【美容師おすすめ】N.オムのジェルバームの操作性、仕上がりは値段に見合う?

「質感」にこだわるヘアスタイリング剤の「N.(エヌドット)」。今回ご紹介するのはそのメンズラインであるNドットオムのジェルバームと言う商品です。ジェル、バームと2つのジャンルのヘアスタイリング剤のハイブリッド商品ではありますが、どちらかと言うとジェルの要素が強いと感じます。ジェルは高い物も安い物もパキっとウェットな濡れた感じに仕上がるものがほとんどのため、仕上がりの違いがわかりづらく差別化しにくい分野です。「キメすぎない、ちょうど良いファジー感」がコンセプトのN.オムにおいて、どのような違いがあるのでしょうか。操作性、機能性、仕上がりなどを見ていきましょう。

使い心地と仕上がりは?

 

手にとるとこのような感じ。少し弾力がありジェルとクリームの中間のようなテクスチャーをしています。ジェルは商品によっては極端に粘度が高くベトベトしたり、ゆるすぎて形が作りづらかったりします。こちらは使いごこちとしてはライトハードのワックスなどに近く、ヘアスタイルの形が作りやすいの大きなメリットになります。

伸びがよく引っかかりがない。ジェルの中ではとても使いやすい部類のテクスチャー、操作性から「ワックスのような感覚で使えるジェル」と言う感じです。乾くと固まり、パリっとしたジェルらしい質感となります。仕上がりですが、ジェルバームもNドットシリーズの例にもれず、質感に最大の特徴があります

毛束が固まりになりすぎず、どこか空気感のある仕上がりになっています。毛先の方に少しほつれたような毛があるのがわかるでしょうか? これによってキメすぎない雰囲気がでやすくなります。ジェルを使った時のびっしりと固めた感じや、あたかも「セットしました」という雰囲気が苦手な方にはおすすめです。

自分にも使用してみました。キープ力はガチガチに固めるスーパーハードなジェルやワックスには劣りますが、1日はしっかりもつので問題ないレベルと思います。作れる毛束の一本一本が細くなっています。きっちりまとめる髪型ですが、手ぐしで少しラフに仕上げています。ジェルバームはこのように少しふんわりとした、空気感をもたせた仕上げを得意としています。

その他機能と気になる価格は?

また、洗い落としですが、こちらはジェルタイプの製品で水溶性、使用直後は手がベタつくくらいのセット力があるものの、水や石鹸で洗えば簡単に落ちます。香りは柑橘系で強すぎない、さわやかなものとなっております。価格は100gで1800円(+税)。容量、値段ともにサロン専売品ではまずまずの価格といったところです。

さらにこの商品にはミニサイズが存在します。こちらは価格が40gで1000円(+税)。ワックスのような感覚で使え、セット力も程よい。ビジネススタイルにもアクティブなTPOの時にも使えると、多くの方にフィットする商品かと思います。気になる方は試してみてはいかがでしょうか?