ギザコットンを使用した艶感たっぷりのプラステ「ギザコットンオックスフォードシャツ」

男性であればシャツは必ず1枚は持っているでしょう。ただし、一概にシャツと言っても、スーツに着用するドレスシャツもあれば、カジュアルなシャツもあります。わざわざスーツ用、私服用と分けたくないという人もいるかと思います。

そんな人達の為に、今回はどちらでも使えるプラステのギザコットンオックスフォードシャツを紹介します。

なぜプラステのオックスフォードシャツなのか

なんと言っても、シャツの艶感が素晴らしい。店頭に並んでいるのを初めて見た時、このシャツだけ光が当たった時の見え方が違いました。これは是非、店頭に行って実物を手に取って店内のほかのシャツと見比べて欲しいです。

オックスフォードシャツ自体は、どこでも取り扱っている様なありふれたものですが、このシャツは一般的なオックスフォードシャツでは使用しないギザコットンを使用。

形はカジュアルなオックスフォードのボタンダウンシャツでありながら、艶感を確保することでドレスな要素を持ち合わせています。これにより、このシャツ単体でドレスとカジュアルのバランスを確保出来ている訳ですね。

※ドレスとカジュアルのバランスについて詳しくはこちらを参照してください。https://goo.gl/s4ehPz

この艶感の正体こそギザコットンです。ギザコットンとは、ユニクロの定番商品として使用され一躍有名になったスーピマコットンと並び、世界三大高級綿の1つと言われているエジプト綿の1種(ちなみに、残りの1種は中国の新疆綿。これで「しんきょうめん」と読みます)。

エジプトで採れるエジプト綿のうち、最も繊維が長く、繊維の1本1本が細いのがギザコットンです。

ギザコットンの特徴は、光沢感に加え、触り心地の良さ、風合いの良さであり、欧米では新生児への贈答品に使われています。それでは、話を戻して、実際にシャツを詳しく見ていきたいと思います。

シャツの特徴

特徴は、大きく艶感と肌触りです。どちらも前に挙げた通り。まず、艶感です。一般的なオックスフォードシャツは、スーツで着るブロードシャツと比べると、素材は光沢がなく、肌触りはガサっとしており、カジュアル感が強いですね。

これはシャツに使用される生地の違いによるものです。そもそも、オックスフォードシャツとは、一般的にオックスフォードクロスという生地を使って作られたシャツのことを指します。

オックスフォードクロスの特徴として、生地が厚めである場合が多く、表面はつぶつぶしている様に見えます。シャツにつぶつぶがあればオックスフォードシャツだ位の感覚で良いでしょう。実際にこのシャツの表面を拡大してみると、つぶつぶしているように見えるのが分かるかと思います。

(表面拡大写真)

表面こそ一般のオックスフォードシャツと同様につぶつぶしているのが見えますが、素材の艶感のおかげでカジュアル感は全くなく、むしろドレスシャツの様な風格さえあります。

実際にHPの商品説明でもビジネスからデイリーまで幅広く使えると謳っており、スーツとネクタイに合わせた着こなし写真を載せている程です。色は白と水色(HP上では、ライトスティールブルー)の2色あり、筆者はこのシャツの艶感に惚れて購入したので、個人的には光沢が強く感じられた水色を選びました。

白も水色も定番の色なのでどちらを選んでも問題ないですし、好みの問題だと言えますが、鉄板はやはり白です。次に肌触りです。ギザコットンの説明で述べましたが、一般的なオックスフォードシャツと比べて非常にいいです。

肌触りが柔らかいと言えばいいでしょうか。オックスフォードシャツにありがちなガサっとした感じは全くありません。

(タグ写真)

上記以外の特徴としては、シワになりにくい特殊加工がされていることが挙げられます。これはHPでも謳われており、実際に商品タグにもEASY CAREとしてつけられています。これは気軽にシャツを着たい人がわざわざアイロン掛けをするのは面倒という人にとっては助かります。

シャツの形状を見てみると

先程はシャツの特徴について述べましたが、次に形状について見ていきます。形は一般的なボタンダウンシャツです。ここで少し、ボタンダウンシャツの歴史についてお話ししておきます。ボタンダウンシャツとは、元々ポロ競技で着用されていました。

馬に騎乗して走る際に、普通のシャツだと襟が風に煽られてめくりあがり、顔や首に当たり競技の邪魔になります。このため、襟をボタンで留める形状が考案され、ポロ競技者に定着しました。

これがブルックス・ブラザーズの目に留まり、ボタンダウンシャツとして商品化されました。なぜ、ここでボタンダウンシャツの起源の話をしたかというと、ドレスとカジュアルのバランスを考えるためです。

一般的なオックスフォードボタンダウンシャツで考えると、ジャストサイズで着たと仮定した場合、デザインはボタンダウンシャツでドレス寄りのカジュアル、シルエットはドレス、カラー(素材)はカジュアルと考えられます。

シャツだからデザインはドレスじゃないの?と思う人もいるかと思いますが、どちらか分からなくなった時は、その服の歴史を紐解いていくといいでしょう。

先程の歴史から考えると、ポロ競技というスポーツから生まれているので、ドレスとは言えないということになります。これが仮にスーツの着こなしの中で生まれてきたデザインであれば、ドレスという判定になります。話を戻しましょう。

まず襟です。襟はボタンダウンシャツなので、左右両襟にボタンがあります。このメリットとしてニットの下に着た時に、襟の先端がニットから出てきてしまうのを避けることが出来ます。

写真はユニクロのエクストラファインメリノVネックニットの下にこのシャツを着せてみた場合です。襟がニットから出ていないのが分かると思います。

(ニットの下に着た場合)

ボタンダウン以外の襟にボタンがないシャツでも、襟の小さいものを選べば襟が出てしまう事態は避けられますが、わざわざニットとあわせて襟が出ないか確認するのが面倒だ等という人はボタンダウンシャツをオススメします。

(背面拡大写真)

また背中には、背骨に沿ってボックスプリーツと呼ばれる、タックの様なものがあります。これは腕や肩を動きやすくするために考えられたデザインで、実用性を考えた結果とも言えます。見た目よりも実用性が考えられているのもカジュアルな要素と言えるでしょう。

(胸部写真)

写真を見て分かるかと思いますが、胸ポケットはありません。これはあくまで推測になりますが、胸ポケットがあるとその分カジュアル感が出てしまうので、スーツに合わせた時に違和感なくするために考えた結果ではないかと私自身は考えています。

(裾部分写真)

最後に裾です。裾は緩やかなラウンド型になっており、シャツをパンツから出した場合に腰の位置を誤魔化すことが出来るため、足長に見せる効果が期待出来ます。

このシャツを採寸してみると

参考までにこのシャツの実寸を記載しておきます。筆者はMサイズを購入しました。まず襟の一番長い部分(襟羽と言われる部分)の長さは約6cmです。手持ちの他のシャツとも比べてみましたが、この値は平均~やや小さめと言えるでしょう。

肩幅は約45cm、裄丈は約85cm、着丈は約72cm、身幅は約50cmです。一般的なMサイズと比べると、やや裄丈が長めと言えるでしょう。一般的なMサイズですと、肩幅、および袖の長さが若干短い筆者からするとこれは非常に助かります。

最近は国内でも一部のメーカで裄丈の長めのものを販売していますが、一般的には少数です。この裄丈の長さでシャツを選ぼうとすると、海外製だったり、Lサイズ以上で身幅が余ってしまったり、首回りが合わなかったりということが多いです。

そういった意味では、腕の長い人や肩幅の広い人にもオススメと言えますね。

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