シップスのフェイクムートンコートを週5日、2ヵ月着てレビュー

秋冬はファッションを楽しむ人たちにとっては、いろいろな着こなしができる楽しい季節。しかし、寒くなるとどうしても防寒だけを考えてしまい、毎日代わり映えのしない服装になりがちです。今回はそんな秋冬に使えそうな、フェイクムートンコートを紹介します。

フェイクムートンとは

ムートンとは何でしょう。広辞苑によると、「羊の毛皮、シープスキン」とあります。とても暖かそうなイメージですね。一方「フェイク」と言えば、にせものであるとか、模造品という意味。

フェイクムートンとは、羊の毛皮を模してつくったもの、ということになります。しかし、それを偽物という一言で片づけてしまうのは少しもったいないと思うのです。このレビューで、フェイクムートンがあなたのワードローブに加わることができれば嬉しく思います。

ムートンコートとしては珍しい色使い

(一般的なムートンコート)

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一般的なムートンコートは上記の写真のように、ツートンカラーになっているものが多く、カジュアル感が強く出てしまいます。しかし、今回紹介するコートは裏も表も黒で統一されており、カジュアルな印象がありません。あとはボトムスに細身のパンツを使えば、簡単にシルエットが整います。

(ボタンも黒色)

ボタンもボディと同色の黒で、統一感があります。ただ、プラスチック製なのが残念なところです。貝ボタンだと、もう少し高級感が出たでしょう。

表も裏もポリエステル100%です。筆者はアトピー持ちで、直接触れるところは襟元と袖口でしたが、かゆくなったりしたことはありませんでした。これには個人差もあると思われます。最近の中国製品の品質は高くて驚かされます。価格は2万5920円(税込)でした。

ややタイトなサイズ感

筆者は165㎝60㎏で、普段の洋服のサイズはSかMです。このコートはSを購入しました。Sサイズの実寸は着丈78㎝、袖丈60㎝、肩幅44㎝、身幅53.5㎝でした。ややタイトな印象を受けましたが、窮屈というわけではありません。

ただ、アームホールが若干細く、それがスタイリッシュにも見せてくれるのですが、中に着込むと若干窮屈に感じることがありました。Tシャツ、シャツかタートル、ニット、これくらいが丁度良く感じました。これでも寒く感じる日はインナーダウンを使っています。

週5日、2か月着てみました

 

(襟元と袖口です)

やや毛玉が出ています。平日毎日着て試した結果、2か月で全体的に毛玉がうっすらとできてきました。裏側も同様です。黒色のため、白の毛玉が目立ちやすいです。服の裏は普段見えませんし、襟元はストールで隠しています。

(ポケットが2つついています)

ポケットのふちも毛玉がつきやすいです。着ると必ずと言っていい程ポケットに手を入れるので、その影響が大きいでしょう。

防寒にやや難ありだが、12月までくらいなら快適に着られる

もしこのフェイクムートンコートを防寒のために買うのであれば、おすすめはしません。ですが、インナーダウンやストールを使えば、最低気温が5℃くらいの日でも十分にしのげました。

関西地方でいうと平野部の12月くらいの気温になります。黒が好きで、何か他とは違うコートを探しているのならば、フェイクムートンコートを候補にいれてはいかがでしょうか。