腕時計はレザーバンドこそ街着に合う!オロビアンコのチントゥリーノをレビュー

普段使いには革バンドがおススメ

(丁寧に編み込まれた革バンドですが、好みの応じて付け替えることも可能)

ビジネスバッグで人気のオロビアンコ。ビジネスではなく、街着用として使える腕時計が発売されているので紹介します。男性はスーツに合う腕時計をひとつはお持ちかと思います。しかしそれがいくらオシャレでカッコ良くても金属製のバンドは街着に合わせると、ともすればゴツゴツとしてバランスが悪くなります。

筆者は街着用のレザーバンドが欲しくて、今回、白のフェイスに黒レザーバンドのモデルを購入しました。シリーズとして文字盤とバンドがネイビーのものや、白文字盤に茶バンドもあるので、好みに合わせた買い方ができると思います。

つける理由があるからこそ遊びの要素を

(編み込まれたバンドでさりげないアピールを)

アクセサリーと違い、腕時計には身につける必然性があります。指輪やブレスレットは、あまりに主張が強いものだと悪目立ちすることもありますが、その点腕時計は時刻を確認するという明解な理由があるので、多少の主張があってもイヤらしくなりません。

筆者がこの時計を選んだのは街着に合わせやすい革バンドであることに加えて、編み込みレザーがおしゃれだったからです。

オトコゴコロをくすぐる細かい工夫

(ブランドマーク下の1996は、ブランドが創設された年を表しています)

(盤の側面にもブランドネームが)

(バンドの端の部分にも刻印があります)

時計の盤面の裏側(裏ぶた)や、バンドについている金具、尾錠にはブランド名が刻印されています。見える部分ではないので、ファッション的な影響はありませんが、所有者としては「見えないところにも気を配っている」というブランドの意匠を感じることができます。

素材について

クオーツで生活防水レベルの3気圧防水です。文字盤を覆うケース(風防)の素材は硬化クリスタル。こちらは傷がつきにくい素材で、筆者は半年以上使用していますが目立った傷はありません。文字盤のサイズは38ミリと、小ぶりではなく一般的なメンズサイズです。

最大の特徴はなんといっても丁寧に編み込まれたイタリアンレザーを使った革バンドでしょう。一定間隔で穴が空いていて、そこに金具を通すタイプのものは、自分にぴったりなサイズ感にならず、調整が必要になることもしばしばあるのですが、編み込みなので、ある程度自由な位置に金具を通すことができます。

バンド部分は半年使用していますが、とくにほつれなどはありません。革なのである程度のクセはついてきます。

この時計を実際に使ってみて感じた唯一のデメリットは秒針の太さです。通常の腕時計では時針→分針→秒針の順に細くなっていきます。

しかしこの時計は分針と秒針の太さがほとんどない、というよりは秒針の方が太く見えることさえ多々あります。また、分針と秒針の長さもほぼ同じなのでパッと見では時刻を間違えてしまうほど。慣れるまでは少し戸惑うでしょう。

価格・その他について

定価は公式サイトで1万9440円(税込)。Amazonなどでも大差はありません。正式名称は「チントゥリーノ(イタリア語で時計のベルトという意味)」といいます。2011年に発売されたものの復刻モデルです。筆者はこの復刻モデルの新品を購入したのですが、立派な収納BOXと巾着袋がついてきました。これは予想していなかったので嬉しかったです。

(BOXの上側。ここにもブランドマークが刻印されています)

(BOX留め具部分)

(専用の収納BOXがあるのはありがたい)

今回はオロビアンコの腕時計、チントゥリーノを紹介しました。街着に合わせてさりげなくオシャレを演出できる、編み込みレザーバンドが特徴の腕時計です。

時計選びはアナログかデジタルかというだけでなく、サイズや文字盤の色、機能性といった様々な要素が重要になってきますし、男性のこだわりが強く出るものでもあります。この記事が読者の方の時計選びの参考になれば幸いです。

momoya

この記事を書いた人

momoya

身長173cm 体重61kg 靴27cm 32歳 既婚

「シンプルにカッコよく、粋に。」をモットーにファッションを楽しんでいます。自分を磨いて人生を楽しむフリーライター。

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