ナノユニバースの「思いきり洗えるニット」を洗ってみた。その結果は?

ナノユニバースの「思いきり洗えるニットファインゲージノーカラーポロ半袖」は気軽に洗濯しても縮み、型くずれが発生しにくいコットンニットです。夏の汗をかく時期、じゃぶじゃぶ気軽に洗えるというのはうれしいものです。

また、洗えるだけでなく艶感のある発色のよいニットというのも大きなポイント。気の抜けたコーデになりやすい夏はそれだけでも差別化が進みます。詳しくレビューしていきます。

シルエットをチェック

全体のシルエットは少し肩の落ちた、わずかにリラックスしたシルエットです。とは言っても着丈、身幅ともに大ぶりなわけではなく、ジャストサイズ。筆者は身長170cmの標準体型でMサイズを選びました。

着用すると裾が腰を隠し、お尻上部にかかる程度です。ビッグシルエットが苦手な方も受け入れやすい、適度なシルエットに調整されていると言えるでしょう。無難でソツのないつくりです。

裾は締め付けが弱めなので着用中にずり上がりにくくなっています。裾がずり上がるとシルエットも崩れて見えるので、それが起こらないのは良い点です。

ディテールをチェック

袖、裾にはTシャツライクな編みの切り替えが入っています。遠目にはTシャツのように見えるような気軽さがありますが、近くで見るとニットで大人っぽさがある。このようなアイテムはどんな合わせ方でも決まりやすいので着回しやすい。

デニムでもスラックスでも大外しにはならないでしょう。また、切り替えのステッチが目の止まりやすい先端部分に大きく5cmほどの幅で取られているので、見た目の変化があります。一枚で着ても地味になりにくいですね。

首元はノーカラーのポロシャツということで、襟を取り去ってボタンのみ残したようなディテールとなっています。

夏場は開けて涼しげな印象を演出しても良さそうです。使用されているボタンはプラスチック製。ここは目立つパーツなので貝ボタンのように艶を持ったボタンだとより良いなと感じました。

素材をチェック

素材はコットン50%、アクリル50%のさらりとした質感のニットです。持ったときは少し分厚いかな?と感じたのですが、着用してみるとそこまで気になることはありませんでした。ただし真夏は暑すぎるかもしれません。

洗濯耐性をつけるうえでぎゅっと目の詰まった生地となっているようです。結果的に滑らかで大人っぽい印象につながっています。アクリルが混紡されているためか適度な艶と発色の良さがあります。

筆者はこの艶感と発色のよさがこのアイテムの一番のメリットと感じています。特にこのターコイズブルーは艶がわかりやすく、美しい発色が味わえる色味でしょう。一見派手なようですがわずかに色を暗く沈めており、絶妙な色合いです。

ところで「思い切り洗えるニット」ということで思い切り洗ってみました。一枚目が洗う前、二枚目が洗った後です。洗濯後はクリーニングで付いてくるようなふつうのハンガーで干しました。

洗った後干してそのままなので洗いジワが残っていますが……生地がへたったとか縮んだり伸びたりということはなさそうです。

肩に少しハンガー跡が付いたような気はします。しかしニットと考えれば許容範囲と思います。Tシャツでもハンガー跡は付きますしね。乾くまでは少し厚みのあるハンガーで干すといいでしょう。そこだけ気を付ければ平干しにする必要はなさそうです。

シリーズ展開、値段

ナノユニバースの思い切り洗えるニットはシリーズとなっていて、ノーカラーポロの他に襟付きニットポロやクルーネックなどもあります。カラーや柄も様々に展開されています。気合の入った展開ですね。

ブラックやホワイトもいいですが、個人的には紹介したダークターコイズのようなあまり見ないカラーを選ぶのもオススメです。価格は8000円(+税)。