いつも履いている地味な無地のパンツの印象をわずかに変えてくれる小物を紹介します。
徐々にノームコアというシンプルな服装からの脱却として装飾性というキーワードがトレンドにあがっています。ただ、だからといっていきなり今まで無地の服ばかり買っていたのに、いきなり真逆のアイテムを買えと言われてもなかなか難しいもの。
そこで、今まで買ったシンプルな服の印象を変えるのに役立つのが小物の1つ、ウォレットチェーンです。
ウォレットチェーンの1つの選択肢
世間のイメージとして、ウォレットチェーンは良いイメージがあまりありません。「中学生が付けてそう」「ギラついている素材が不良っぽい」などマイナスイメージを挙げればキリが無いほど。
もちろん、そんなイメージを与えない様に光沢感を抑えて工夫されているウォレットチェーンも中にはありますが、チェーンの形自体に抵抗があるといった方もいるのではないでしょうか?
そこで、レザーウォレットチェーンの登場です。ブランドによって、レザーウォレットコードと名称を付けていたりしますが基本、物自体は同様です。レザーは大人のアイテムとして代表的な素材。素材を金属的な物から、レザーにすることでウォレットチェーンほどの砕けた印象はなく、わずかな装飾性をいつもの地味なパンツに加えられます。

職人らしい作り
素材はイタリア産のベジタブルタンニンレザーを使用しています。ベジタブルタンニンとは、革のなめしを植物性タンニンのみで行うもので、素材本来の良さを最大限に生かした製法です。
メリットとしては、以下の3つのポイントがあります。
・使い込むほどツヤや風合いが出やすい
・型くずれしにくく丈夫
・染色の吸収がよく、発色がいい
ニールのレザーウォレットコードはツヤ感を抑えたマットな質感のため、ウォレットチェーン特有のシルバーのギラつき感とは対照的なイメージとなっているのも使いやすいポイントです。
パンツ、財布に付けるマルカンチャームやリングの接続部分は、真鍮製となっています。職人がハンドメイドで製作しているので、個々で風合い、色合いに差があるとのことですがデザインと合っていて少し使用するだけでも、ヴィンテージ感を感じさせてくれそうです。

ここが他のウォレットコードと違う
筆者が購入の際にパッと見て特徴的だなと感じたのが、パンツ側のベルトループに付けるキーホルダーです。ウォレットチェーンのような複数のパーツで作られているフックとは異なり、1個の素材のみで作られており、直径5.5cmとただの接続部分としてはやや大きめになっています。
実際に付けてみるまでは、「上半身に着ている服の丈から出て目立つかな」と思ったのですが、腰位置まで隠れる丈の洋服ならば服からはみ出ることはありませんでした。
極端に丈が短い洋服を着なければ、見えない部分ではありますが、こういったちょっとした部分にブランドならではの遊び心が感じられます。実用性はありませんが、愛着を感じさせてくれるパーツです。

合わせるアウターは丈感に注意
コードの長さはレザー部分のみだと43.5cmで、リングを含めた全長は50.5cmとウォレットコードとしては平均的な長さです。
この長さがウォレットコードやチェーンの悩みの種となります。今、冬に大活躍しているであろう腰位置を余裕で隠してくれるコートと合わせると隠れてしまって、付けても他人からは全く見えません。
「別に隠れてもコートを脱いだ時にだけ見えればいい」というなら話は別ですが、やはり、せっかく購入したのなら、その日着ている服装の合わせでしっかり使いたいものです。
ですから、使う際はコートメインのYラインの合わせではなく、セットアップのジャケパンスタイルのIラインでしたり、ワイドパンツを使ったAラインの服装にオススメです。
価格は6500円(+税)で、筆者はバーガンティー色を選んでいて、他にブラック、ネイビーがあります。取り扱い店舗によっては、一部の色がなかったりしますが、通販だけでも購入先は複数あるので是非、検索してみてください。
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