タオルに包まれているようなな靴下「レイルロードソックス」

今回ご紹介するのは、鉄道員の履く靴下です。ふざけてんのかと思われましたかね……。いや、まったくふざけておりません。バカまじめです。実を言うと、昔は鉄道員の方が履くための靴下でした。その靴下のブランド名は、その名もレイルロードソックスです。そのままですね。

https://goo.gl/MyVQmd

それでは、鉄道員じゃない方にも履いて頂きたいレイルロードソックスをご紹介します。レイルロードソックは1901年にアメリカはミズリー州で創業を開始した鉄道員のための靴下会社です。

創業からずっとアメリカ製を貫いており、現在もその伝統を守り抜いていることからも、強いこだわりとアメリカ人からの絶大な信頼を勝ち取っていることがわかります。

この説明だと街着には向かないのではないかと思いますよね。履き心地、見た目、コスパの3つについてじっくり見ていきましょう。

履き心地はタオルに包まれているみたい

本当に一度履いてほしいのですが、レイルロードソックスを履いて地面を踏みしめると快感が走ります。この素材感を一言であらわすとタオルです。その秘密はどうやらコットンにユニクロのニットなどにもよく用いられている羊毛の代名詞のメリノウールが混紡されているからです。

ユニクロと聞くとどうせチープで安い素材だろと思われるかもしれませんが、そんなことはなく、メリノウールは繊維が細く、伸縮性と保温性にも優れており、ニットなどにすると艶感のたっぷりあるものに仕上がります。

その証拠に僕もユニクロのエクストラファインクルーネックセーターを愛用していますが、艶感は素晴らしいです。

(ユニクロのエクストラファインニット)

話を戻しますが、メリノウールの混紡によって保温性、伸縮性、何よりもウール独特の肌触りを感じることができます。素材表示によると、コットン85%、ナイロン15%となっており、ウールの記載はないのですが、海外のサイトにはメリノウールを混合していると記載されてました。
※参考 https://goo.gl/bDdNGS

そして、足裏部分の感触だけではなく、リブの部分にもぜひ注目して頂きたいのですが、足首付近から上端部までが編地が粗く、吸湿性の高いコットンへと素材が切り替わっており、このおかげで汗をかいてもすぐに吸湿してくれるため蒸れを防いでくれます。

(レイルロードソックス)


(ユニクロ)


僕は、すごい汗かきでスニーカーや特にブーツを履くとすぐに蒸れて不快を感じるのでかなりありがたいです。やはり、ミリタリーなども機能性を第一に考えて作られているため、街着で使うときにかなり便利だったりしますが、ドクターマーチンをはじめ労働者用に作られた製品も機能性という面ではかなり便利です。

あと、かかととつま先部分は一番力のかかる部分なので生地も分厚くなっているため丈夫で長持ちすると書かれていますが大体どの靴下もそこは補強されていると思うので特筆しません。

見た目はルーズソックスに近いかもしれない

ワーク用に作られているためもあって、少し緩めの作りになっています。そのため履いていると、リブの部分が少しずつ下がってくると思います。ルーズソックスとまでは言いませんが、程よくダボつきます。

ただ、締め付けの強い靴下ですと足がむくんだり脱いだ時にリブのあとがしばらく残ったりすると思いますが、レイルロードソックスは締め付けが緩いので跡は付きません。

アメリカのサイトには締め付けが緩いので糖尿病患者の方にも最適と書かれていて、日本ではありえないアメリカらしい広告だなーと苦笑いしながら思いました。

また、緩いというのはある意味利点ではないかと思います。マイケルジャクソンの服装を少し想像してほしいのですが、僕は彼の服装はかなり洗練されていると考えています。

https://goo.gl/hdNWKE

彼は、艶感たっぷりのジャケットとスラックスを好んで着用していました。これだけだとかなりキメキメのスタイルに見えますが、足元が素晴らしいです。彼は、緩めの白ソックスに革靴でもカジュアルなローファーを合わせていました。

しっかりとドレスとカジュアルのバランスをとることによりやりすぎではなく、程よく力の抜けたスタイルに仕上げていたんですね。マイケルジャクソンさん、まじリスペクトっすって感じですね。

筆者が勝手にマイケルジャクソン理論と名付けますが、この理論を使うことでゆるいというのを利点に変えちゃいましょう。利用の仕方はいくらでもありますが、簡単な例で言うと革ものに合わせるといいと思います。最近革ジャンとかメキメキとトレンドに上昇してますよね。

僕も一着持ってるんですけど、正直言って合わせにくくないですか……? 革ジャンて単体で見るとすごいかっこいいんですけど、いざ着てみると、キメすぎ感が出ます。そういう時にゆるめの白ソックスを合わせてあげると程よく力が抜けてまとまります。

普通に革靴に合わせてあげるだけでも抜け感が出て、コーディネートがまとまります。古着などに合わせても雰囲気抜群です。

これは筆者の着画ですが、ソックスが少したるんでいるのがわかりますかね。ただ、このゆるさが武骨な雰囲気を緩和してくれていると思います。

結局はコスパでしょ!!!

コスパで比較するとなるとユニクロが出てくると思いますが、ユニクロは3足で約1000円ですが、レイルロードソックスは6足で2300円+税です。値段で言えばユニクロのほうが安いです。

レイルロードソックスはアメリカで生産しているため輸入料が加算されていて、アメリカのサイトを見ると7ドル、日本円で1000円くらいなので元値で言うとレイルロードソックスの方が安いです。

(下、二回洗濯したレイルロード 上、10回程度洗濯したユニクロ) 


品質ですがユニクロのほうは何度洗濯してもあまり変わりは見られませんが、レイルロードソックスの方は、2〜3回洗濯するとくたびれてきたので丈夫さの面では、ユニクロには劣ります。それは元値から考えれば妥当でしょう。

ただ履き心地、長時間の着用などを考えると圧倒的にレイルロードソックスの方に軍配があがります。また、1パックに六足入っていますし、そんなに頻繁に履くものではないと思うので一度買えば、しばらく買い足す必要はないと思います。

サイズはフリーサイズですが、25.5㎝しか足のサイズのない僕でも履けましたし、足が大きい方も余裕で履けると思います。本当に一度履いたら感動してしまうと思うのでぜひ履いてください。

鉄道員の方だけのものにしておくのはもったいないです。ただしビジネス用途には履かないでください。作りは粗野なのでアメリカ製のご愛嬌ということで。でも、パッケージはかわいらしいですよ。

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