程よいデザイン性が与えられるノーシューレースのスリッポン/マークジェイコブス

オシャレは足元からという言葉にもあるとおり上質なシューズを履いてこそコーディネート全体が引き締まるもの。

おしゃれな人はシューズ選びにも一目あるものです。今回は、コーデをバシッと決めたいときに使えるマーク ジェイコブスの上質なスニーカー「SOLID NAPPA CLASSIC ”ノーシューレース”オールレザースリップオンスニーカー」を紹介しましょう。

スニーカーから靴紐をマイナスすることでなしえるシンプルかつ上質なデザイン

このスニーカーの特徴は、レザースニーカーであり、かつ、その商品名のとおり“ノーシューレース”というところです。本来ならスニーカーにあるシューレース=靴紐がありません。このため、全体としては靴紐がなくシンプルな印象があります。

靴のアッパー部分には本来靴紐がつくはずの左右のパーツとシュータン(足の甲と靴紐の間にあるパーツ)があり、シュータンの中央には紐を通すためのパーツが付いています。これらの要素がアクセントになりシンプルになりすぎない、程よいデザイン性のあるスニーカーです。

両サイドから見たこのスニーカーは紐がないことでとてもシンプルなものになっています。靴底であるアウトソール部分も本体と同じく黒で、全体が黒一色であることもまたシンプルで落ち着いたデザインを演出しています。

真上から見た写真です。靴の内側の茶色部分は足を入れたときにも一部分がライン状にすこし見えます。黒のなかに茶色い細い部分が見えるため、ちょっとしたアクセントになっています。

デザインとレザー素材が相まって、このスニーカーは遠目からは革靴にも見えるほどのシンプルなデザインです。このスニーカーを履いていると友人・知人からは革靴じゃなくてスニーカーだったんだと言われることもしばしばです。

シンプルかつさりげないデザインが入った細部のつくり

かかと上部にはOの2箇所に切れ目が入ったようなマークが刻印されています。これは実はJを上下に組合せたもので、マークジェイコブスが2016年春夏以降使用しているロゴ「J, Marc.(J マーク)」です。

シュータン(足の甲と靴紐の間にあるパーツ)の上部にはMARC JACOBSのロゴが入っています。さきのJマークと同じく刻印で入っているため、遠目には殆ど見えないが近よると見えるという控えめなデザインです。

ロゴの説明をしたのでここでブランドの説明をします。マーク ジェイコブスは1986年、デザイナーのマーク ジェイコブスが設立したアメリカのファッションブランド。

マーク ジェイコブス自身はルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターを努め、ルイ・ヴィトンを老舗バッグブランドからファッションブランドに成長させることに大きく貢献したほどの実力者です。メンズラインは2000年にスタートするも、残念ながら2017-18秋冬シーズンで終了する予定です。

スニーカーの説明に戻ります。靴底は写真のとおりのフラットソールです。スリップ防止のためと思われる細かい六角形が規則的に配置されています。

靴底のラバーパーツは縫い付けて固定されており、低価格のスニーカーで見られる接着剤で固定するのみの製法よりも手が込んでおりまた耐久性も高いものです。

このスニーカーはシューレースがないので紐による締め付けができません。その代わりにシュータン部分が本体とゴムでつながれており、ゴムの収縮性で足を靴に固定します。このゴムによる足の固定はゆるくもきつくもなくちょうどよいあんばいです。

筆者は、通常の靴サイズは革靴でもスニーカーでも24.5cmで、このスニーカーのサイズは39を選びました。これでジャストサイズです。

インソールは着脱可能で、かかと部分にMARC JACOBSのロゴが入っています。インソールにはクッション性があり、先ほどのゴムによる足の固定方法と合わせ、とてもは着心地がよいスニーカーです。

こちらは、スニーカーの定番、アディダスのスタンスミスと比較した写真です。長さ・幅はスタンスミスとほぼ同様です。スタンスミスはスニーカーの中では細身のタイプであり、本アイテムも同じく細身スニーカーといえます。

参考までにこのスニーカーを24.5cmの革靴を並べてみると、革靴のほうが縦長であることがわかります。靴紐がなく装飾性が低いスニーカーとはいうものの革靴ほどの細身のシルエットではありません。

素材の革は商品名のとおりナッパレザー。ナッパレザーは強靭で柔らかく光沢があることが特徴です。履き込むことで靴ジワなどのエイジングが楽しめるのもレザーシューズならでは。今までに10回ほど履いて、この写真のようなシワが入っています。

このスニーカーはMARC JACOBSという高級ファッションブランドのアイテムであり、価格は5万6000円(+税)とスニーカーとしてはかなり高価な部類に入ります。ただし、ここまでに説明してきたように、細かい部分まで行き届いたデザインや製法、高級な素材などその価格なりの価値を有しています。

(付属の袋です。靴入れ用ですがちょっとした収納袋として使ってもいいでしょう)

シューレースがないレザースニーカーである本アイテムは革靴にも見えるほどのシンプルで落ち着いたデザインをしておりますが、細部を見ていくと遊び心があってマーク ジェイコブスの上質なデザインを味わうことができます。

普段スニーカーを愛用されている方はより大人のアイテムとして、また普段はローファーを履いている方は少しドレスダウンしたアイテムとして、このスニーカーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

バラバシ

この記事を書いた人

バラバシ

身長165cm体重58kg靴24.5cm47歳

イタリア的なファッションに惹かれつつもフランスもいいなとか多方面に手を出し被服費が家計を圧迫気味。最近はネイビーのアイテムに目がない。足が小さく服屋さんの靴ではサイズが合わないことが最近の悩み。