ナイキのエアモナークⅣは8000円で買えるダッドスニーカー!

靴は全体の先端に位置するため、印象に大きく影響を与えます。「オシャレは足元から」とよく言われますが、靴のチョイスによって個性を際立たせてさりげなく周囲との変化をつけることも可能です。そこで筆者のオススメは「ダッドスニーカー」。2018年のトレンドでもあり、なかでも今回、トレーニングシューズとしても人気が高いナイキ・エアモナークⅣを紹介します。

街中ではボリュームのあるスニーカーを見かけるようになりました。当初はボリュームの大きさがクローズアップされ、レディースを中心に広がったのですが、ただ、ボリュームだけでなく、ダサいのにカッコいいという要素が加わった「ダッドスニーカー」が登場すると、メンズでも展開が始まり、各メーカーがこぞって発売しています。ナイキからはエアモナークⅣが投入されました。

見るだけでは分からない「ダッドスニーカー」の魅力

エアモナークⅣの不思議な点は、履くとオシャレに見えるのですが、靴単体ではとてもそうは見えないところです。正面から見るとボテッとした印象で野暮ったさが強調されるシルエットです。トレーニング用なので安定感があり抜群のサポート力なので機能としては申し分ありません。であるからこそ、機能優先でモノを選ぶ「お父さん」のスニーカーと呼ばれるのでしょう。

スニーカーの定番商品でもあるアディダス・スタンスミスと比べてみると、大きさの違いは歴然。ただし、重さは双方とも800g程度とほぼ同じです。

特徴は厚底ソールにあり

ところが、横からのシルエットにはカッコよさの片鱗を感じます。とくにソールに特徴があり、幾何学的なラインはとてもシャープな印象を与えます。また、最も厚いヒール部分で4cm程度の厚み。一方、スタンスミスは2.5cm程度と1.6倍の違いがあります。このソールのおかげで物理的に背が高くなり、普段見る景色が変わります。

また、スキニーのような細めのパンツに合わせると、ボリュームのある靴との対比が生まれメリハリがより強調されます。

野暮ったさで「外し」の要素を加える

これまでのファッションは、野暮ったさを回避して洗練された印象を与えるのが主流でした。しかし、現在はオシャレさを感じさせるポイントは「外し」をつくって、バランスをあえてくずすこと。この「ダッドスニーカー」のように野暮ったさで「外し」の要素を加えるというのは、ある意味、新鮮に映るのではないでしょうか。

購入時のサイズ選びについては、自身の足のサイズ(実寸)を事前に測定しておくとスムーズに進みます。まず、A4用紙などに足を置き、マジックペンなどで周囲をなぞるようにして足跡を描きます。この足跡から先端の足先から後端のかかとまでの距離が実寸となります。ナイキの場合ですと、実寸にプラス2~2.5cmの靴で適正サイズが選べます。筆者の場合の実寸は25.5cmです。

今回はボリューム感を持たせたかったこともあり28cmを購入しました。なお、先述のアディダス・スタンスミスの購入サイズは27cmです。ナイキは大きめのサイズが良いと言われますが、プラス2.5cmのサイズでも靴の中で足が遊ぶこともなく、かといって小指に圧迫感を感じず、ぴったりのサイズを選ぶことができました。

ちなみに、トレーニングシューズということもありアッパー部分が大きくなっています。この影響で靴の履き口はくるぶしの下あたりに位置します。筆者の場合は、くるぶしに沿うように履き口が当たるため、インビジブルソックスだと、初日で靴擦れを起こしました。布の部分に血の跡が残るほど。以降はくるぶしをカバーしたソックスを履くことで靴擦れを回避できましたが、今度は毛玉が目立つように。ただ、外からは見えませんので、履いた後にケアすれば問題はありません。

ハイブランドが発売している10万円を超える「ダッドスニーカー」もありますが、ナイキ・エアモナークⅣの価格は8964円(税込)。歩くとバネがついているかのように靴が前へ前へと足を送り出してくれます。先述したとおり、機能性は抜群です。トレーニングシューズとしても十分、活躍しますので「ダッドスニーカー」トレンドが終わった後もその役目を終えることはありません。

Kohki.T

この記事を書いた人

Kohki.T

身長178cm 体重68kg 靴 27.5cm

一期一会。服との出会いを大切に、シンプルでキレイなファッションを目指してます。