アダムエロペのペーパーヤーンビッグTシャツは和紙素材でも丈夫!

本格的な夏に向けて一枚で着られる柄Tシャツを探していたところ店頭で素敵な柄のTシャツを見つけました。しかし何やら「紙の繊維でできた」などという不思議なポップが置かれています。紙? 夏は汗かくのにそんな繊維大丈夫なの? 実際のところどうだったのか、調べましたのでご覧下さい。

「紙の繊維」のお手入れ方法は?

本体の素材は紙65%、コットン35%です。この紙の繊維というのが気になるところ。紙でできたTシャツ、と聞くとお手入れが大変そうなイメージがあります。

筆者が購入した店舗で聞いてみたところ「裏返してネットに入れて洗えますよ」とのこと。実際に家で一度洗ってみましたが、縮みや毛羽立ちもなかったので、お手入れについては心配無用です。夏は汗をかきますし、手軽に洗うことができるのはうれしいポイントです。

(他の繊維でできた生地とはまた違った艶があります)

このTシャツに使われている紙の繊維(OJO+)は、様々な特徴があるようですが、特にファッションにおいて筆者が注目したのは長繊維で毛羽立ちが少ないことです。生地を見てみるとじわっとした独特の艶があることがわかります。

毛羽立ちのあるガサッとした素材のTシャツは子供っぽさが目立つものですが、艶があることでTシャツであっても大人っぽく見せることができ、結果的に着回しやすく使いやすいと感じます。さらにハリのある生地のため、体型が出にくいことも付け加えておきます。

ゆったりしたシルエットもあいまってスタイルよく見せることができます。肌に当たる内側にはコットンがくるようになっていて一枚で着用してしても、軽い着用感に加えて柔らかい肌触りで心地よかったです。さらに紙の繊維の通気性からか涼しく過ごすことができました。通気性の割りに透け感はあまりないので一枚着用で問題ないでしょう。

パーツ、ディテールをチェック

サイズは筆者の購入したLサイズで公式サイト上は着丈72、肩幅は52となっています。筆者の身長は170cmですが、着用すると裾がおしり全体を隠す程度です。全体のシルエットはゆったりとしたボックスシルエット。肩の落ちたデザインがリラックス感を加速させています。それに対して首もとのパーツを見てみると極力目立たないように首もとギリギリを縫っていることがわかります。

この首もとのパーツが太いとカジュアル感が出てきますが、このように極力細くすると大人っぽくドレスな印象を与えてくれます。首もとという視線の集まるパーツをドレスに仕上げることで全体の印象を整えてくれるでしょう。

(首元同様に裾も細幅のディテールです。裾も目に付くパーツですが、抜かりありません)

次にこの印象的な柄を見てみましょう。三角形を大小組み合わせた幾何学的な模様です。モノトーンということもあってか現代的な印象がありますが、どこか和風な雰囲気も感じられませんか?この模様は実は和柄の一つである鱗文をアレンジしたデザインとなっています。

和柄の雰囲気を残しつつ現代的にアップデートするバランス感は好印象。しかし、着こなしによっては和柄の少々やんちゃなイメージが出てきてしまうこともあるので、合わせるアイテムはクリーンな印象(スラックスなど)があるアイテムがよさそうです。

カラー展開、価格

OJO+ × ADAM ET ROPE’ペーパーヤーンビッグTシャツ価格は1万260円(税込)。カラーは今回紹介した鱗文をあしらったスミクロの他に汎用性の高いブラック、ホワイト、そして刺激的なカラーのオレンジが展開されています。

紙の繊維OJO+は発色性にも優れているためかオレンジはなかなかにはっきりとした赤味です。Tシャツに一万円はなかなか出すことはありませんが、強靭な繊維でへたりにくい、さらになかなか見ない柄で差別化できるといった点で満足しています。まだ在庫はあるようですので手にとってみて下さい。