レインメーカーのLONG TAIL CUFFED SHIRTは、シャツとカットソーを併せ持った独特なデザインが特徴です。
唯一無二なデザイン
このアイテムを象徴するのは袖部分でしょう。アイテムとしてはカットソーですが、袖にはシャツのようなカフス仕様を取り入れています。また首周りはほんの少しだけゆとりのあるクルーネックになっていて、一般的なカットソーデザインです。
裾は商品名にもなっている長めな着丈のロングテイル仕様、後ろから見た印象はシャツのようです。
ラインアップはホワイト、ブラック、ストライプの3色、サイズは3(S)、4(M)、5(L)の3サイズ展開です。身長177cm、体重64kgの筆者で4(M)がジャストサイズです。ちなみに筆者はドレスシャツでは裄丈84cmでジャストです。袖がカフスになっているため、できれば試着してサイズ感を確認するのがおすすめ。
ツヤ感たっぷりのジャージ素材
このアイテムのもう1つの特徴が生地です。ぱっと見た印象はブロードのシャツ素材のようなツヤ感のある生地ですが、実はジャージ素材でできています。非常に細い糸を高密度に織り上げているため、ジャージ素材でありながらきれいな光沢が生まれています。
一見些細な事のようにも思えますが、実はアイテム全体の印象にも大きな影響を与えるポイントになっています。もしこのアイテムを通常のカットソーのようなガサガサとしたツヤ感のない生地で作った場合、きっとデザインとのバランスが取れずに、ちぐはぐな印象のアイテムになっていたでしょう。
一見ブロード素材と見間違えるようなツヤ感の強い生地だからこそ、カットソーとしてのデザイン部分が際立ち、随所に取り入れたシャツデザインとのバランスも取れているのです。さて、ツヤ感たっぷりの上質な生地なだけに洗濯するとどうなるでしょうか。
洗濯表示では手洗い推奨ですがめんどうくさがり屋な筆者は、自己責任でネットに入れて洗濯機で洗ってみました。結論から言いうと特に問題はありませんでしたが、多少のシワは付きました。
洗濯後そのまま着られない事もないですが、きれいに着るためにはシワ取りスプレーや部分的なアイロンがけをするとよさそうです。
シンプルなカットソーやシャツはファストファッションからハイブランドまで様々なブランドから数多く発売されています。そういったシンプルなアイテムはコーディネートには欠かせない重要な役割を果たしてくれます。
しかしながら、シンプルが最上のオシャレとされてきたノームコアから、少しずつ装飾性が重要視されてきている2019年現在のトレンドを踏まえると、少しデザイン性のあるものも取り入れていきたいところです。とはいえ、あまりに派手なデザインには手が出しにくいものです。
今回ご紹介したLONG TAIL CUFFED SHIRTはシンプルながら、ドレスシャツとカジュアルなカットソーの相反する要素を見事なバランスで1つのアイテムに落とし込み、カジュアルさとドレス感を両立させています。
そのおかげで奇をてらうような派手なデザインではなく、シンプルながらキラリと個性の光るアイテムに仕上がっています。トレンドの流れを反映した、まさにこれから取り入れていきたいアイテムです。価格は2万3544円(税込)