腕時計ブランドknotは組み合わせ自由なスクエアタイプがオススメ

knotは文字盤とストラップを自由に組み合わせ、何千通りもの組み合わせのできる時計ブランドです。今回は文字盤がスクエアタイプのものをご紹介します。

フラットでスクエア型のフォルム

まずは外観。筆者の選んだのは文字盤が黒、ケースがシルバーのタイプです。寸法は幅が約30mmで、薄さは6mm。画像のとおり、薄く目立ちにくい仕様となっています。ムーブメントはクオーツ。

こちらは一般的で安価なCASIOのビジネスウォッチですが、こちらの厚さは10mm。わずか4mmの差ですが、実はこの差が大きいのです。洋服次第ですが、特に春や夏、そしてスーツ姿では手首を露出する機会は多く、先端のため目立つ部分です。

手首にゴツゴツしたものがあると違和を感じやすいところですが、今回ご紹介するknotの文字盤は薄いため悪目立ちしません。同じくミニマルデザインで人気のSKAGENの薄さは8㎜なので、印象としてはイメージしやすいかもしれません。

ビジネスシーンでオススメなのはミラネーゼメッシュストラップ

筆者はすでに文字盤を3つ、ストラップを20種類以上集めているのですが、こちらのスクエアタイプは四角い形、そしてカラーが黒と、ビジネスでの使用を念頭に選びました。先ほどの薄さであったり、スーツで主に使われる黒を主体としたカラーリングなので、ビジネスに合う組み合わせです。

画像は黒のミラネーゼメッシュストラップと合わせたものですが、筆者の実感として職場で褒められるのはこういった無難ながら堅実な印象の合わせ方でした。

カジュアルな場面ではこのように

これまでご紹介した通り、この文字盤はビジネスシーンに合ったものです。では、ビジネスでしか使えないかというとそうではありません。こちらはオレンジのNIRONストラップと合わせたものですが、先ほど載せたミラネーゼメッシュの組み分わせとは印象が変わったことが一目瞭然かと思います。

黒一色で統一した組み合わせはビジネスの場面ではコーディネートを邪魔せず、落ち着いた大人の印象を与えますが、knotの場合はその心配は少ないものの、街着の場では仕事用の時計を流用したと捉えられてしまう可能性があります。

そこで思い切って逆のトーンのものを合わせるのがおすすめです。ミラネーゼメッシュは色は黒、素材はメタルですが、このストラップはネオンカラーのオレンジと素材はナイロンと、真逆の志向です。

筆者は着せ替え用のストラップを常に持ち歩き、昼間はミラネーゼメッシュ、退勤後はカジュアルなストラップに着せ替えるといった形で楽しんでいます。

素材で遊ぶなら組紐もおすすめ

knotは日本の職人の仕事をストラップに落とし込む手法が得意です。こちらは京都の伝統芸のひとつである組紐を用いたストラップです。文字盤の堅い印象とは裏腹に、ストラップ次第で表情が変わることがお分かりかと思います。

なお、このストラップは素材の凹凸があり、カラーリングも明るいトーンのものが多いため、街着に向いたものかと思います。他方、汗を吸い込みやすいため定期的に石鹸などで手洗いすることをお勧めします。

変化球 限定品だがこんなアプローチも

また、カイハラデニムのストラップと合わせるのもおすすめです。非常に硬いデニム生地でできたストラップで、冒頭でご紹介したミラネーゼメッシュストラップとは反対にカジュアルな印象が強いです。

合わせ方に工夫が必要ですが、こういった難しいアイテムをどう合わせるか考えることもファッションの1つの楽しみ方ではないでしょうか。4月17日現在、限定品であり在庫はほとんどないようですが、入手できることがありましたら一度チェックしてください。

デニムジーンズと同じく使い始めは固く締め付けがきついのですが、だんだんと自分に馴染んでいくことが実感でき、愛着がわきます。以上、knotのスクエアタイプ『SQUARE SMALL SECOND』をストラップと併せてご紹介いたしました。

はじめに記載したとおり、何千もの組み合わせが可能です。文字盤だけ確認すると固い印象となりますが、ご紹介したとおり印象はいくらでも変えられます。knotで揃えると何本も時計を持つよりも何通りもの組み合わせを安価で済ませられる上、中間業者を省くことで高クオリティを実現したブランドです。

東京・吉祥寺や横浜・元町などに店舗がありますが、オンラインショップでもカスタムオーダーが出来ますので、ぜひ試してください。価格は2万520円

まるかわ

この記事を書いた人

まるかわ

身長:165cm 体重:73kg 靴:25.5cm

MB理論とこんまりの「ときめき」を軸に日々まとうものを選択している。街着やビジネスカジュアルの中で「ときめく」「TPOに合う」服装を研究中。