ナイキのアクアソックは夏の足元に最適な一足!

うだるような暑さの街中ではサンダルをはいている人をよく見かけます。しかしメンズのサンダルはとてもラフで一歩間違うと、近くのコンビニにふらっと出かけたようなオシャレとは程遠い印象になってしまいかねません。しかし真夏には涼しさを求めたいもの。

もちろん機能性のみではなく、どんな服にも合わせやすく洗練されたデザインであればこの上ありません。今回はそんな真夏の足もと問題を解決してくれるアイテム、ナイキのアクアソックについてご紹介します。

シンプルで合わせやすいデザイン

写真を見てわかるとおり、アクアソックのデザインは極めてシンプル。どんな服装に合わせてもうまくコーディネ―トになじみます。しかし地味というわけではなくソールがつま先と真ん中、かかとと三つに分かれたデザインでそれぞれがサイドから見た際に絶妙な曲線を描いているのです。

その曲線がソール部分にボリューム感を持たせ、さらにかかとの後ろをおおっているラバーも相まって程よい存在感をかもしだしています。

アクアソックならではの通気性

アクアソックという名前のとおり、このシューズはもともと1980年代に水中で使用することを目的としたシューズを現代風にデザインしなおしたもの。履いている際に中が透けてしまうことはありませんが、光に透かしてみると向こう側が見える程度にはアッパーがうすく作られています。

写真を見てもわかるように、アッパーにしわ感がでるほど足の甲の部分はうすいです。このうすさのおかげで真夏でも足元に暑苦しさを感じることはありません。ただし真冬に着用するには防寒性が全くありません。

またこれだけスタイリッシュなデザインになったがゆえに、水中での使用はやめておいた方がいいでしょう。インソールが靴底に入っているので速乾性があるとはいいがたく、水中での使用を前提に使用するとにおいや劣化が気になるところです。

使用感

普通のスニーカーとはかなり違ったつくりのため、履き心地もかなり新鮮。まずはかなり足にフィット感があります。先ほどお伝えしたように履いていないときにはアッパー部分にしわが寄っているのですが、着用するとこのアッパー部分が足にフィットして伸びます。

足の指や甲のシルエットが浮き出るのではないかと思ったぐらいのフィット感でしたが、それが目立つことはありませんでした。またソールの厚みが多くのスニーカーに比べて薄く作られているため、フィット感と相まって地面をペタペタと歩いているような感覚を感じられました。

私は特に気にはなりませんでしたが、走ったり長距離を歩いたりするには向いていないでしょう。悪い点としては上の写真でつまんでいる縫い目の部分が足の甲に食い込むことがあり少し痛いです。これは足の形やサイズ感にもよるでしょうし、着用をためらうほどの強い痛みではありません。

ちなみに私は普段27.5cm~28cmを着用しており、アクアソックは28cmを購入しています。着用した感覚がとても軽くて薄いので、耐久性にはあまり期待しなかったのですがこれが良い意味で裏切られました。今回使用している写真は去年の春ごろから秋まで3シーズン着用したアクアソックを撮影したものです。

新品のアクアソックは今回の写真に比べて未着用時に甲のアッパー部分にしわがないぐらいで、ソールやかかと部分のラバーはしっかりしたつくりであまり劣化を感じさせません。この使用感であれば二年目の使用も全く問題なく、それ以降の耐久性にも期待を感じさせます。

最後に着用する際のポイントですが、ユニクロで販売されているようなベリーショートソックスであればソックスが見えずに涼しげに履くことができます。通常のショートソックスだとシューズから靴下が見えてしまい、何とも言えない野暮ったさが出てしまいます。

もちろん、ソックス見せをねらって長めの靴下をあえて見せるのも良いでしょう。裸足で履けないことはないのですが、私は裸足でシューズを履くとどうしても蒸れ感が気になるので出来ませんでした。こちらのアクアソックは去年に引き続き今年も8640円(税込)。

これから定番商品になる可能性もあるかもしれません。とにかくライトな履き心地のこのシューズ、一足あれば夏にヘビーユースすること間違いなしですよ。