高級アイリッシュリネンを使ったシップス別注のカプリシャツ

上質なアイリッシュリネンを生産するBAIRD MCNUTT社。そのBAIRD MCNUTT社のリネンの魅力を、SHIPS(シップス)別注のカプリシャツのレビューを通して伝えていきます。

BAIRD MCNUTT社のアイリッシュリネンとは?

BAIRD MCNUTT社はアイリッシュリネンを扱う、1912年創業の老舗の生地メーカー。アイリッシュリネンというのはリネン素材の中でも最高級とされるもので、非常に美しい光沢や心地よい肌ざわりが特徴です。

良質なリネンを自社で一貫生産しており、アメリカやヨーロッパの有名メーカーの洋服に使われていることでも知られています。例えば、BROOKS BROTHERS(ブルックス ブラザーズ)などですね。今回はそんなBAIRD MCNUTT社のリネンが用いられた、シップス別注のカプリシャツを見ていきましょう。

BAIRD MCNUTT社のリネンを用いたカプリシャツ

こちらが2017年春夏に発売されたシップスのカプリシャツ。カプリシャツとは襟の形がカッタウェイでボタンが一つしかなく、プルオーバータイプのシャツのこと。その名の通り、イタリアのリゾート地であるカプリ島から名付けられています。

そんなリゾートの雰囲気満載のシャツなので、素材にはリネンが用いられることが多いですね。夏に着ても非常に涼しく、ヨーロッパでは昔から定番でしたが、ここ最近は日本でも人気が高まりつつあります。

このシャツの目玉は何といっても、この美しいリネンの生地。上質なリネン生地に見られる光沢感やシャリ感がしっかりと感じられます。そして染色もめちゃくちゃ綺麗なんです。良い生地にしか出せない鮮やかなブルー。とても奥ゆかしい色味をしていて、眺める角度によっては若干違うように見えたりします。最初にこの生地を見たとき、一発で気に入りましたね()。もう一目惚れといってもよいほど。

肌ざわりも素晴らしい。一般的に麻素材と言えば、硬くてガサガサしているようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、このような上質なリネンは非常に滑らかでサラサラしています。洗濯するごとに柔らかくなるので、どんどん馴染んできますね。

シワに関しても、リネンはシワシワになってしまうイメージを持っている方も多いかもしれませんが、良いリネンほどシワ感は味になるのです。パリッとした品のないシワではなく、ナチュラルで上品なシワです。着用することによってできる着ジワがリネンシャツの醍醐味でもありますね。

SHIPSの別注カプリシャツはかなりの良品!

こちらのシップスのカプリシャツ、生地以外も良く出来ています。せっかくなので、もう少し詳しくみていきましょう。価格は12960(税込み)で、現時点で完売品なのですが、人気のあったアイテムなので来年以降も継続して販売されるかもしれません。

襟の形はカプリシャツなので、カッタウェイ(ホリゾンタルカラー)。襟の開きが非常大きなカラーです。リラックス感があり、一枚でもサマになりやすい襟の形。イタリア人などがよく好む襟でもありますね。

通常のシャツと違いって台襟や第一ボタンがないので、曲線的にカーブを描くように広がっています。

上質なリネンシャツは洗いざらしで着ることも出来るのですが、個人的には襟はアイロンをかけてやることをオススメします。元々厚みのある襟ですが、アイロンがけすることによってさらに立体的に見せることが出来ます。裏側からもかけてやるのがコツです。

襟の立体感というのは、シャツの良し悪しを見るうえで重要なポイントでもあります。襟がペラペラで寝てしまっている物は貧相に、立体的になっていて存在感のあるものは良い物に見えますね。なのでリネンに限らず、シャツを着る際は襟のアイロンがけには是非こだわってみてください。

身頃や袖などにもアイロンをかけるかどうかはお好みで良いと思います。私は気分によってかけたりかけなかったりします。かけずにナチュラルに着るのも良いですし、アイロンがけして綺麗目に着るのも良いですね。

洗いざらしで着る場合、洗濯するときドライモードや手洗いするなどしてなるべくシワが付かないようにし、干すときは手でパンパンと叩きながらシワを伸ばしてやると綺麗な状態で着ることができます。シワが特徴のリネンと言えども、洗濯時についた不自然な折りジワはあまりかっこよくないので。

袖は七分丈。これもカプリシャツの特徴的なディテールの一つです。スリットがあるので、腕を曲げた時にもストレスはありません。シワシワになって生地が腕に溜まってしまうということも無いですね。スリットのおかげでスッと下に落ちます。

裾はラウンドしていて、スッと綺麗に広がっています。カプリシャツにはシルエットがゆるすぎる物も少なくありませんが、これはほどよいゆるさ。裾のサイドの縫い目にはガゼットがついています。

縫製も細かく、かなり丁寧ですね。ほつれ等も無いので長く愛用していけそうです。

大人の夏のスタイルは良質なリネンで

日本の夏は暑く、ジメジメしているのでついラフすぎる格好になってしまう方も少なくないはず。オシャレは我慢とよく言われますが、さすがにいくら何でも無理がある。そんな時、是非今回ご紹介したようなリネンのシャツを着ていただきたいのです。

もちろんTシャツ1枚でもかっこよく見せることは出来ますが、リネン、特に上質なリネンのシャツにはTシャツには出せない魅力があります。涼しくサラサラした肌ざわりで快適なのに、上品で優雅に見える。これほど夏に適した素材は無いでしょう。

実は私はかなりのリネン好き。「夏のシャツはもうリネンじゃなきゃ着たくない!」というくらいで、洋服以外にもベッドシーツなども全てリネンにしています()

また、リネンのシャツを選ぶ際はカプリシャツに限らず、ちょっとゆったり目のサイズ感を心掛けてみてください。リネンのシャツをいつも通りのサイズ感でジャストに着ると、どうもアンバランスな印象になってしまうことがあります。せっかくの優雅な雰囲気が出ないので、試着してみて「なんかしっくり来ないな?」というときは是非ワンサイズアップを。

ちなみに今回レビューしたシップスのカプリシャツは元々少しゆったり作られているので、ワンサイズアップの必要は無かったですね。実寸だと、着丈74.5cm、肩幅45cm、身幅55cmでした。私は身長175cm体重65kgで、普段シャツはMサイズでときどきLサイズですが、そのままMサイズでほどよくゆるく、リネンシャツにちょうどベストなサイズ感で着ることができます。

それでは、是非BAIRD MCNUTT社のアイリッシュリネンのような上質なリネンを身にまとってみてください。暑い夏も楽しく快適に過ごせるでしょう。

Kouki

この記事を書いた人

Kouki

身長175cm 体重65kg 靴27.5cm

普通だけど、かっこいい。そんなスタイルを目指して模索中。服自体はもちろん、服を着て楽しいと思える瞬間が大好き。 ツイッターでファッションについてつぶやいています。

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