マルコモンドの柄ソックスで秋冬のオシャレを楽しもう。

そろそろ金木犀の香りがする時期でしょうか? あの香りで、筆者は本格的な秋の訪れを感じているのですが、今年は台風の影響か、肌寒くなる日が多かったと思います。なので、気分はもう秋めいています。

肌寒いというと、朝の情報番組で特集が組まれるほど、オフィスカジュアルまでアンクルパンツをはいてもOKというクールビズが流行りましたが、これからの時期、アンクルパンツを履くとくるぶし付近があらわになってしまいます。

素肌見せは、他人に寒いと影響を与えてしまいます。冬によく見かける女性の肩だけを出しているニットも、見ているこっちは寒いものです。当人は「寒くない」と大丈夫(と気取っている)かもしれませんが、おしゃれは客観性を大事にしてこそ成立するでしょう。

TPOのTはTime=時間ですが、そこには「季節」という意味も含まれているのではないでしょうか。そこで必要となってくるアイテムですが、それは靴下です。なぜ、靴下が重要かというと、先端には人の視線が集まりやすいからです。

人の視線が集まりやすいということは、そこをおろそかにはできません。全体のバランスが取れていても、靴下に目を向けた瞬間にあれ?何かおかしいんだけど…となってしまいます。先端の1つである足首の見せ方も怠らないことで、オシャレと差別化、その両立を図りましょう。

MARCOMONDEとは

ブランド名はかつて世界を旅し日本を黄金の国・ジパングとヨーロッパに伝えたマルコ・ポーロの「MARCO」と、フランス語で世界を意味する「MONDE」を合わせた造語です。

デザイナーの角末有沙さんがテーマとなる国を訪れ、その国の歴史や文化、民族等から受けたインスピレーションをデザインとしてアイテムに落とし込んでいます。

(黒ベースに大きな柄)

今期2017AWのテーマは「CANADA」です。https://goo.gl/wnk9uM

著者ははジグザグが特徴的な靴下を購入しました。デザイン部分をよく見ると、太いラインと細いラインで構成されています。推測になりますが、カナダでギザギザしたものと言えば、ロッキー山脈ではないでしょうか。

ロッキー山脈に雪が積もった様子をこの靴下で表現しているのかもしれません。こちらをセレクトした理由は、黒ベースに今期のトレンドカラーでもあるブラウンでデザインされているためです。大きいな柄ではありますが、ブラウンのトーンは抑えめで、靴下のベースは黒色です。

ボトムスと靴の間からこの柄がのぞくことで、脱地味になります。よほど主張の強いアイテムと合わせるとなると、この柄はマイナスに働くかもしれませんが、シンプルな服装にはちょうど良いアクセントになります。

柄の靴下だからこそ、編み方に注意

 

本アイテムは平編みといい、リブが見られません。平編みは礼服に用いられることの多い靴下の編み方で、シンプルでスマートな印象があります。シンプルな平編みに大きなジグザグした柄を持ってくることで、大人っぽい印象のあるアイテムをどこかカジュアルに崩しています。

バランスの取れたアイテムであるといえます。平編みと言いましたが、この編み方だとだと伸縮性が気になる読者もいらっしゃるかと思います。本アイテムはウール75%、ポリエステル24%、ポリウレタン1%で構成されています。

このウレタンが入っているのといないのとでは、大きな差があります。ウール100%のスラックスは伸びません。ボトムスにはテーパードの物もあるかと思いますが、ふくらはぎにぴったりのボトムスがウール100%だったと仮定すると、怖いものです。

なぜなら、ストレッチ性を確保できていないからです。ウレタン混のアイテム、例えばスキニーをお持ちでしたら、一度手で伸ばしてみてください。ほんのわずかでもウレタンが入っていることで、伸縮性は確保されます。

スネ・ふくらはぎを覆う部分にはリブがありません。ですが、口ゴム部(足を入れる部分)は普通の靴下同様にゴムのように締め付ける仕様になっています。その幅は小さいですが、この部分で靴下が下がってくるのを防止しています。

サイズはユニセックス(23-26cm)のみ。痩せ型で普段24.5cmの革短靴を履く筆者にとって、締め付けられている感覚はありません。

ボディー部(ゴムトップからかかと上部までの部分)の長さは22cm(筆者測定)です。筆者は足を組むことが多いのですが、その際、スネが見えることはありません。

秋冬のアイテムなら気になる、靴下の厚さはどうか

(本アイテム)

(普段スーツで使用しているアイテム)

上記のように、スーツで使用する靴下よりも厚いです。秋服用の靴下ですので、この点はありがたいですね。寒さを軽減させてくれそうです。靴によっては圧迫感を感じてしまい、足の指が痛くなってしまうかもしれませんので、その点は注意しましょう。

著者は柄の入った靴下を複数所持していますが、厚手の物・薄手の物に限らず、このようになっているものが多いです。本アイテムは土台となっている生地に刺繍のように糸を編みこんでいるため、裏側はこのようになっていますが、肌触りは決してゴワゴワすることなく、快適に過ごせます。

洗濯時の取り扱いに注意

読者の皆様は普段、どのように靴下を洗濯しているでしょうか?靴下は靴に直接当たる部分はダメージを負ってしまい、劣化していくものですが、くるぶし付近から上の部分は、綺麗に保ちたいもの。

筆者は本アイテムを洗うときはおしゃれ着を洗う時とも同等に、裏返しにしてネットに入れ洗濯しています。値段が2808円(税込)と高価なこともありますが、長く使いたい為でもあります。

オフタイムに使用するものを普段のようにゴシゴシと洗濯機で洗うのはいかがなものかと。ましてや、ボトムスと靴はしっかり手入れが行き届いているのに、アンクル丈の裾からのぞかせる靴下だけよれよれでは、魅せる意味がありません。

細部にこだわりすぎるのもよくはありませんが、お気に入りのアイテムこそ長く着用したい。昔、物を大事に扱え!と親からこっぴどく叱られましたが、来るべき時まで長く活用していきたい、そんなアイテムに気を使いすぎてもいいのではないでしょうか。

靴を履いた時のルックはどうなのか

靴下は基本的に全体のデザインが画像として挙がっていますが、実際に着用した際にどんな様子になるかまでは見せてくれません。ですので、実際に着用した際の見え方についてみていきましょう。

ここでは他人から見られることを想像した横からと前からの2通りのルックを載せていきます。

(側面視)

(正面視)

今回は靴下の柄がよく見えるように、ローファータイプの靴を履いています。革短靴になるともう少しくるぶし下の部分が隠れますが、くるぶし部分から上は、同様の見え方をするでしょう。

今回のように、黒ボトムスと黒靴に合わせれば、同系色のためそこまで足長効果も損なわれませんし、柄が入っているため、脱地味にも効果的です。今回はスラックス・革靴に合わせていますが、ビジネス感も感じません。

トレンドはノームコア(究極のシンプル)からタッキー(柄物×柄物の組み合わせ)に移行しています。トレンドが移行しているとはいっても、いきなり全身を柄物にするのは抵抗があるもの。さらに、トレンドはゆっくりと変化していきます。

まずは、このような小物で柄物を取り入れ、柄物に対する抵抗感をなくしていきましょう。さらに、秋冬は全身がダークトーンになりがちです。ビビットなカラーもトレンドではありますが、使い方によっては子供っぽく・スポーティーにみられてしまいます。

このアイテムで秋冬の着こなしにトレンドと色味を足してみはいかがでしょうか?読者の皆様もマルコ・ポーロのように、世界を旅行した気分を少し味わえるかもしれませんよ。

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