名作ナイキのテックフリースジョガーパンツをレビュー!サイズ感や着こなしも。

機能的で動きやすい格好をしたいけどしっかりオシャレも楽しみたい。スポーツ体型で着られる服が少ない。

そう思ったことがある方は多いのではないでしょうか。

そんな方におススメなファッションスタイル、アスレジャー。今回は、アスレジャーファッションを実践するポイントをオススメアイテムと共にご紹介していきます。

アスレジャーって何?

アスレジャーとは、ざっくりお伝えすると画像のようにスポーツウェアを街着として着こなすスタイルのことです。一昨年ぐらいからトレンドとして耳にすることが多くなってきていますが、トレンドと表現してしまうと一過性のもののように感じてしまいがちです。

しかし、このアスレジャーはスポーツやフィットネス等の運動習慣、つまり特定のライフスタイルに紐づいたファッション。その上、スポーツウェア自体は商品として前々から市場に出回っているものです。多少のシルエットや色使いの変化はあれども、スポーツ文化が無くならない限り完全に衰退してしまうことはありません。

さらに世界的な経済紙であるForbesが発表している「世界で最も価値あるブランドトップ100」も、ここ数年面白い結果になっています。

2015年まではファッションブランドの中ではルイ・ヴィトンがトップだったのですが、2016年からはナイキがルイ・ヴィトンやH&MZARAを抑えて一位になっています。このランキングは売上高や収益を元にしているので、今後もナイキを筆頭にお洒落なスポーツウェアは市場にどんどん出てくるでしょう。

ただし、このアスレジャースタイルはジャージやスウェット等のくだけたカジュアルなアイテムが多く、一歩間違えると深夜にちょっとコンビニに出かけるお兄さんの格好になってしまいます。

このカジュアル要素が強いという特徴をふまえ、いくつかのポイントを抑えておけばスポーツウェアをお洒落な街着として着こなす事ができます。

まずはボトムスから

全体的なコーデの印象を決める上でボトムスはとても重要です。トップスが白シャツ一枚でも、ボトムスがジャージだとカジュアルな印象になりますし、スラックスだとフォーマルな印象になります。

したがって、アスレジャーファッションを実践する上でもまずはボトムスにスポーツェアを取り入れれば簡単にそれらしくなるものです。

ここで、ボトムスを選ぶ際にスポーツウェアそのものがカジュアルな印象が強いアイテムだという事に注意しなければなりません。よく分からないうちに色使いやサイズ感をくだけたものにしてしまうと、一気に深夜にコンビニスタイルの出来上がりです。

アイテムそのものがカジュアルであれば、色使いをビビッドで色鮮やかなものではなくモノトーンやグレーなどの無彩色にした方が落ち着いてバランスをとりやすいでしょう。またサイズ感はゆったりしたものではなく細身のシルエットを選ぶ事でルーズな印象を無くすことができます。

まとめると、スポーツウェアはカジュアルなものが多いので「色使いはシンプル に、「サイズ感は細身」のアイテムを最初は選ぶと良いのです。

これを買えば間違いはない!

「なんとなくどんな物を選べば良いのかはわかったけど、実際良いアイテムって何?」という方のためにとてもオススメなボトムスがあります。

「ナイキ テックフリース メンズジョガーパンツ」です。これを買っておけば間違いはありません。

アイテムとしてはスウェットパンツなので、かなりカジュアルな部類に入るでしょう。しかし、このテックフリースパンツは上記の写真のように腰元から裾にかけてグッと細身になっており、ウエストや腿周りには余裕がありつつも、膝から下はかなり細くなっています。

この仕様のおかげで、ちょっとしたスキニーパンツ程のシルエット感を出すことが可能です。また、細身のスウェットパンツの中でもテックフリースパンツを特にオススメする理由として、その生地感が挙げられます。

商品名にもあるテックフリースはナイキが独自に開発した生地で、軽量で通気性、保温性に優れているもの。さらに、通常のゴワゴワした起毛感があるようなスウェットとは違い、表面がとてもなめらかでツヤ感があります。

仕事で使うようなフォーマルなジャケットよりも、ニットのジャケットの方がよりカジュアルに見えるように、生地の質感も全体の印象に非常に影響を与えます。その点、テックフリースパンツはそのツヤ感のおかげで通常のスウェットよりもカジュアルな印象が少ないです。

ここで、類似商品として無印で販売されていたスウェットパンツと比較してみました。左側がナイキのテックフリースパンツLサイズで、右側が無印のスウェットパンツMサイズです。

こうして比較するとわかる通り、脚のラインが綺麗に出るようなサイズ感で着用するとナイキの方が厚手で肉感があります。したがって、タイツのようなピチピチ感が無いですね。また、先ほど述べたツヤ感に関してもナイキの方があることがわかります。

そして、こういった類のパンツは着用し続けると膝の部分が伸びてだらしなくなってしまうことが多いのですが、ナイキはこの部分に関しても無印の製品より寿命が長いです。

無印のスウェットパンツに関してはこちらの写真のものは売り切れてしまっているので、今年の最新のものだと3990円で販売されています。それに対し、ナイキのテックフリースパンツは1万1800円。

無印のスウェットパンツも価格にしては良品なのですが、お試しコーデではなくアイテムとしてお洒落スウェットパンツが欲しければテックフリースパンツは決して高くはなく、値段以上の価値があります。かくいう私も無印のスウェットを先に購入し、我慢できずに結局数か月後にテックフリースパンツを購入しました。

迷ったら、テックフリースパンツ一択です。

さらに、テックフリースパンツの色もブラックとグレーはここ最近毎年展開されています。テックフリースパンツはスポーツウェアとしてのカジュアルさを軽減させ、街着として落とし込みやすい「シルエット良し」、「素材良し」、「色良し」と三拍子揃ったハイスペックアイテムなのです。

テックフリースパンツを使った着こなし

最後に、実際にテックフリースパンツを使った着こなしをポイントと共にご紹介していきましょう。ちなみに筆者の私は身長179cmで体重が75kg、現在は体脂肪率13%程の筋肉質体型でテックフリースパンツはLサイズを着用しています。

テックフリースパンツはカジュアルさが少ないと言っても、さすがにスラックスなどに比べるとカジュアルな部類に入るアイテム。トップスに同じくカジュアルなパーカーやスウェットを持ってくると、街着として成立させるにはなかなか難しくなってしまいます。

そこでフォーマルな印象の強い白シャツを合わせることで、程よくスポーツ感が中和され、街着としての印象を強くすることが出来るのです。慣れないうちはロング丈やビッグシルエットのものではなく、ベーシックな白シャツを起点に色々と広げてみた方が無難でしょう。

あとは、シューズや小物もモノトーンやテックフリースパンツと同系色のものでまとめると、落ち着きを損なわずに綺麗にまとめることが出来ますね。

こちらのジャケットを使った着こなしも、原理は先ほどの白シャツと同じです。スポーツウェアを街着として着こなすために、白シャツよりさらにフォーマルな印象の強いジャケットを使って雰囲気を引き締めています。

インナーを白の長袖Tシャツにすることで上半身の色合いをシューズと合わせました。白シャツの着こなしもジャケットの着こなしもですが、これでもカジュアル感が気になる方は、ハットをかぶるかシューズを革靴にするとより落ち着いた雰囲気にすることが出来ます。

ちょっとしたポイントを抑えることでアスレジャーファッションが楽しめるナイキのテックフリースパンツ。少しでも気になった方はぜひ購入、試着されてみてください。自信を持っておススメできるアイテムです。