オススメのヘアスタイリング剤「モデニカナチュラルJ」を美容師が紹介!

ドラッグストアに行けば無数のヘアスタイリング剤が置いてあり、どれを選べばいいのかわからない方も多いでしょう。筆者は現役の美容師なのですが、メーカーが次々に新商品を出すので、追いきれないほどです。そこで、今回、仕事でも実際に使っていて特に良かった逸品を紹介します。モデニカナチュラルJ。ウェットな質感が簡単に表現できるので、ショートからベリーショート、パーマヘアまで幅広く使えます。

ウェット感のあるスタイリングについて

ウェットスタイリングとは、写真のような質感で仕上げることです。濡れているかのような質感をスタイリング剤で出します。ヘアの質感は大きく分類すると、ドライ、ナチュラル、ウェットの3種に分類することができます。ドライな質感ほどカジュアルな印象、ウェットな質感ほどドレスライクな印象になります。

ホテルマンなどをイメージしてもらえるとわかりやすいと思いますが、彼らはウェットな質感でオールバックにまとめていることがあります。これはきちんとしていることが求められる場だからこそ。スタイリングにおいて濡れ感は、ドレスライクな要素の一つなのです。また、ウェットスタイリングをするとパーマがかかったような動きのある髪型でも大人っぽくまとめることができます。

種類と最大のポイント

モデニカナチュラルJは、分類としてはジェルにあたります。従来の男性用の整髪ジェルというとバキバキに固まる強力な物を想像する方が多いと思います。こういった濡れ髪仕上げをするためのスタイリング剤自体、グリースやジェルなど伸びが悪く、操作性に難があり再セットのしづらいものが多いです。固まってしまうので一発で形を決めなければならず、実に難しい。また質感も固くなってしまい柔らかい動きを出せなくなってしまいます。

女性向けならオイルなどもありますが、こちらはセット力がなく形を作ることができません。ここにモデニカナチュラル最大のオススメポイントがあります。濡れ髪仕上げを作りながらも、自由自在に髪の毛を動かすことができて、再セットが可能なのです。では実際にその使用感をみていきましょう。

伸びと馴染み

手にとってみるとこんな感じ。プルプルしていてちょうどジェルとワックスの中間のような感触をしています。伸びは良好で手の平でさっと伸ばすことができます。手に広げて全体につけていきます。使用感としてはワックスに近いものがあります。

筆者はこのような撫で付けるヘアスタイルのため、つけたあとクシでとかしてしまうことも多いですが、引っかかりがありません。馴染みも良好ですね。先程も述べたとおり、つけた時に固まってしまわないところでにこのセット剤の良さがあります。自由に毛束を動かしていきます。

キープ力と仕上がり感

仕上がりはこんな感じ。濡れたような艶感がありつつも柔らかい感じがあるのがわかると思います。ウェット感があるけど重たくならない というのがポイントで、空気感をはらんだ今ドキな雰囲気を出すことができますね。

こちらは自分の髪に使用した写真。このようにまとめる場合でも問題なく使用することができます。ジェルを使う場合より、ふんわりと仕上げることができるので気に入っております。キープ力ですが、バキッと固めるジェルやスーパーハードワックスには劣ります。毛束を立ち上げたりする力は弱めですが、質感は1日もちます。

水溶性なので汗をかくとヘタってきたり、強風で崩れることはあると思います。ですが、この商品のキャッチコピーにもある、「キメすぎない格好良さ」というものがあります。ガチガチに固めるより、少し崩れたくらいの方が自然で格好いいですよ!と筆者は常々考えています。シチュエーションにもよりますがあまり作為的なセットは好まれないこともありますから。必要な場合は再セットやスプレーで対応するといいでしょう。

高いコストパフォーマンス

容器は茶色の小瓶。ロゴが入っていてパッケージもおしゃれです。個人的にセット剤で気になるところにコストパフォーマンスがあります。美容院で販売されてるワックスは40g程で2000円〜3000円台のものが多く、使いやすいものでも極小さな容器に入っているため、すぐになくなってしまいます。これでは、継続して使うのが厳しいでしょう。モデニカナチュラルJはこのあたりも非常に優秀。容量は90gで通常販売されてるワックスの大きいサイズと同じくらいです。

一度に使う量も多くはないので2カ月くらい、人によってはもっと長い期間もつと思います。価格も1800円(+税)とサロンクオリティの製品としてはお手頃プライス。ウェット仕上げのスタイリングをしたい方にオススメのスタイリング剤です。サロン専売品なので定価で買えない場合もありますが、取り扱いサロンであれば定価で入手できると思います。