和服。日本で暮らしていても、憧れる服装ではないでしょうか。
日常生活で和服に触れる機会がほとんどなく、目にする機会と言えば、お祭りや花火大会くらいです。和服で歩いている人がいると、つい目で追ってしまいますよね。現代では日常生活での服装ではなく、非日常の服装であるという印象ではないでしょうか。
「和服には憧れるけれど、特別感があって、なかなか手を出せない」。そんなあなたに、日常生活でも使える、手軽な和服をオススメします。
手軽な和服「チノばかまAIR」とは？
今回は、こう吉の「チノばかまAIR」7990円（＋税）を紹介します。
こう吉というお店は、呉服や和装小物、リサイクル着物などを取り扱っている着物屋です。江戸末期の創業当初は、染物業を行なっていましたが、九代目の現在では、着物屋として熊本県に店舗を構え、オリジナル商品のネット通販も行なっています。
ネット通販でも、和服は数多く販売されていますが、こう吉の「チノばかまAIR」は手軽に使えるよう手を加えられているので、和服の入門にはうってつけです。
生地の素材はチノクロスを使用しており、綿70％、ポリエステル30％で構成されています。チノクロスは丈夫で肌触りのいい素材であるため、着用したときにサラッとしていて、またある程度の張りがあるので、足にまとわりつくような感覚はありません。
また、速乾性が高いポリエステルを配合していますので、家庭でも洗濯でき、生地が縮みにくくシワができにくい構成になっています。
気になるサイズ感ですが、紐で調整ができるので、ウエスト70cm～90cmのフリーサイズ対応となっています。紐が緩かったらずり落ちてきますので、しっかり結んでおく必要があります。
また、股下は65cmですが、ウエスト位置が任意に調整できるので、様々な丈を楽しめます。その他のサイズは、股上43cmスソ幅25cmワタリ幅51cm。身長177cm、体重64kgの筆者は、ウエストの紐がかなり余り、全体的にゆったりしています。
色の展開は、カーキやダークネイビー、オリーブなど暗めの落ち着いたものになっています。紹介画像は、筆者が購入していたインディゴは売切れになっていますが、色むらもなく綺麗な発色をしていました。
現在在庫のある色も奇抜な色味ではないので、どの色を選んでも日常生活に取り入れることが出来るでしょう。その中でも、暗い色味のダークネイビーが、様々なトップスに最も合わせやすい色みですのでオススメです。
トップスは意外とどんなものでも合わせることができ、シャツを着るだけでもサマになります。はかまにブーツなども意外と似合います。
日常生活で使いやすい特徴
昔ながらの和服とは違い、現代の日常生活に使用できるように、ズボンの特徴を取り入れています。前にファスナーがついており、トイレの際には非常に役に立ちます。目立たないように同色のファスナーを使用しています
両サイドにはポケットがついています。筆者はポケットが無いと思い込んでいたくらい、主張しないポケットです。
紐の取り扱いに注意
さて、この「チノばかまAIR」ですが、使用するには慣れが必要です。着用するときには、前紐と後紐を結ぶ必要があり、慣れるまでは着用に少し時間がかかってしまいます。洋服のパンツと比べる、どうしても時間はかかります。脱ぐときにもそれは同様です。
最も重要なデメリットは、トイレへの慣れです。前にファスナーがついているので、小のときは問題なく済ますことができます。しかし、ズボンのようにズラすことはできませんので、大のときがかなり大変です。
後紐をほどくと、それが床に垂れ下がってしまう。それで、悲しい思いを何度したことか。
トイレ指南
上の画像のようにお尻を出す方法としては、後紐をほどいて、紐をポケットにしまう。これで便座に座ることができます。しかし、初めてやろうとしてもなかなかうまくいきません。
お出かけする前に、念のためにご自宅で、確実にできるように練習を行う必要があります。
後紐をほどき、紐をポケットへしまいます。
後紐が出てこないように、ポケットに押し込みます。
お尻を出せば準備完了です。
「和服には憧れるけれど、特別感があって、なかなか手を出せない。」そんなあなたに、こう吉の「チノばかまAIR」。デメリットは慣れが必要なくらいですので、思い切って挑戦してみるのはいかがでしょうか。
日常生活で使える手軽な和服を身に付けて、憧れの扉を開いてみませんか？
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