モダナイズされた誰にでも似合うミリタリー!markawareのファティーグジャケット

私は以前、markaというブランドのモッズコートについて説明しましたが、今回はMARKAWAREのファティーグジャケットについて紹介したいと思います。
前回記事「生涯使えるメンズモッズコートなら源流をモダナイズしたmarkaがおすすめ」https://fuku-labo.com/marka-mods-parka

ミリタリーアイテムのモダナイズを得意とする「marka / MARKAWARE」


https://goo.gl/fjzaBX

以前の記事でも触れましたが、marka / MARKAWAREというブランドについて説明したいと思います。

marka / MARKAWAREという2つのブランドは同じ会社で運営されています。共通してみられる特徴は、1つ1つのアイテムが、素材選びから縫製に至るまで、とてもこだわって作られているということ。

値段は正直言って高いものが多いですが、この2つのブランドのアイテムは「ずっと使えて、また買い直したい」と思わせるアイテムが多くあります。計算され尽くしたシルエットのシャツや、ミリタリーアイテム(軍隊で使われていた服)をモダナイズするのを得意としたブランドです。

markaがよりカジュアルなアイテムを販売していますが、今回はMARKAWAREからのアイテムを紹介します。

ファティーグジャケットの歴史、ディティールについて紹介

「ファティーグジャケット」は、ベトナム戦争時にアメリカ軍が使用していたジャケットです。そのモデルは4つほど存在しますが、細かい説明については外部サイトに譲ろうと思います(詳しく:https://goo.gl/qLeUJR

今回紹介するMARKAWAREのファティーグジャケットには、デザイナーの石川俊介氏のこだわりが細部に見られます。まず、石川氏は実際にベトナム戦争で使われていたファティーグジャケットを収集し、その細部を観察しました。

そのモデルの中から「1st、2nd」というモデルを参考に、自身が「最も街着として適切だ」と考えるデザインに落とし込みました。このサイトでも、石川氏のこだわりを見ることができます。https://goo.gl/SQxTDE

そういったモダナイズをしつつも、ミシンの縫い目の幅や、襟の取り付け方などの仕様は現物を忠実に再現されています。

ポケットの裏の部分。「糸がつながっている」というところまで現物を再現。


https://goo.gl/EpVJjk

上の写真は米軍レプリカのボタンです。米軍レプリカの場合、ボタンは安っぽいものが多いですが、MARKAWAREのボタンは光沢があるボタンで、高級感があります。

素材や色について解説します。今回のファティーグジャケットの色を再現するために、厳選された染料が使われています。

今回のファティーグジャケットのようなオリーブの色味を出すために、よく一般的に使われる染料は「色落ちが不自然になる」との理由から避け、自然なビンテージ感のある色落ちがする染料が使われています。

おそらく、ミリタリーマニアが素材を見ても、現物とMARKAWAREのファティーグジャケットとの違いはわからないでしょう。

ここまで記事を読んでいて、「軍モノなら、古着を着ればいいじゃん!」と思う方も多いでしょう。確かに、このサイトhttps://goo.gl/Uvftm9)ではレプリカ品を4860円(税込)で購入することができます。

MARKAWAREのファティーグは3万6720円(税込)なので、なんと7着買えてしまうことになります。

しかし、実際にこの軍モノを着てみればわかりますが、シルエットが野暮ったいです。筋骨隆々の米軍の人が動きやすいサイズになっているので、華奢な日本人が着たらダボダボでサマに見えづらいです。そして、私のように普段Sサイズの洋服を着るような人には適正サイズが存在しません。

そこで、MARKAWAREの出番というわけです。シルエットは、現物はアメリカ人サイズだったのを、現代人が街着として使えるようにモダナイズされています。

合わせ方について説明します

合わせる際に注意点が2つあります。注意点1「ややキメすぎになるかも」。このアイテムは、シャツのように襟があるので、ミリタリーアイテムにしてはややドレス寄りであるといえます。
ドレスとはhttp://goo.gl/s4ehPz

教科書的に合わせるなら、このように黒ブーツ、黒のスキニーをボトムスとして用意すればいいですが、上記のように、「ややドレス寄りなカジュアルアイテム」なので、インナーをシャツにすると若干「キメすぎ」です。

ほんの少しだけカジュアルに振った方がいいので、インナーとしてはシャツではなくカットソーがいいでしょう。以下がお手本の合わせ方といえます。

ですが、失敗例も。

注意点2「丈の長さに注意」です。このファティーグジャケットはやや丈が長いので、短い丈のアイテムをインナーに持ってきてしまうとスタイルが悪く見えます。そのため、ボタンを閉めるか、「お手本」の写真ように丈の長いインナーを使用してください。
なぜスタイルが悪くみえるのか?:https://goo.gl/XYymjD

経年変化、使用感などについて

174cm、59kgの私でサイズ1です。私は痩せ型なので、同じ身長の方はサイズ2でもいいかもしれません。

メーカーのタグには「洗濯禁止」と書いてありますが、アパレルのタグの規定は適当なので、別に洗っても大丈夫です。ジャケットと違ってミリタリーアイテムは経年変化を楽しめるアイテムなので、洗ってくしゃくしゃになったり、ハゲてきたとしても、アジとして楽しむことができます。

どうしても劣化が嫌だという場合には、クリーニングがいいでしょう。

シーズンになると3~4日に1回着ていたら、ポケットの部分と裏のボタンがこすれて白くなってきました。これももちろんアジとして楽しめます。

3万6720円(税込)と、かなり高いアイテムですが、モダナイズされたシルエットや、軍モノを忠実に再現されたディティールを見ると、この値段も納得できると思います。

ミリタリーアイテムはトレンドに左右されない、いつでも使えるものなので、「ずっと使えるファティーグジャケットがほしい」という場合にもおすすめできます。

男性は年齢を重ねるごとに男らしい服が似合ってくるようになるので、30代以上の男性にはうってつけなアイテムです。

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