筆者は昔から無印良品のアイテムが好きでした。無駄なデザインを削ぎ落とし、必要なものだけを凝縮したアイテムをとり揃える無印良品。今もなお、機能面を犠牲にすることのない、理にかなったデザインの大ヒットアイテムを多数輩出しています。
最近では、無印良品の「家」まで作っており、人の生活に関わるアイテムの制作範囲を日々拡大しています。今回ご紹介するのは、その無印良品が作った「オーガニックコットン混足なり直角 スラブリブ靴下」です。
なぜ、直角にしちゃった?
1560年にエリザベス女王1世に送られた手編みの靴下は、実は、直角だった。昔は、直角が普通。その後、時代は変わり手編みから量産可能な機械生産へ。その頃から、直角ではなく120度へと変わっていったそうです。
機械の制約により、変更せざるをえなかっただけ。また、商品を陳列する際に綺麗に畳むことが可能な角度が、120度であった。履き心地とは別の理由により、角度が決まっていたのです。無印良品は試行錯誤を重ねて機械を改良し、技術的な問題を乗り越えて量産化してくれました。※参考 靴下の歴史詳細 https://goo.gl/tNGT8S
では、直角だと何がいいのか? 一言でいうと「疲れにくい」。その秘密はやはり直角にあります。直角の靴下とそうではない靴下を履き比べてみると、直角の靴下には足首にほぼシワが出ません。
ものすごく伝えづらいのですが、意識をしてはき比べると違いは圧倒的なものです。窮屈さを一切感じない自然な履き心地を体感できるでしょう。
(左:履く前のリブ 右:履いた後のリブ リブを引っ張った後は戻りが少ない)
直角の靴下は、足の形と同じ形状のため、自然な角度で踵にもフィットし、履き心地抜群。少しの違いなのですが、角度が120度だと、靴下自体がズレて下がってきやすくストレスを感じやすくなります。
実は、初めて履いた際、リブの緩さが他の靴下と比べ際立って感じたため、少し心配でした。でも、しばらく履いてみて意味がわかりました。直角であれば、リブ部分も締め付けが弱い編み方をしていますが、履き心地が良くズレ落ちてきません。
最初は不安でも、是非履き続けてみてください。筆者は、ナイキのスニーカーが28㎝ですが、25㎝〜27㎝で丁度いいです。
素材も気持ちがいい。丁度いい
(オーガニックコットンの生地感は、微妙にホワホワしている)
無印良品は素材にもこだわっています。圧倒的な快適性を実現してくれる、オーガニックコットンを使用。筆者は少し肌が弱く、化学繊維が多い靴下を履いてしまうと、肌がかぶれてしまうことがあります。ですが、この靴下は、オーガニックコットンの使用率が高く、快適な履き心地を実現しています。
素材公式表記は、綿84%、ナイロン14%、ポリウレタン1%、ポリエステル1%。かぶれないだけでなく、汗も適度に吸収。オールシーズン履けるように、厚手すぎず、薄手すぎない生地の厚さです。
真夏の7月、8月、9月以外は余裕で履けるかと思います。反対に、化学繊維は16%入っていることにより、適度な丈夫さも実現しています。筆者は、約2か月間、毎週末履いていますが、生地のヘタリ感もそこまで出ていません。
バリエーション豊富に買える最高の値段!
ここまで語ってきた無印良品「オーガニックコットン混足なり直角 スラブリブ靴下」ですが、コスパが良すぎます。なんと、3足990円(税込)。靴下は消耗品のイメージも強いですが、一度購入したらあまり買い替えませんよね?
筆者は3色色違いで購入。最近は、くるぶし丈のパンツが流行っているため、冬は、靴下が重要になってきます。裾からチラリと覗く靴下が、オシャレであれば、グッとファッション上級者に見えるもの。※参考 くるぶし丈の着こなし攻略法 https://goo.gl/2rCqQ7
それもそのはずで、「足首」「手首」「首」の「3首」には人の視線が集まりやすいのです。反対に言うとこの3点が整っていれば、オシャレに見えてしまうのです。※参考 3首を制するものは、オシャレを制する。https://goo.gl/a1nvMQ
(オシャレな靴下を着用した場合)
(オシャレな靴下を着用しなかった場合)
いかがでしょうか? オシャレな靴下とそうでない靴下をチラ見せした時のオシャレ感の差を写真で実感できたでしょうか。想像してみて下さい。高いスーツを着ているのに「靴下や靴」が安物やセンスの悪い物を履いている方を見たことはないでしょうか。
その際、説明しようがないセンスの悪さを感じたはずです。反対にユニクロばかり着ているのにいつもセンスのいい方って周りにいませんか? そんな方が周りにいたら、裾に近い「靴下や靴」を観察してみて下さい。
きっと、センスのいいものを身につけているはずです。昔からオシャレは足元からといいますが、筆者もその通りだと確信しております。
コーディネートの際は、色を気をつけて
靴下単体でみた際は、派手な色のレッドなどに目がいってしまいますが、ブラックやブルーがオススメ。理由は、黒と近い色だから。そもそもメンズ市場のパンツは、ブラックやブルーが多い。
簡単にいうと、パンツと近い色がオススメですが、少し他の方との違いを出すため、柄に工夫のあるものを選ぶと下着感が出ません。この靴下は、単一な色の靴下と違い、霜降り柄となっているため、目立ちすぎず、地味すぎない絶妙なバランスな色の靴下と言えます。
(ブラック)
(ブルー)
反対に全身黒ベースのコーディネートスタイルに靴下だけ目立たせるといった着こなしにオススメなのは「レッド」。
(レッド)
男性でこれだけオシャレな靴下を履いている人の分母がそもそも少ないため、この靴下を履いているだけで印象が、よくなること間違いなしです。しかも、価格が3足で990円! 無印良品に急ぎましょう。
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