アルチザン系のカットソーは高いが価値あり。ポエムボヘミアンのロングカットソー

9月に入り、半袖1枚から羽織りをプラスしたり、長袖を着たりする人が増えてきました。とはいえ、本格的に着込むには暑い時期です。そこで、一枚で着てもカッコよく決まるポエムボヘミアンのロングカットソーをご紹介します。

ポエムボヘミアンについて

ポエムボヘミアンはイタリア人デザイナーのニコル・チェスキ・ベリーニがキャロルクリスチャンポエル、ヘルムートラング、カルぺディエムなどで経験を積んだ後、2010年に立ち上げたブランドです。こちらのブランドはアルチザン系になるかと思います。

アルチザン系とはフランス語で職人、工匠を意味しその名の通りシルエット、素材にこだわり抜いて作っているので、お値段も高額なものが多いです。代表的なものはm.a+(エムエークロス)やキャロルクリスチャンポエルなどがありますが、アウターなどは数十万円の世界。

このポエルボヘミアンもシンプルながらに着たときのシルエットが他ブランドとは段違いという印象を受けました。165cmの50kgの筆者は44の最小サイズを選びました。着丈68cm程度。この服は着丈と袖が少し長めに作られています。モード系のブランド服にはこういった作りのものが多いです。

しかし、着丈や袖が長いからといって決してバランスを逸してしないのはさすがです。服の特性上袖が長くなっているのですが、シルエットにこだわっているだけあって溜まりができたときのラインも凄く綺麗に見えます。

袖は普通に着ると指先までほぼ隠れるくらいの長さがあるのですが、もちろん折り返して着ることも可能です。筆者はボトムスにスキニーパンツをもってきて、上はゆったり、下はタイトなYラインシルエットをつくることが多かったです。

夏はサンダルで合わしていましたが、これからの時期だとブーツやボリュームのあるスニーカーなどで合わすのをオススメします。

素材は上質なコットンを使っているので着心地も良く柔らかい雰囲気もでるのですが、欠点としては上から厚みのあるアウターなどを羽織った時に首元がクシャッとなりやすいのと、仮に何かにひっかけたときに穴が空きやすいであろうことです。デリケートに扱う必要があるでしょう。

外国の洗濯表記になっている

品質タグを見てもらうとわかるのですが、外国の表記になっていて少し分かりにくいです。1番右のPだけOKなのですが、Pは外国でドライクリーニングを表します。水洗いはできないので注意が必要です。

数回洗濯したのですが、さすがに少しだけ伸びた感じがしました。クリーニングに出す際は、こちらから伝えないとわからない場合が多いでしょう。

1枚で着る物にはこだわりを

Tシャツ、ロンTは1枚で着る時期が限られていますが、このカットソーは是非1枚で着て欲しいです。それだけ着た時の存在感があります。

グレーのカットソー自体は定番のアイテムでユニクロなどのファストアイテムでも良いものはたくさんありますが、やはりデザイナーズブランドならではのシルエットは一度着ていただくとすぐに違いを実感できますね。

しかも、このカットソーは2017SSのアイテムなので半額になっていて1万円ほどで買えます。自分は立ち上がりの時期に自由が丘のセレクトショップで約2万円の定価で買いました。それでも決して安くはないですが、これからの時期でも使えるので、シンプルだけど、人と違いをだしたい人にはオススメの1枚です。