革製品の手入れにはラナパーがオススメ!

「レザーアイテムはケアが面倒くさい」と思っている方は多いでしょう。また、一括りにレザーといっても牛、馬、豚、羊といった種類が存在し、最もポピュラーで流通量の多い牛の表皮革をとっても、成牛か子牛か、また部位によっても呼び名が異なるように、奥の深い世界です。総じてレザーアイテムは綿や化学繊維では味わえない満足感を所有者に与えてくれる嗜好品とも言えます。

しかし、その満足感と引き換えに、デリケートな取り扱いが要求される素材であることも事実です。定期的なメンテナンスを怠ると、カビが生えてしまう、乾燥してヒビが入って修復不能になってしまったなんてこともしばしば起こります。そこで今回は、レザーのケアにかかる時間を可能な限り短くしたメンテナンス用品、ラナパー「レザートリートメント」を紹介いたします。

ラナパーとは?

ラナパーは1988年にドイツ南部で皮革の伝統衣装のメンテナンス用品が発祥であり、以降人間や環境に害のないレザー製品のメンテナンス用品として世界中で愛用されており、トリートメントとクリーナーがあります。筆者が購入したのは250㎖、スポンジ2個入りのタイプ。

内容量ついては申し分なく、週1~2回程度、主にビジネス用のシューズ3足(スムースレザー)月に1回程度カーフ素材の財布、バッグ、名刺入れへの使用で半年以上も愛用しておりますがいまだに3分の1にも満たない使用量で済んでいます。

【外箱】

使い方は?

使い方は超簡単、外箱を開けるとオイルとスポンジが入っています。あらかじめ靴の場合でしたらホコリははらっておきましょう。

まず、同封のスポンジにベタつかない程度に、1~2回のクリームの表面をスポンジでなぞります。次に全体的にトリートメントを塗布します。ここで全体にトリートメントを塗布した際に余分なクリームが出た場合は布で余分なクリームをふき取ります。ふき取った後は特に磨く必要もありません。

(レザー用品にまんべんなくスポンジを塗る)

ちなみにレザー用品であれば靴はもちろん、バッグ、名刺入れや財布といった小物、ジャケット、ソファーにも使用可能です。ただし、スウェード、バックスキン、ヌバック、といった起毛素材のレザーには使用することができません。

原材料・成分ビーズワックス(蜜蝋)・ホホバ油・ワセリン・ラノリン100% とあります。ビーズワックス(蜜蠟)、ホホバオイルといった天然の素材のみを使用していることで石油系溶剤を使った、トリートメント剤のようなツーンとする嫌な臭いがしません。小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも安心して使用できることが特徴です。

効果は?

ラナパーには「汚れ落とし」「保護、ツヤだし」「撥水効果」「カビを生えにくくする効果」といった効果があります。レザーに栄養分を補充し、ツヤを与えて表面を保護するため乾燥を防ぎ、油分が多少の防水効果とカビを生えにくくする効果を発揮します。このオイルを1週間に1回程度薄く延ばすように塗るだけでレザーにツヤを与えて栄養を補給することが可能です。靴墨も不要です。

実際に使用する前と後でどれだけの見た目に変化が出るかを筆者の持っている革靴で試してみました。

(比較にはスコッチグレインのストレートチップを使用【ラナパー使用前】)

(【ラナパー使用後】)

いかがでしょうか、使用前と後では靴の光沢の出方に明らかに違いがあることがお分かりになりますでしょうか。ちなみにラナパーの取扱説明書にはラナパーを使用していれば他のメンテナンスは特に必要ないというコメントもあります。

実際には無色のクリームなだけに汎用的にどの色のレザーアイテムにも使用できるという特徴はありますが、補色、汚れを落とすといった効果はないために汚れがひどい場合はきちんとクリーナーを使用して汚れを落とす、退色が目立ってきたらレザーと同色のクリームを入れてケアをするといった事をオススメいたします。

価格は100㎖で2160円(税込)、250㎖でスポンジ2個もついて3240円(税込)と250㎖のコストパフォーマンスが圧倒的に高いです。

mitsu

この記事を書いた人

mitsu

身長163cm 体重53Kg 靴25.0cm

ミニマムな体型に合う服、ミニマルなクローゼットを意識して、長く着られるシンプルでベーシックなアイテムを選ぶのがモットー。パパになっても楽しめるファッションを意識しています。35歳、既婚。