洋服は購入して終わりではありません。普段着用するのは当たり前ですが、それよりもクローゼットやラックにハンガーで吊るされている時間の方が長いです。そうなるとハンガーの役目というのは自ずと重要になってきます。
そこで筆者がオススメするのがMAWA（マワ）社のハンガー、「エコノミック40」です。エコノミック40は服をいつでも綺麗な形で保ち、またラックやクローゼットの中に統一されて美しく収納できるような工夫がされています。早速みていきましょう。
特殊ノンスリップ加工で洋服が滑り落ちない
MAWA社は1948年に創業し、60年以上の歴史を持つドイツのハンガーメーカー。900種類以上のハンガーを取り扱っており、その中の1つ「エコノミック40」は、本体はスチールでできており、服をかける部分はPVC樹脂コーティングがされています。このPVC樹脂コーティングのおかげで、薄手のニットやカーディガンをかけても滑り落ちない構造になっていて、しっかりと綺麗な形で服を保管できます。
実際に使用してみて全く滑り落ちないことに感動しましたが、思った以上にグリップ力が強いため、服をかける時と服をハンガーから外す時は何度も引っかかって面倒に感じることが多々ありました。しかし、慣れてしまえば何ら問題ありませんし、それ以上に使うべきメリットの方が大きいと筆者は思います。
人体の構造を意識した形
ハンガーの形も特徴的です。一般的なハンガーと比べて、エコノミック40のハンガーは全体的に丸みを帯びているのがわかります。丸みを帯びていることにより肩の部分が出っ張らず、服の重みで形が崩れる心配もありません。シャツやカットソーだけでなく、薄手のニットやカーディガンをかけるのにも適しています。
ハンガーの幅は40cm。少し長い気もしますが、S～Lサイズの服にもしっかりと対応しています。写真は下からSサイズ（ユニクロU）、Mサイズ（ユニクロ）、Lサイズ（ユニクロ）となっています。
また、ハンガーの先端が下にカーブしているので、服を外す際に引っかかって服を痛めてしまうという心配もなく、とても考えられていることがわかります。
ハンガー自体の薄さも約1㎝なので、クローゼット内にかさばらずスッキリ美しく収納することができます。
ハンガーのフック部分は回転するようになっています。樹脂コーティングされている他社のハンガーはフック部分を回した際に付け根の部分のコーティングが裂けて剥がれるケースがあるようですが、エコノミック40はそのようなことはありませんでした。
実際に購入し使ってみると、クローゼットの中に統一感が出てとても気持ちがよく、服を選ぶ時のワクワク感も増しました。価格は10本組で2880円（税込）。1本約300円と市販のハンガーと比べると決して安い値段ではありません。しかし、ハンガーは毎日毎回使うものであり、お気に入りの服を綺麗な形で保つためには必要不可欠なものです。この際、クローゼットの中を一新してみるのはいかがでしょうか？
