アンダーカバーとのコラボで話題になったスニーカーNIKEリアクトエレメント87ですが、現在通常モデルでもさまざまなカラーが発売されています。人気カラーはプレミア価格がつくほどの人気ぶり。筆者が購入したリアクトエレメントは通常モデルのブラウンカラー。それではデザインから詳しく見ていきましょう。
透けるデザイン

まずこのスニーカーはランニングシューズに分類されます。デザインはインターナショナリストというNIKEの伝統的なランニングシューズがヒントになっています。トゥ(つま先)部分は細くシャープな印象です。先端部分は特に目立つ箇所なので、ここが丸くなっているか細くなっているかで印象はだいぶ変わります。
そして最大の特徴はアッパーが半透明になっていること。半透明になっているので履くソックスによってアッパーの表情が変わります。柄ソックスを入れて雰囲気を変えるのも面白いでしょう。またスニーカーの透け感は涼しげな印象もあるので暑い時期には最適です。

(コルク製インソール)
インソールはコルク製で通気孔が空けられています。履いた状態では見えない箇所ですが、デザイン性も感じられカッコいいです。蒸れも防いでくれ、取り外しも可能です。
最高のクッション性

ソールも独特のデザインで目を引きます。カラーリングされた突起は単なるデザインではなく、グリップ力強化のために計算されて配置されているようです。実際に歩いてみても弾むような反発性があり、柔らかい履き心地。
靴自体の重さもランニングシューズだけあって軽く、片足で約245g(27.0cm)しかありません。長距離の歩行でも足の疲れは感じませんでした。素材は切替部分にレザーやスエードを一部使用していますが、ほとんどが合成樹脂。これもシューズ全体の軽量化に貢献していると言えるでしょう。
靴擦れに注意

残念な点として、踵部分のクッション性が弱いことが挙げられます。インビジブルソックスを履くと踵が擦れて靴擦れを起こしてしまいました。慣れるまでは、くるぶしあたりまであるソックスを合わせた方がいいでしょう。
サイズ感は少し小さめに感じるので、普段26.5cmのスニーカーを履く筆者で27.0cmを選んでちょうどいいです。カラーバリエーションが多いリアクトエレメント87ですが、ソックスで遊べる分シンプルなカラーを選んでも楽しめるスニーカーだと思います。価格は1万7280円。