セーターといえばウール、ちょっと贅沢にカシミヤといったところでしょうか。少し違った素材のものがほしいと思っているならアルパカがあります。素材だけではなくシルエットもきれいな「無印良品 まんま色のアルパカワイドシルエットセーター」をご紹介したいと思います。
自然でかつ光沢があるアルパカ素材
アルパカは南米のペルーやチリなどの高い標高のアンデス山岳地域で主に飼われている動物で、昔から衣料にするための毛の採取のために家畜として飼われてきたと言われています。
生産量は羊毛の1%未満とも言われ、素材としてのアルパカの特徴は光沢感があり軽量、保温性が高い、生地が丈夫で縮みが少ないなどの特徴があります。カシミヤより太い繊維なのでニットやアウターに使われることが多い素材です。
今回ご紹介する「無印良品 まんま色のアルパカワイドシルエットセーター」はアルパカの原毛をそのまま紡いで糸にしているとのことで、ユニクロのメリノウールのセーターのような光沢はありません。表面は毛羽立っておりカジュアルな風合い。
カラーもブラウンとペールブランの2色で自然のままの色を生かしたカラーバリエーションになっています。しかし、自然な風合いの中にも自然な光沢がある素材で品の良さを感じます。
なんてったって、あったかい

(程よい厚み、自然な光沢)
厚みはローゲージのニットのように厚みがあるわけではなく、ミドルゲージといったところですがとにかく暖かいのです。
インナーにユニクロのヒートテックのTシャツ、アウターにジャケットという組み合わせで、外気温12度くらいの日に外出したところ少し寒いかもと思いつつしばらく歩いているとだんだん暖かくなってきたなと感じました。
屋内に入るとジャケットを着ていられないほどで、ウールとの違いをはっきり感じるほどの保温力を実感しました。
シルエットが美しい
ニットのシルエットが野暮ったいと感じる一番の原因が、腰やお腹部分にできてしまうぽっこりとしたしわです。長い間歩いたりすると通常裾のリブの部分がずり上がってきてしまいどうしても布がこの部分に集まってきてしまいます。
保温の点からは裾がリブで絞まったほうが外気が入らず機能的なのでしょうが、シルエットをきれいに見せることが難しくなります。この問題を解決する一番の方法は裾のサイドにスリットを入れることです。
(ストンと落ちるシルエット)

そうです、このセーターはサイドにきっちりスリットが入っています。商品名にもあるように身幅が少しワイドに作られていることもあいまって、ストンと落ちるシルエットを作り出しているのです。
ちょっとここは気になる袖の太さ

気になる点が、袖の太さです。ユニクロのエクストラファインメリノタートルネックセーターと比べるとわかりやすいのですが、かなり袖が太いことです。上記の写真でも腕にたまったしわが見えますが、比較の写真をご覧いただくとはっきりわかります。

(ユニクロ メリノウールタートルネックセーターとの比較)
もう少し細ければすっきりとした印象になっていたのは間違いありません。ユニクロのセーターよりも袖の付け根付近で3.5cm程幅が広いのでちょっとおしい。しかし、この袖によりカジュアル感が出て素材の自然な風合いもあり、かっこつけすぎないリラックス感が出ているとも思えます。
まとめ
この「無印良品 まんま色のアルパカワイドシルエットセーター」7990円(税込)となっております。私はお安くなる無印週間に購入したので7191円(税込)で手に入れることができました。
サイズはMとLの展開となっていますが、173cm、68㎏の私でLを購入しましたが、丈が少し長くお○んお○んが完全に隠れてしまうくらいの長さでした。しかしスリットのおかげで違和感なく着ることができています。
私くらいの体格の方でMでもLでもどっちでも着ることができるサイズ感です。ちなみにユニクロのエクストラファインメリノタートルネックセーターと比べると丈の長さが3cm程長く、横幅が腰部分で5cm、裾で10cmほど広くなっています。
今まで3回ほど着用しましたが程よいカジュアル感があるのにシルエットがきれいに見えるのでとても使いやすくついついこのセーターばかり手に取ろうとしています。私のこの冬のメインニットになるのは間違いありません。
ここまでおすすめしておいて申し訳ないのですが現在無印良品のオンラインストアではすべての色、サイズともに在庫なしになっております。在庫復活してくれないですかね無印さん!
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