ナノユニバースのスエードライクジェットキャップは大人が被れる優れもの!

帽子がコーディネートに与える影響は絶大です。人間の最も目立つ上半身の最上部に位置し、存在感を発揮します。ナノユニバース「スエードライク JET CAP 合成皮革」は、キャップでありながら子供っぽい印象は皆無。スエード生地でツヤのある素材感と、無駄な装飾を省き、大人が被ってもヤンチャにならないシンプルなデザインとなっています。

無地のデザインが使いやすさを加速させる

ただでさえ目立つ位置にある帽子ですから、デザインは落ち着いたものを選びましょう。こちらは無駄なデザインなど無く、シンプルそのもの。詳細は後述しますが、素材感や発色で勝負といったところです。

(参考/ニューエラと同じ工場で作ったとされるキャップ)

キャップといえばどうしてもニューエラのベースボールキャップのようなヤンチャな印象が付きまとうものです。その理由は目立つ装飾です。刺繍やステッカーは象徴であり選ばれる理由のひとつではありますが、イケイケなイメージを煽ってしまっています。

また形状にも明確に差があり、ベースボールキャップは均等な6枚の生地で作られているのが普通です。それに対してジェットキャップは大きさの異なる5枚の生地を張り合わせて作られています。この形状がベースボールキャップの丸っこいシルエットとは異なってボリュームが控えめになり主張が少なく済みます。

大人が選ぶべき素材、スエードレザー

そんな顔回りの印象を左右する大事な小物なので、安っぽく見えてはいけません。生地はスエードの起毛感から上品なツヤがあります。テカテカと安っぽい印象はなく、素材にこだわりを持つ大人の雰囲気を演出できます。スエードとは、レザーの裏面を引っ掻くなどして起毛させたものをいいます。

こちらのスエードは合成皮革でポリエステル69%、綿23%、レーヨン8%の混紡素材です。フェイクスエードながらも、再現性は高く、安っぽい印象はありません。一目で見破られることも無いでしょう。フェイクレザーは表皮を再現しているとビニールっぽいテカリが気になるものもありますが、スエードは上品な光沢が出るためフェイクとバレにくいのです。

大人っぽさの象徴と言える上品なツヤ同様、生地の起毛感が表情を生みだします。無地でありながら地味にならない、まさしく大人が被るべきキャップと言えます。

生地は柔らかくクタっとしており、鞄に忍ばせることが可能です。フロント部分は厚手で、ツバ同様型崩れしにくいですがシワにならないようにだけご注意ください。

通気性を確保する穴部分は金属パーツ。左右2個ずつ、計4個ついています。素材の影響もあると思いますが、通気穴の数は少ないながらも、キャンバス生地のベースボールキャップよりも通気性は優れています。

いくら通気性が優れているとは言え、夏は汗をかき、冬でも案外蒸れるもの。ちょうど泥汚れが気になったため、洗濯不可となっていますが手洗いしてみました。表面の合皮部分は水で流し始めてから数秒は弾いていましたが、徐々に浸透していきます裏地は水が浸透しなかったので表面を洗い流すことにしました。

一方で最も汗の付着が気になるであろう、額が当たるテープ部分は吸水性がよく、すぐに水が浸透しました。現在のところ毛並みの変化はありませんが、推奨されていない方法で洗っているため、不安な方は帽子専門のクリーニングをオススメします。手洗いは自己責任になりますが、ご参考になれば幸いです。

アジャスター付きでサイズ調節可能

サイズフリーの展開です。ベルトはアジャスター付きで、はめるとカチッと音がします。フリーサイズで56㎝~60㎝程度まで調節が可能です。筆者の頭囲は約57㎝。ニューエラのキャップで7 3/8がジャストサイズです。

高さは10.5㎝。ベースボールキャップと比較してみたのですが、頂点の高さに差があります。ジェットキャップは浅い作りのものが多いので、目深にならず怪しい人になりません。同時に「オシャレのために被ってますよ」と主張しているようなワザとらしさもありません。さらっと着こなしてこそ大人のオシャレというもの。シンプルデザインや生地同様、この絶妙なサイズ感はジェットキャップをお持ちでない方にお勧めしたい部分です。

ツバは7㎝で、こちらもベースボールキャップと同じ長さ。被った際にツバが長すぎることも無く、バランスもいいです。顔に影が落ちるため、小顔効果によるスタイルUPが狙えることも忘れてはいけません。

カラー展開はどれもハズレなし

「ホワイト」「ネイビー」「ブラウン」「ブラック」の4色展開。冬に向けて季節感のあるダークトーンの展開が並ぶ中、筆者が選択したのはホワイトです。帽子はよく被るのですが、白は普段選ばない色です。男性で被っている方もあまり多くはないため、差別化が捗ります。一方で一番コーディネートが難しい色でもあります。

ブラックはベーシックに最も使いやすいでしょう。コーディネートを選ばない万能選手なので、キャップ初挑戦の方にも強くオススメしたい色です。大人が被って最もサマになりやすいでしょう。ネイビーはホワイト以外で購入を悩んだ色味。黒は使い慣れているけど少し変化が欲しいという方には間違いなくオススメです。ブラックに次いで使いやすいカラーです。ブラウンも落ち着いたトーンで、秋冬の季節感を出すのに優れています。茶系のコートをお持ちであれば同色で合わせるのもオシャレです。

筆者が選んだホワイトですが、初めて被った際の違和感に慣れるまで、少々時間がかかりました。黒い帽子は違和感なく被ることができたのに、白になった途端浮いて見える感じがしたのです。原因は髪の毛との色差が影響していると考えられます。黒髪の頭部に、白があることは見慣れないため不自然に感じるのです。そう考えると髪の毛の色は茶髪など明るいほうが違和感なく着用できると思います。しかし、おしゃれは全体のコーディネートとの親和性なので、いくらでバランスを取ることは可能です。

例えば帽子以外で一ヶ所、時計の文字盤やブレスレットなど小さいもので構わないので、同じような白のアイテムを取り入れてみてください。冬の重苦しい上下真っ黒な着こなしでも、頭と足先である靴、または手に持つバッグなどに白を入れると、帽子だけが浮くことなくコーディネートに取り入れやすくなります。価格は3132円(税込)。現在はセール価格1879円(税込)とお買い得。秋冬の重たくなりがちなコーディネートに差し色としていかがでしょうか。

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2019.03.13
TAKUMA

この記事を書いた人

TAKUMA

身長167㎝ 体重51kg 靴25.5㎝

オシャレになって見た目も中身も磨きたいアラサー男子。人に見られることに臆さず自信を持って、胸を張って生きて欲しい願いを込めます。細身のシンプルなコーディネートが好き。さあ「脱地味」しよう。