【現役美容師が判定】ネットで話題の「ロレッタ」ハードゼリーは評判のとおり大容量でセット力も抜群

ヘアスタイリング剤を選ぶとき、ネットで評判が良いものや、美容師のオススメを使うことが多いのではないでしょうか。今回紹介する「ロレッタ ハードゼリー」は、ネットの口コミや美容師業界での評判も高く、ジェルタイプのヘアスタイリング剤としてロングセラー商品です。筆者はこれまで縁がなかったため、今回が初購入。使用感など詳細をレビューします。

使用感は?

手に取るとこんな感じです。材質はジェルとしてはかなり緩めの部類でプルンとした弾力も弱めです。髪につけてみて最初に思ったこととしては、「伸びと馴染みがとてもよい」ということ。粘性が低くベタベタしないタイプのテクスチャーで、水分量が多く髪の毛にもつけやすい。安価な他のジェルと比べてもスッと浸透するような感覚があります。ヘアセットにおいて「スタイリング剤をよく馴染ませる」というのはとても大事な部分。これが出来ないと髪型全体の見た目にムラができてしまったり、キレイに質感を作る事ができなかったりと剤の効果を充分に発揮できないのです。上手にヘアスタイリングをする上で重要なポイントなので、お客様にレクチャーする際にも口をすっぱくしてお伝えする部分になります。

筆者は髪の量が多く、現在パーマをかけています。ハードなスタイリング剤は、ジェルなら途中で乾いてきてベタついてしまったり、ワックスなら絡まったり固まりになってしまったり、髪に長さがあることも全体に行き渡らせるのが難しいケースが多いのですが、こちらの商品の場合はかなりスムーズでした。

またセット力という部分で混同しやすいところなのですが、粘性が低めのジェルの場合はワックス等と違って毛束を立ち上げたりといった「形、シルエットを作る力」がほとんどありません。乾くまでは形が固まらないのです。ボリュームを出したり、シルエットをキメるにはドライヤーやパーマのサポートが必要なので、その点は注意が必要です。

朝は忙しく、どうしてもヘアセットの時間が確保できない、準備が間に合わないこともあるでしょう。そんな場合は「ジェルをつけてからドライヤーで固める」という荒技も可能。こうすればかわかしながらある程度形を作ることができます。この技は髪が濡れてる状態からでも使用可能。パーマヘアととくに相性がよいです。濡れてる髪だとスタイリング剤がとてもよく馴染み、よりカールしっかりだすことができますのでおすすめになります。

仕上がり感とキープ力

こちらが仕上がりの写真です。

一日仕事をしてから撮影をしたものになりますが、全く崩れないほどバッチリ固まっています。触るとカチカチです。セット力、キープ力に関しては他のスーパーハードジェルに比べてもより強力なものとなっています。つける量で少し質感が変わることも説明しておきましょう。上の写真が毛束をしっかりとウェットになるくらい、多めにつけたもの。下の写真は少なめの剤をよくなじませたものになります。

多めにつけると付け入る隙もないほどがっちりさたハードな仕上がりに。こちらは真夏の外出で汗だくになってもセットが崩れませんでした。少なめだと少しふんわりした仕上がりで、柔らかさを感じます。いずれにしても強力なセット力とキープ力で1日持たせるには充分。求める質感やTPOに合わせて使い分けるとよいでしょう。

質感に関しては、良くも悪くもジェルらしあか感じでツヤがある。前述の伸び馴染みの良さからヘアスタイル全体でのムラが出来にくいので、仕上がりがカッコよくなりやすいです。特別な質感や特筆すべきポイントは感じませんが、セット力、キープ力、伸び馴染みなどの面で安価なジェルの一歩二歩上をいってるようなイメージです。まさに「高性能なジェル」という表現がピッタリではないかと感じました。

コストパフォーマンスについて

この商品が人気のポイントのひとつに「大容量」であることが挙げられると思います。サロン専売品のジェルでもっともポピュラーな価格帯は100gあたりで2000円前後かと思いますが、こちらは同価格帯にも関わらず300gもの大容量。圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。高額なスタイリング剤は使う際にも使用量を気にして、チマチマ使うようなことになりがち。これは意外とストレスに感じる方も多い部分です。そこで気兼ねなくたっぷり使えてしかも高品質、高性能。多くの人がこの「ロレッタ ハードゼリー」を支持するのは筆者としても非常に共感できる部分であります。

香りもいかにもジェルっぽいイメージのものとは違って、ローズ系の優しい香り。気になる方にはうれしいところ。ちなみにつけてしまえばほとんど感じることはないくらいの、ほのかな香りです。

価格は300gで2200円(+税)。ロングセラーなので、いろいろなところで購入可能です。ネットやディスカウントショップでしたらもう少しお安く手に入ることも多いと思います。気になる方は試してみてはいかがでしょうか?