無印良品のポケTをユニクロとも比較し徹底レビュー

1枚でもインナーとしても着る機会が多いTシャツは、どの季節にも欠かせないアイテム。無地タイプやプリントの入ったものなどデザインは様々ですが、筆者が最もバランスが取りやすいと感じる無印良品の「ポケットTシャツ」の効能について紹介します。

デザインがシンプルな「THEポケットTシャツ」

特徴は名前の通り「ポケット付き」であること。Tシャツはカジュアル(ラフ、子どもっぽい)の代表的なアイテムです。無地のTシャツは比較的大人びた印象を与え、またインナーとしても重宝しますが、1枚で着るとなると装飾性がなく物足りないと感じることがあります。とはいえ、プリントなど色のあるデザインが入るとTシャツのカジュアルさが加速してしまうもの。

しかし、同色のポケット付きの場合、プリントほどカジュアルにならずにすみ、Tシャツに適度なデザインを加えることができます。このTシャツの際立ったデザインは表のポケット1つだけ。背面は真っさらな無地で、裾にスリットもないシンプルなポケットTです。

着心地の良さが抜群のTシャツ

洋服を「購入した直後」に着ると違和感を覚えることがありませんか? 「どこか肌にフィットしない感覚」と表現すれば伝わるでしょうか。万人に合うサイズの服は存在しないので、実際に着て動き、何度か洗濯をしないと身体のラインになかなか馴染んでくれません。

しかし、このTシャツは違います。縫製後に長めの水洗いをすることで、最初から馴染んでいるかのような着心地の良さを実現しています。

着心地の良さは水洗いだけでなく、素材の配合なにも理由があります。本体がコットン100%ですが、衿や袖のリブ部分はコットン90%にポリエステル10%混合。ポリエステルには「速乾性」があるため、汗をかいても乾きやすく、首まわりにストレスを感じさせません。また「シワになりにくい」という特徴もあるので、洗濯してもリブの形が崩れないよう工夫されています。

「洗いざらしシャツ」や「チクチクしないニット」などもそうですが、こういった実際に着るうえでストレスを感じさせないための工夫は、無印良品が特に優れています。

ユニクロのTシャツとサイズ比較

着心地の次はシルエットについてです。ユニクロのスーピマコットンTシャツと比較していきます。上がユニクロ、下が無印良品です。

まずネック部分。両端の長さはユニクロが20.5cm、無印良品が19cmです。数値だけ見るとユニクロのほうが広そうですが、リブ部分が細い無印良品のほうが首まわりにゆとりができます。

続いて袖丈。ユニクロが19cm、無印良品は20.5cmです。袖は数値通り無印良品のほうが長く、ゆとりがあります。

そして身幅と着丈です。身幅はユニクロが47cm、無印良品が49cm。着丈はユニクロが64cm、無印良品が63.5cm。各部を比べてわかったのは、無印良品のほうが全体的にゆったりシルエットだということです。ただし、無印良品については上に書いた水洗いの過程でサイズにバラツキが出てしまうようです。

私が今回買ったのはネイビー、ベージュ、オフ白ですが、白は着丈63.5cmなのにネイビーとベージュの64.5cmでした。全て同時期に出た型番です。

商品タグにも注意書きが載っていたのですが、実際に1cmも差が出るということに驚きました。なのでこのサイズ比較はあくまで「目安」として参考にしていただければと思います。

6色すべてが絶妙なカラー展開

最後にカラー展開について。すでに書きましたが、全6色あるうち筆者が購入したのはネイビー、ベージュ、オフ白の3色。使いやすいのはネイビーと白です。またベージュは暗すぎず明るすぎない絶妙な色合いだったため、晩夏から秋への季節の変わり目に着る目的で買いました。


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その他はカーキグリーン、チャコールグレー、ダークグレーです。主張を抑えた「ありそうでない色合い」なので、どれを選んでも使いやすいことは間違いありません。

着心地が良く、ややゆったりシルエットでカラー展開が豊富。ベーシックなポケットTシャツとして文句の付けようがありません。執筆時点ではセールにかかっており、定価1290円(税込)のところ903円(税込)となっています。

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2019.04.18
小松佑大

この記事を書いた人

小松佑大

身長162cm 体重59kg 靴24.5cm

「オシャレを身長で諦めてほしくない」という考えで活動しています。コーデ投稿アプリWEARにて、解説付きで毎日更新中。

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