リベンハムの腕時計「クリエイターズプロジェクトシリーズ」は身につけるアート

文字盤がアーティスティック

リベンハムはスイス生まれの時計ブランド。特徴はなんといってもこの文字盤です。ラインシャフトというモデルなので、通常であれば無地にバーインデックスのシンプルな文字盤ですが、デザイナーズプロジェクトと銘打たれたシリーズで文字盤がデザイナーによって変更されています。

今回紹介するモデルはユニクロやGUなど多くのロゴデザインやブランディングを手がけている佐藤可士和によるもの。白い文字盤には大きく黒で「earth」の文字がデザインされ、モノトーンでシンプルながらとてもインパクトのあるデザインになっています。

バーインデックスは細身のシルバー、時針と分針は黒の細いもので文字盤のデザインを損なわないよう配慮されています。文字盤がモノトーンで構成されているのでブランドロゴと秒針の赤がアクセントとして効いています。また時計の針の中心が真ん中よりやや右にずれています。このちょっとずれているというのもいい雰囲気があっていいですね。

直径は42mmと大きく、文字盤がよく目立ちます。厚さも役13mmと厚くなっているので身に着けると存在感がありますが、ケースのデザインがシンプルなのでものすごく目立つわけではありません。ただこの文字盤は時計としては時間がわかりづらいという欠点があります。細い時針と分針、デザインに埋もれるようなバーインデックスなので仕方がありません。時計はアクセサリーと割り切り、時間はスマホで確認しましょう。

(文字盤。earthの文字が目立ちます。)

(側面。ケースの厚さがわかります。側面にはブランドロゴの刻印。)

モダンなデザインなのに機械式という意外性

デザインフルな文字盤のモダンな時計なのでクオーツ式だと思いきや、実は機械式です。しかも自動巻機能つきの本格的なものです。これはこのブランドのコンセプトの一環で人の自然な動作の中で時を生み出すというもので身につけて動くという自然な動作によって駆動するように自動巻を採用しているそうです。https://libenham.jp/

自動巻の利点は電池交換が必要ないことと修理すれば何年でも使用できることです。このようなモダンなデザインの時計をオーバーホールをきちんとすれば100年後にも残すことが可能です。この時計はそのほかにもユーザーに優しいポイントがあります。その一つがリューズの位置。普通の時計はリューズの位置が右側についています。右利きの人は左手に時計をつけるので手首を曲げた際にリューズが当たり痛い時があります。しかしこの時計はリューズが左側についています。リューズの出っ張りがかなり低く抑えられているので他の時計よりも当たりにくくなっています。もちろん、右手につけても左手につけても問題ありません。

またこのモデルのみ曜日と日付のインデックスがついています。5時方向に小さな窓でついているのでちょっと見にくいです。ただこの曜日の表記がおもしろく午前0〜4時の間は英語の略語表記、午前4時から曜日が変わるまではスペイン語の略語表記になります。最初は表記が読めずなんのことかと思っていたのですが、このちょっとした遊び心は筆者のお気に入りポイントの一つです。

(背面。機械式の動きがわかるようシースルーになっています。ここでも中心がずれているのがわかります)

(リューズ。リューズにはブランドマークがレーザー刻印してあります)

(曜日のインデックス。こちらは英語)

(こちらはスペイン語。最初は読めませんでし。)

まとめと補足

今現在この時計は新品が販売されていません。筆者は5年前に1万円で中古品を購入しました。標準のラバーストラップはすぐに破損してしまいました。ラバーストラップは経年劣化が起こりやすいので中古で購入される方は注意が必要です。ただこの時計ケースのデザインが非常にシンプルなのでレザーのストラップも非常にあいます。筆者はネイビーのレザーバンドに交換して使用しています。繰り返しになりますが、この時計は時間がわかりづらいです。

時間を見るための時計なら他のアイテムを使用した方が視認性もいいのでオススメします。ただこの時計にはデザインフルな文字盤という他の時計にはない大きな魅力があります。自然に身につけられるアート作品と言っても過言ではありません。あまり見る機会はないかもせれません、もし見かけた際はぜひお手にとって見てください。きっと気にいるはずです。身に着けるアートを是非体験して見てください。

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2019.09.20
永田朋之

この記事を書いた人

永田朋之

身長169cm 体重70kg 靴27.0cm

シンプルでクリーンなファッションが好み。自分の体型をごまかす着こなしを日々考えている36歳。趣味は洋服のリメイク。