筆者は以前、Tシャツのインナーにはなにも着ていなかったのですが、タンクトップを着ることで服の寿命が延びるというメリットを知って以来、オールシーズン使っています。ルイスのタンクトップも平日は仕事着なので、休日のみの使用ですが、２着を約2年、毎週着続けたのでその結果をレビューします。まずは、デザイン、サイズ感、素材などから見ていきましょう。
リブによる男らしさの演出
まずはデザイン。このリブ編みです。リブ編みは伸縮性があるので、体にフィットします。たとえば細身の体でも男らしく感じさせてくれるでしょう。とはいえ、タンクトップ1枚で外を出歩く機会はありません。
筋骨隆々であれば考えなくもないかもしれませんが、リブ編みのタンクトップを着ると細身の筆者であっても体つきがよく見えるため、つい外出してみたくなるほどです。
次に肩の部分。タンクトップのデザインとして差が出る肩幅は3.3cmです。筆者が仕事の時に使用しているエアリズムメッシュタンクトップの肩の部分が4.5cmなのでこの数ミリの差が体型をよく見せる秘訣なのかと思います。
一方リブ編みのデメリットとしては下着感が強くなることです。Tシャツの裾からチラ見せする場合特に白だと下着がだらしなく出ているように見えかねないので、面積には気をつけたいところです。
ちなみに商品名の丸胴とは通常の衣類によくある脇腹付近の繋ぎ目がなく1枚仕立てにしてることです。これによって縫い目が肌に当たらないので着心地が良くなってます。
リブタンクトップの欠点を補う丈の長さ
次にサイズ感です。この商品のサイズ展開はフリーサイズ一点のみです。リブ編みなので生地が伸縮してあらゆる体型にフィットするようになっています。そして着丈は71.5㎝と長め。リブタンクトップの欠点として体にフィットするゆえ着ながら動いていると裾が段々上に上がってきます。
フィット感だけで選び短い丈だとTシャツのなかでヘソ出しルック状態になってしまうのですがこの商品の丈の長さなら上に上がりづらく、また上がってもほとんどの人がベルトラインより上にいくことはまずありませんので快適に着れます。
裾を思い切り伸ばした状態ですがベルトが浮き出てるので長さが分かりやすいかと思います。
肌触りのいいTシャツと同じ生地。
続いて素材を見ていきます。コットン100%の生地はLui’sのショップ店員によると、ドメスティックブランドのLAD MUSICIANのTシャツに使われていたサクセスロッカーという名称の生地と同じ素材と工場で作っているそうです。
もともとLAD MUSICIANのファンでサクセスロッカーの生地のTシャツを愛用していた筆者は飛びつくように買いました。サクセスロッカーはツヤ感が強く滑らかで肌触りのいい素材で本当にコットン100%かと疑ってしまうほどの生地です。
黒い方がサクセスロッカーのTシャツです。タンクトップの方はリブ編みなのでTシャツに比べるとツヤが落ちてます。ここはセーターなどのニットと一緒で編み目が目立つほどツヤ感は損なわれていきます。しかし元々こんなにツヤがあって滑らかな生地だったのならリブ編みで体にフィットしても着心地がいいだろうと想像できると思います。
実際筆者は2年間毎週の休みはこれがないとテンションが上がらないくらい虜になってます。
タンクトップにこの値段を出せるかどうか
細かいところも見てみましょう。裾がスクエアに仕上がっています。タンクトップの裾は大体スクエアかラウンドの2種類のバリエーションだと思います。裾は服の中でも目立つ先端。ウンドタイプの裾が好きな人もいると思うのでここは好みが分かれるところ。
筆者は伸縮するリブであればスクエアで構わないと思っています。また、脇腹の繋ぎ目がないだけでなくタグもなく洗濯表示もプリントですので徹底的に着心地にこだわっていると言えます。
コットン100%なので普通に洗濯機でガンガン洗えます。筆者は一応ネット使用で洗っていますが2年経ってもほとんど劣化が見られません。トップの写真は洗濯直後なのでシワが寄ってますが干せば生地の重みでこれぐらいまでシワは伸びます。
先程比較に使ったTシャツも購入してから2年以上経っていますが相変わらずツヤは残っているのでへたりにくい素材です。価格は税込で4104円。「タンクトップに4000円は高いよ」と言われると思います。筆者もユニクロ以外のタンクトップはこれしか持っていないので最初高いと思いましたが、冬もヒートテックのインナーに着ているので本当に1年中休みの日に着ているのです。
1枚を毎週2年間着ているとしたら月に4回、年に48回、それを2年ですので約100回着てもまだまだ着れますし、コスパは高いと思います。このタンクトップを知ったからこそこれから他のブランドのタンクトップを買うこともあるかもしれませんが、Lui’sが通年で売ってくれる限り買い足したいと思います。
