ROCKPORT(ロックポート)は、1971年に創業したアメリカのボストン発のブランドです。さまざまな商業施設で直営店を構え、ABCマートのような量販店でも取扱いがあるので、知名度があがってきています。
ロックポートの最大の特徴は、アッパーはビジネスシューズで、ソールにスニーカーソールを採用していることです。ロックポートではこの仕様を「ドレスポーツ」と呼んでいます。
1990年、当時の副社長は、ドレスポーツを履いてニューヨークシティマラソンを完走したこともあるそうです。スニーカーとしての機能性にも問題がないことがわかります。このような逸話もあり、ROCKPORTといえば、ドレスポーツが定番モデル。
最近発売されたドレスポーツはソールが完全にスニーカーですが、今回はDAYVISというドレスポーツよりもソールがドレスライクなスニーカーを見つけたのでレビューします。
機能について


ロックポートは薄めのラバーソールを使っています。耐久性のあるラバーソールを用いることで、スニーカーのようなグリップ力を備えています。また、ソールを薄くすることで、ドレスシューズの雰囲気を大きく損なっていません。踵部分は、普通のスニーカーに比べて少し多めに覆われています。

このクッショニングシステムは、truTECHという独自のシステムです。truTECHを搭載することで、薄いソールなのにスニーカーのような履き心地を実現しています。ドレス要素の高いスニーカーが得意なブランドなこともあり、このDAYVISも先端が細いシャープなシルエットになっています。
デザインについて

最大の特徴はほぼドレスシューズに見えるデザインです。見てわかるとおり、ブラックのアッパー、ブラックのソールとブラック1色で構成されています。
そして、スエードの本革を用いていることで、ドレスシューズの要素も高く、パッと見ではスニーカーだとわからないため、普段ビジネスでも使うこともできます。ただし、スニーカーではあるため、気になる人もいるかもしれません。
そのため一番適した場面は、クールビズです。スニーカーもOKな職場が増えるほど浸透したクールビズですが、ただでさえカジュアルになってしまうため、他の人よりもドレス度を高めるうえでとても適した一足だといえるでしょう。
価格・サイズについて
サイズ展開は、24.5cmから28.0cm。筆者は普段24.5cmの靴を履くので、25cmを購入いたしました。先端がシャープな作りになっているため普段履くサイズより気持ち大きめを選ぶことをおすすめします。
0.5cm大きめのものを購入し履いていますが、踵に靴擦れが出来たのと、先端が細い作りのため親指の毛の生えるあたりが靴擦れになりました。スニーカーとはいえアッパーはドレスシューズなので靴擦れはある程度覚悟した方がよいかもしれません。
筆者が購入した、スエードのモデルが見つかりませんでしたが、同様のデザインで素材違いのものが、定価1万4040円(税込)で発売されています。現在はABCマートでセールになっており、1万0584円(税込)にて購入することが可能です。