ハンガーは生活の必需品でありながら、良品がなかなかありません。しかし、ニトリのハンガーは安価で、限られたスペースに服をしっかりと吊るしてくれるので、クローゼット内を最適化してアップデートすることができます。
メンズ服に特化した幅
一般的な細いハンガーは確かに省スペースですが、サイズの合っていないメンズ服に使用するとポコッとハンガーの跡が付いてしまうことがあります。かといって立体的な形状をした大型のハンガーはベストな状態で吊るせますが、かさばってしまうので限りあるスペースに多用するのは現実的ではありません。これらの問題を、「すべりにくい省スペースメンズハンガー」はクリアしているのです。
特徴は幅広の形状とゆるやかなカーブ。吊るした服を押さえてみるとより肩幅がジャストサイズであることが分かります。
平置きした服とサイズ比較してみましょう。
上から順に、Mサイズ（ユニクロU）、Lサイズ（ユニクロ）、Mサイズ（無印良品）の服を並べました。ハンガーの肩のフォルムに注目するとメンズ服の肩幅と形状に合わせていることが分かります。次に一般的な細めのハンガーと比較してみます。
比べてみるとニトリのハンガーはよりメンズ服に特化した幅広なサイズであることが顕著です。吊るした際にハンガーからはみ出る肩部分の面積が減ると型崩れしにくくなります。ハンガー自体の太さがなくても服の形状を崩さずに省スペースで服を吊るせるよう設計されていることが分かります。
グリップ力が想像以上。便利なビニル素材のコーティング
商品名にもある「すべりにくい」ビニル素材のコーティングですが、ニトリ公式サイトの商品レビューにてグリップ力が強くて服を掛けづらいとの評価もありました。確かに引っかかりが強いので慣れが必要ですが筆者はそれを上回るメリットもあると断言できます。
まずどの程度のグリップ力があるか検証してみましょう。用意したのはコットン100%のユニクロのカットソー。
角度が分かるように後ろに黒いポールを立たせておりますが、この程度傾けてもビクともしません。
驚きなのが、服を半分だけ掛けた状態でもこの角度までズリ落ちないことです。
クローゼットに吊るしている服を取り出す時、隣の服も一緒に引っ張られて首周りがグシャッとなったり、ハンガーの中心からズレてしまった経験はありませんか？ このニトリのハンガーを使うと強力なグリップがあるので服同士が引っ張られてもズレてしまうことがないのでストレスフリー。吊るしている服の数が多いほど、吊るせるスペースが限られているほど、この便利さが実感できます。
また、注意書きに「濡れた物を掛けて使用しないでください。色移り、変色、カビ発生の原因となります」とありますが、筆者は洗濯物を干す時にも使用しています。外に干している時に風が吹いて、首周りが広いカットソーやインナーなどがズルっとハンガーから落ちてしまうことがありますが、グリップが強いので少し風が吹いていても安心して外に干すことができます。白い服も干していますが特に色移りなどの弊害もありませんでしたが、色移りが心配な服は一度チェックをしてみてください。
価格は5本組で299円（税込）。1セットを試してみてからクローゼット内のアイテム数に合わせてまとめ買いも検討できる価格帯だと思います。使用頻度の高い服は畳まずにハンガーで吊るしていつでも着用できるようにしたいもの。限られたスペース内で効率的に服をしっかりと吊るしてくれるのでオススメです。
