて持ち運びできるハットだったことがあげられます。丁寧に扱う事が基本とされるハットは、持ち運びには向いていないアイテムとされていました。しかしながら、折りたたんでも大丈夫な素材「紙」だったからこそその手軽さが相まって人気が出たんですね。

といって触ってみないとどういった素材か分かりにくいでしょうが、雰囲気としては麦わら帽子に近いものだと言っておきましょう。シワになりにくく、形状も戻りやすい、麦わら帽子を使うのと同じように使用できたハットだったんですね。

そんなワケでこのキャップもつば部分を除いては折り曲げても大丈夫な素材。使わない時はリュックの中に入れても全然平気です。帽子を何種類か持ち運びたい旅行などにも重宝するでしょう。僕はキャリーバックの中に入れて持ち運んだこともありますが、型崩れすることなく使う事が出来ています。

そしてこの素材のもうひとつの特徴が、軽くて通気性が良いことです。夏でも蒸れることなく快適に被ることができるので、ホワイトの色と相まって夏の着こなしにはものすごく活躍してくれます。

アップで見るとこんな感じ。通気性が良さそうなのが目視でも確認できます。ここまでで「紙素材ってすぐにダメになるんじゃないの?」と気になった方もいるでしょう。これは触ってみると分かるのですが、元が「紙」とは思えない丈夫そうな素材であることが分かります。上でも言いましたがまさに麦わら帽みたいな素材感です。今年の夏はかなりの頻度で使いましたがくたれたり、ほつれたりといったところはほとんどありません。来年以降も問題なく使い続けることができるはずです。

ひとつだけ問題があるとすれば、素材が「紙」からできているので洗濯ができないということです。クリーニングが不可能との記載もあります。これは汗をかく方にとっては大きな問題になりそうですね。通気性である程度カバーはできるでしょうが、5年・10年と使う事は厳しい素材かもしれません。今のところ大きな汚れなどもありませんが、雨に濡れても良くないことを考えると使いどころは狭まるかもしれませんね。

終わりに

以上「kijimatakayuki」の「ペーパークロスキャプ」について紹介しました。サイズはワンサイズ展開で
高さ:10.5cm
頭周り:57.5~61.5cm
つば:8cm
となっています。

自分の頭のサイズとしては大きくもなく小さくもない方だと思っているのですが、バックに調節可能なベルトもついているのでサイズフリーで使う事ができるはずですよ!

僕としては白いキャップにかなりの新鮮さを覚えたので、もし手に取っていただけるとしたら「ホワイト」を押します。値段はキャップにしてはなかなかのものですが、トレンドも気にせず使い続けることのできる物ですよ!

ではキャップ選びの参考になれば幸いです!

それでは。