NUMBER (N)INE×SLACKコラボスニーカーはダッドシューズが苦手な人にオススメ

長らくノームコアが続いていたファッション・トレンドですが、少しずつ装飾性がトレンドになりつつあります。またストリートのトレンドもいったん落ち着き、各ブランドから「ちょっとスマートさを」ということでセットアップなどが多く展開されています。

そんな中、シューズの世界で注目されているのが、ダッドスニーカーに代表されるハズシのトレンド。ただし、ダッドスニーカーは扱いが難しくコーディネートを試される部分もあり、躊躇している初心者も多いでしょう。

そんな人にオススメなのが、「【NUMBER (N)INE】《別注》“SLACK”コラボ N(N) サイドロゴプリント スニーカー」です。ブランドのロゴのあしらわれたシンプルながらもデザインフルなスニーカーです。ダッドスニーカー(シューズ)ではない、スマートながらもハズシで重宝するアイテムです。

レザー調×キャンパス地の素材

(レザー部は耐水性に優れているが、キャンパス地については特に耐水性はない)

本アイテムの素材は、キャンパス地とレザー調素材の異素材ミックス。サイドはスニーカー定番のキャンバス地、そして、目立つアッパー部は、SLACK(スラック)の特徴でもある「マイクロファイバーレザー」が使用されています。

マイクロファイバーレザーとは、合成皮革の一種。ただし、普通の合皮、フェイクレザーとは「造り」が文字通り異なります。フェイクレザーは見た目をレザーに模しているだけのものが多いですが、マイクロファイバーレザーの特徴は、天然皮革の「構造」自体を模しているところ。

そのため、本革のような見た目だけではなく、通気性にも優れています。かつ本革ではないため、耐水性や耐久性にもすぐれたいいとこ取りの素材なのです。もちろん、本革のような手入れも必要ありません。

デザインとディティール

このスニーカーの一番の特徴はなんといっても、サイドに描かれた「N(N)」というテキスト――【NUMBER (N)INE】のロゴです。大きく印象的なデザインながらも、黒地に白抜きのシンプルさのため、華美な感じは皆無。

また靴紐の先端――ちょうど結び目となる部分にもロゴが入っているというディティールの細かさ。前述したキャンパス地とマイクロファイバーレザーの異素材ミックスの作りも異なる素材感が、見た目に表情を与えてくれています。またかかと部分にはリフレクターストラップまでついています。

第一に目を引くのは、大きな「N(N)」のロゴですが、見ていくと細かい趣向や装飾が随所に凝らされているのがわかります。シンプルなシルエットながらも、その中で飽きさせない工夫が詰まったデザインフルなスニーカーとなっています。

サイズ感と合わせ方

筆者はコンバース・オールスターでは26.5cmを履き、GUの靴類ではモノによって26-27cmあたりをメインに選びます。本アイテムは、26.5cmを選択。サイズ感について、ZOZOTOWNの商品説明には「標準的なスニーカーと同じサイズ感でお履きいただけます。

若干細めラストですので足幅の広い方は大きめのサイズをおすすめいたします」とあります。先端のフォルムがシャープなので、細身のオールスターなどのサイズ感を目安にするのがいいでしょう。

本アイテムはメインのアッパー部分は落ち着いたレザー調、シルエットもスマートな造りとなっており、カジュアル寄り・フォーマル寄り、どちらにも合わせやすいです。

そして、特徴的なテキストデザインや異素材ミックスの表情など、ベーシックから外れたデザイン性を備えています。ノームコアな、地味なファッションには飽きたけど、行き過ぎた感じにはしたくない……そんな時のコーディネートに使いやすいスニーカーに仕上がっています。

履き心地もいつものスラック同様、文句なし。靴としての履きやすさ、履き心地の基本性能とファッションとしてのトレンドの押さえ方の両立。ブランドコラボの好例といえるのではないでしょうか。オススメです。価格は1万1180円(税込)。

Nazy

この記事を書いた人

Nazy

身長170cm 体重65kg 靴26-26.5cm(コンバース・オールスターは26.5cm)

アラサーからアラフォーになりつつある、シンプル&ベーシック好き。 「地味過ぎず」「行き過ぎない」でどう差別化するのかを楽しく模索中。 人見知りの人好き。根はインドア。ファッションを好きになり、ちょっとアクティブになれたことに感謝している。