25㎜幅がポイント!ニールのLILY.Nは大人のためのロングベルト

脱ノームコアという文脈から脚光を浴びているロングベルトですが、あっというまに拡散し、郊外のショッピングモールなどでも頻繁にみかけるようになりました。単に長いベルトを腰から垂らしておけば差別化できた段階から、よりきめ細やかなアイテム選びや着こなしが必要とされる段階に、すでに入っているといえます。

このさらなる差別化のためのロングベルトとして、NL/ニールのリバーシブルリングベルトLILY.N(7500円+税)をセレクトしてみました。

艶のあるナイロンとイタリア製レザーのコンビ

LILY.Nは幅約2.5cm長さ約150cmのFワンサイズ、メインとなる素材はナイロンです。とはいえ、とても上品な艶のあるタイプのナイロンであり、安っぽさは微塵もありません。

また、バックルまわりから23.5cmほどと先端の5cmほどにはイタリア製のベジタブルタンニンレザーがあしらわれています。

なぜLILY.Nは「大人のためのロングベルト」なのか?

では、基本的にナイロンベルトであるLILY.Nがなぜ「大人のためのロングベルト」なのか?これはそもそも艶のあるナイロンパーツがレザーパーツの強いインパクトに引っぱられることで、全体がシームレスにレザーっぽい=大人っぽい印象を与えるからです。

カラーについては、ワードローブをチェックしてみると、どうやら私はボルドーなどのニュアンスのあるレッド系のカラーを好んで差し色にする傾向があります。このLILY.Nもまたレッドなわけですが、もしあなたがアンダー1万円とはいえロングベルトとして相対的にけっして安価ではないLILY.Nを購入しようというのであれば、やはりオレンジやレッドのようなビビッドなカラーにしたくなるのではないでしょうか。

そして、それはおそらく正解です。

LILY.Nのオレンジやレッドはビビッドでありながら、季節でいうと「秋」を連想させるような、大人色とでもいうべきシックなカラーで、もし私がネーミング担当ならそれぞれ「パーシモン」「クランベリー」としたいところですね。

ワイドパンツに合わせてみると

そもそもLILY.Nを私が購入したのはワイドパンツに合わせるためなのです。

ワイドパンツは、体形の欠点をカバーしスタイルを美しくみせるシルエットのひとつ、上半身がスリムで下半身がボリューミーな「Aライン」を構成するのが一般的で、上半身をスリムに下半身をボリューミーにしてやるほどAラインは訴求力を増します。
Aラインとは?http://www.neqwsnet-japan.info/?p=3026

このワイドパンツにロングベルトを合わせると、ロングベルトがアイキャッチとなり下半身のボリュームをより強調することができます。と、理論的にはそうなりますが、これは画像をご覧いただければ直感的に理解できるはずです。じっさい垂らしを膝付近までにしても違和感はないでしょう?

トップスをタックアウトするケースが大半であることを前提とするならば、垂らしの長さや位置はけっこうどうにでも調整できるものですが、LILY.Nの約150cmという長さはやはり便利です。ただし、これを太いベルトでやると悪目立ちしてしまう可能性があり、少なくとも大人っぽくは見えなくなってしまうでしょう。ここではLILY.Nの約2.5cmという細さが真価を発揮するのです。

もうひとつのメリット

最後にロングベルトのメリットをもうひとつ。上のロックTにたとえば黒スキニーとふつうのベルトを合わせるとどうなるでしょうか?

シルエットとしてはAラインとおなじく体形の欠点をカバーしスタイルを美しくみせるシルエットのひとつである、上半身、下半身ともにスリムな「Iライン」となり全体のバランスは担保されるでしょうが、ロックな人なのかファッショニスタなのか、区別がつきにくくなりそうです。

ここでロングベルトは、ワイドパンツとともに、ロックTをファッションの文脈で解釈し、あえて着ているのだという意思を表明するサインとしても機能しているのです。いかがでしたでしょうか?私は、やっぱりオレンジも欲しくなってしまったのですが……。

 

IMA

この記事を書いた人

IMA

身長167cm体重64kg靴25cm(NIKEはUS8)

なんにでも興味があり、興味の対象となるものはすべてループしていると考えますが、できるだけファッションに特化した情報を発信できるよう、過去のアーカイブを理解し、文脈を捉え、大人のためのオシャレに貢献することを目標にします。