見た目はダブルジャケットなナノユニバースのニットカーディガン

秋らしく涼しくなってきており、そろそろ何か羽織りたいところ。ファッショントレンド的にはストリートブームも落ち着き、今後は徐々にドレススタイルに回帰すると言われています。

そこでオススメなのが、ナノ・ユニバースの「ダブルブレストニットカーディガン」。ゆるく羽織れるカーディガンなのに、見た目はまるでダブルブレストのジャケット、という面白いアイテムです。

「可能な限りジャケットに寄せた」カーディガン!?

ドレススタイル回帰というトレンドの流れにより、ここ数年、ジャケットの中でもよりフォーマルな「ダブルブレスト」や「ピークドラペル」などのディテールも増えてきています。

ですが、いくらそういった流れがあるからといって、普通のダブルブレストのジャケットではやはり日常使いには少々カッチリしすぎている。私はクラシックなスタイルも好きなのでそれでもカッコイイと思いますが、やはりフォーマルな印象が強く、普通の人が休日に着るには少し難易度が高いです。

そこでニットジャケットなどのように「ダブルブレストのジャケット」を崩すスタイルです。フォーマルな印象の強いダブルブレストのジャケットの素材を柔らかいニットにすることで、よりカジュアルに着こなせるようにするというわけです。

そういった「ジャケットをニットやカーディガンに寄せる」というのはよくありますが、これはちょっと珍しく「カーディガンをジャケットに寄せる」というアプローチです。

どういうことかと言いますと、生地はカーディガンらしい薄手のミラノリブで、袖や裾にはリブがあるにもかかわらず、ラペルやボタンをつけることによってジャケットのように見せているのです。

「カーディガンにダブルのジャケットのディテールを付け足した」と言えばわかりやすいかもしれません。この通り、正面にはボタンが6つ付いていますし、ラペルなどもあります。カーディガン感覚で羽織れるというか、カーディガンそのものなのに、見た目はまるでジャケットなのです。

当然、通常のニットジャケットよりカジュアルなので、シャツよりむしろTシャツなどに合わせるのがオススメ。襟の高さもある程度あるので、Tシャツと合わせても首元が寂しくなりにくいですね。かなりリラックスしたジャケットスタイルが完成します。

薄くハリのあるミラノリブ生地 それゆえにデメリットも……!?

生地について見ていきましょう。素材は綿52%、ポリエステル48%で、固めのパリッとしたミラノリブ生地です。ここ数年ニットやカーディガンに使われることが増えてきた生地ですが、生地にハリがあるので、薄くてもシルエットがキープされやすいのが特徴。

発色も悪くなく、光沢が感じられる生地で、そこそこ高級感があります。薄い生地ですが、安っぽい雰囲気はしないですね。

ハリのある生地なので、このように襟を立たせてもしっかりキープされます。一つ問題があるとすれば、ラペルの立体感でしょうか。薄手のカーディガン生地なのでしょうがないのかもしれませんが、やや物足りません。少しペラペラ感がありますね。

このラペルが立体的で曲線的なカーブを描いているか、というのはジャケットを見る上で重要なポイント。「ジャケットの顔」と言ってもよく、ここで印象がかなり変わってしまいます。そのため私は、スーツやジャケットを着る際は、ラペルの裏側からアイロンを当てて形を綺麗に整えるときもあります。

これは一応カーディガンなので許せますが、着るとラペルが少し潰れる感じになり、流石にジャケットのように綺麗な立体感は出ないので注意してください。

工夫が見られるディテール

裾の処理もちょっと工夫されています。前身頃はジャケットのようにスッキリとした切りっぱなしなのですが、後ろ身頃や袖はカーディガンのようにリブになっています。カーディガンのフィット感を保ちつつ、しっかりとジャケットらしい見た目にしているわけですね。

フロントのポケットの位置と形はカーディガンらしく、カジュアルな雰囲気があります。

ミラノリブといえども、薄い生地ゆえにボタンを留めるとややヨレたりするのですが、その対策としてジャケットの内側にもう一つボタンを設けて、生地がしっかり固定されるようになっています。

サイズ感について 家庭での洗濯もOK!

サイズ感は基本的にいつも通りで大丈夫だと思います。私は175cm65kgで普段TシャツやシャツはMサイズ、ニットは基本タイト目に作られているのでLサイズが多いですが、このカーディガンはMサイズでジャストでした。

一応ワンサイズ上のLサイズも試してみたのですが、少しゆったりしていてあまりしっくりきませんでした。通常のジャケットであればほんの少し余裕を持って、また着丈もある程度ないと恥ずかしいですが、このような伸縮性のあるニット素材のジャケットはぴったりタイトに着るほうが良いと思います。

Mサイズでジャストに、着丈はお尻に少しかかるぐらいで着ることができます。Mサイズであれば、寸法は実寸で、着丈72cm、肩幅41cm、身幅48cm、袖丈62cmでした。

お手入れについですが、ポリエステルが混紡された強度のある生地なので、家庭で洗濯できます。それでもニット生地なのでガシガシ洗うのではなく、出来れば中性洗剤でゆっくり手洗い、洗濯機で洗う場合も、洗濯ネットに入れてドライモードがデリケートに洗ってやるのがオススメです。

また、濡れた状態でハンガーに干すと、水分を含んだ重みで生地が伸びてしまうので、出来る限り平干し推奨です。

ちなみに、ナノ・ユニバースは洗濯表示タグをしっかり丁寧に書いてくれていることが多いですね。ぶっちゃけオリジナルアイテムは正直微妙な物も少なくないですし、非難する意図はないので詳しくは書きませんが、「これって本当にナノ・ユニバースがやる必要あるの?」と感じてしまうコンテンツを最近配信し始めたり……。ちょっと低迷している感じがするのですが、こういうところには凄く好感が持てます。

昨年の秋冬に購入したニットも、かなり洗濯やお手入れについて詳しく丁寧に書いてくれていました。購入した洋服が長く大事に使えるようにと、心遣いを感じられて良いですね。

おわりに

カーディガンなのに、まるでダブルのジャケットのような見た目をしている、ナノ・ユニバースの「ダブルブレストニットカーディガン」。休日のリラックスしたジャケットスタイルにオススメのアイテムです。価格は1万8144円(税込)。気になった方は是非チェックしてみてください。

 
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メンズのおすすめニット11点を「買って」レビュー!

2017.10.24
Kouki

この記事を書いた人

Kouki

身長175cm 体重65kg 靴27.5cm

普通だけど、かっこいい。そんなスタイルを目指して模索中。服自体はもちろん、服を着て楽しいと思える瞬間が大好き。 ツイッターでファッションについてつぶやいています。

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