ロレックスのエクスプローラーⅠを16年使った結果!

Gショックしか使ってこなかった筆者が、一生モノの腕時計を探していたときに出合ったのがロレックスでした。現在発売されているエクスプローラーⅠは「214270」というモデルナンバーですが、筆者が16年前に購入したのは1つ前のモデル「114270」になります。

シンプルなデザイン

まずデザインですが、時刻を示す針は時針、分針、秒針の3本針のみ。日付を表すデイト機能も無し。文字盤は3時、6時、9時に数字があり他の時間はバーのインデックスのみ。視認性を重視した文字盤で余計な装飾はありません。これは細かいアップデートはあるものの何十年も変わらずにリリースされ続けていて、デザインの完成度を感じます。

ケースの大きさは36mmでデカ時計ブームも落ち着いたとは言え市場に出回っている時計の中では小さい部類に入ります。手首が細い男性や女性にはこのくらいの大きさがちょうどいいのではないかと思います。ちなみに筆者の手首で17 cmです。現行のエクスプローラーⅠではケースの大きさはサイズアップしていて39mmと大きく視認性がさらに向上しています。

(実際にはめてみたところ)

ベルト部分はケースと同じくステンレス仕様。レザーベルトもカッコいいですが、ステンレス製は耐久性が高く切れて交換という事はほぼ無いでしょう。風防と呼ばれる表面のガラスは人工サファイアで作られていて傷が付きにくい仕様ですが、筆者はコンクリート壁にぶつけて一部欠けてしまいました。

機械式時計の特徴

機械式時計は電池式時計と違い、時計の心臓部であるムーブメント内のゼンマイが回り針を動かしています。ゼンマイを手で巻かなければならない時計もありますが、エクスプローラーは自動巻きが可能なので、時計をはめた腕を動かす事でゼンマイが巻き上がります。もちろんリュウズを手で巻いてゼンマイを巻き上げる事も可能です。

時計にとって重要な時間の精度も機械式はズレが生じます。筆者のエクスプローラーⅠで日差+3秒ほど。たまに自分で時間調整してあげないといけません。残念ながらこれは機械式時計の宿命であり、手がかかるのもまた機械式時計の魅力の1つではないでしょうか。

メンテナンスは必要不可欠

精密な機械式時計はオーバーホールと呼ばれる作業が必要になります。ムーブメント内部のパーツの摩耗を防ぐための注油が必要で、これは3〜5年に1度行うことによって寿命を延ばすことが出来ます。このオーバーホールの価格も年々上がっていて、エクスプローラーⅠで6万円ほど。決して安くはない価格です。しかし、これを行うことによって時計全体を研磨してもらえるので、傷がほとんど消え新品のようになって戻ってきます。

時計で忘れてはいけない機能で防水性能がありますが、ロレックスはダイバーズ時計以外は100m防水です。日常生活では全く問題ないレベルで、水を使う時にわざわざ時計を外すといった手間がないのは嬉しい限り。

価格は購入した当時は正規店で44万円ほど。ちなみに現行のエクスプローラーⅠはさらに値上がりして67万円ほどです。販売店は百貨店などの直営店や路面店などの平行輸入店がありますが、定価販売が直営店で、価格の変動を受けるのは平行輸入店です。

イニシャルコストだけではなくランニングコストもかかるのが機械式時計ですが、定期的なメンテナンスさえしていれば一生使える時計です。ロレックスというブランド名だけで高いイメージがあると思いますが、値段相応の価値がこの時計に詰まっていると思います。

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2019.09.20
hirotaka

この記事を書いた人

hirotaka

身長:173cm 体重:58kg 靴:26.5cm

基本的にシンプルな服装を好みます。 週に一度は服を見に行かないと具合が悪くなります。