ファッションはもちろん、身だしなみにおいて髪型は重要な位置を占めます。ファッション同様にセット次第では雰囲気イケメンをつくることも可能です。整髪剤にはいくつも種類がありますが、ワックスは自在に髪型を整えることができるので、使用者が多い整髪剤でしょう。
しかしその一方で、世の中にはたくさんのワックスブランドがあり、各ブランドのなかでも、多数の種類があるので、よくわからないという方がいるのも事実です。
ワックスはそれぞれの髪質や、作りたいヘアスタイルの質感によって、使用すべき種類が異なるため、万人に向いた万能ワックスは存在しません。そんななかでも筆者がオススメしたいのは、比較的幅広く使えるミューヴル5番 Move Waxです。
ワックスの種類
ワックスには、クリーム、ドライ、ファイバーなどさまざまな種類がありますが、今回レビューするMove Waxはクリームタイプのワックスです。
（クリームタイプ）
硬さはハードタイプのワックスであり、ショート～ミディアムショートぐらいまでは対応できます。手に伸ばした際の伸びは非常に良好。ストレスなく手に馴染んでくれます。
（ワックスの伸びは非常に良い）
次に髪に塗付した際の髪への馴染みです。髪馴染みもまずまず良好です。髪馴染みの良さは非常に重要で、ワックスは髪表面だけでなく髪の内・外含む全体に均一に塗付するのが原則です。表面だけに付けたり、毛束だけに付けたりしていると上手くセットはできません。
ハードタイプは、種類によっては髪への引っ掛かりが強く、馴染ませにくいワックスもありますが、このワックスは若干の引っかかりはあるも、ハードワックスの中ではかなり髪馴染みはよく、全体に散らして塗付しやすい印象です。
艶感・質感・キープ力は？
艶感はやや抑えめで、少量塗付する程度ならナチュラルな質感も作れます。ただ、量が多いとワックスを付けています、といった程度のツヤは感じられます。色々試してみましたが、束感のある立体感のあるスタイルはもちろん、少量を使用して毛流れを整える程度の使用も可能です。
キープ力も良好で、筆者はドライ、ヘアアイロンで土台を作り、前髪はアップバングにして日常使いしていますが、前髪は下がってくることなく夜までキープすることができています。トップやサイドはわずかにボリュームダウンしてきますが、再整髪すると、その後しばらくはキープできます。
ちなみに、筆者の髪質はやや固め、太さは普通程度です。もちろん汗をかいたり、強い風を受けると崩れてしまいますので、そこはスプレーの力を借りて固めるようにした方が良いです。香りはアップル＆ジャスミンの香りです。爽やかな香りで個人的にはお気に入りです。
セットしている最中ははっきりとワックスの香りがわかり、セット後もほのかに香り続けますので、人によっては気になる方もいるかもしれません。
洗い落としは？
次に洗い落としの良さに関してです。日常使いをする上で、洗い落ちにくいワックスはいくらセットがしやすくても使う気が起きないものですが、このワックスの洗い落としはかなり良好。お湯でゆすぐだけでも、まずまず落ちてくれます。
筆者は洗浄力弱めのシャンプーを使用していますが、それでもシャンプー後はまったく気になりません。ただ、量を多めに塗付しているとやはり洗い落ちは悪くなります。その際にはシャンプー前にリンスやトリートメントを髪に馴染ませ、すすいだ後にシャンプーを行うと洗い落ちがよくなりますね。
クレンジングと同様の原理で、油分成分を含むワックスは、同じく油分を含むリンスやトリートメントをつけることで油分同士が結合し、洗い落ちやすくなります。入れ物も様々な形がある中、チューブタイプというのは持ち運びに非常に便利。
容器の形によっては鞄に入れて持ち歩きにくいこともあるのですが、チューブタイプであることで持ち運びが楽になりストレスが少ないです。価格は1404円（税込）とワックスの中ではやや高めですが、ロフトや薬局などでも取扱があり、テスターも置いてあるところが多いので、一度試してから検討もできるのが嬉しいところです。
