トレンドに快適さを兼ね備えた夏に必須のグルカスニーカーがスラックから発売

夏のファッションで案外悩みがちなのが足元。サンダルは快適ですがどうしてもラフな印象に。かといって革靴などのカッチリした靴はスマートですが、暑苦しく見えてしまいます。

そんな中、夏のメンズファッションアイテムの定番になりつつあるのが、グルカサンダル(グルカシューズ)です。グルカサンダルとは、カンタンにいうと革素材で作られた編み込みサンダルのこと。

名称は、ネパールのグルカ兵が履いていたことに由来します。革靴の見た目とサンダルの通気性を併せ持ったグルカサンダル。今回は、日本発のスニーカーブランド「SLACK/スラック」の グルカスニーカー「GROWS」を紹介。グルカサンダルの唯一の難点、履き心地を克服してくれている良品です。

素材と構成

このシューズは、革靴とサンダルのテイストに、さらにスラックらしいスニーカーテイストがミックスされています。メインとなる素材はマイクロファイバーレザーにラバー。そして、インソールにはマイクロファイバースウェードが使用されています。

マイクロファイバーレザーとは、スラックお得意のハイクオリティなフェイクレザー(合成皮革)。アッパー部分がこちらのマイクロファイバーレザーによる編み込みとなっています。

通常のフェイクレザーが革の見た目だけを再現しているのに対し、マイクロファイバーレザーは革の構造そのものを模倣・再現しています。そのため、革の通気性まで再現されており、合革にありがちなムレが起こりません。

かといって、合革なので雨に濡れても問題なく、着用後の手入れも不要と、本革と合革の「いいとこどり」をしたような素材となっています。

ソール部分はスニーカーテイストなラバーソールとなっており、クッション性も十分。またインソールはサンダルのように素足で履いた時もすべらないようにという配慮から起毛素材のマイクロファイバースウェードが採用されています。

実際に履いてみると、ソックス越しでもグッとずれないように足の裏でホールドされる感覚がわかります。

スニーカー+グルカサンダルの見事な融合

全体的なフォルムは、スラックのスニーカーを基本としつつ、アッパー部分にグルカサンダルの編み込みが採用されているようなつくりです。

革靴の艶感とサンダルの通気性を併せ持つグルカサンダルですが、一般的なグルカサンダルの難点は、履き心地があまり良くない、ということです。兵士が履いていたということで、ガッチリと足をホールドする機能性を有していますが、革素材のため、馴染むまでに硬さを感じたり、靴擦れなどがどうしても起きがちです。

また、靴底もだいたいがサンダルテイストなものや革靴テイストなもの二つになり、スニーカーのようなクッション性の高い素材が使われることはあまりありません。かといって、インソールを入れることができないのがサンダルの難しいところ。

ところがスラックのこのアイテムはぱっと見、グルカサンダルながらも履き心地はまさにスニーカーです。ソールは外見からもスニーカーなのでわかりやすいですが、工夫がされているのが、アッパー部分。

薄くやわらかいマイクロファイバーレザーは、やさしく足をホールドしてくれます。また裏地にはやわらかいレザー調の生地があてがわれ、靴擦れの心配は皆無といっていいでしょう。履き慣らすことなく、最初から快適に歩けます。

カラーバリエーションと価格

カラーは、ブラックとシルバーの二色展開。使いやすいのはブラックでしょう。しかし、シルバーも夏のアクセントとして悪くありません。筆者は手持ちのアイテムを考慮し、シルバーを購入。

サイズ展開は1㎝刻みです。筆者はコンバース・オールスターでは26.5cm、GUの靴では種類により、26-27cmあたりを選びますが、今回は27cmを購入。スラックはトゥの細みですので、ジャストサイズがないとすると大きめをチョイスするのがいいと思います。

足元のベルトが締め付けをある程度調整できますので、ローファーやスリッポンのようにまでシビアにサイズ感を考えなくても大丈夫です。

価格は定価10800円(+税)だったものが、セール価格で現在、7560円(+税)。いままで履き心地などを気にしてためらっていた方にもオススメできる良品です。

Nazy

この記事を書いた人

Nazy

身長170cm 体重65kg 靴26-26.5cm(コンバース・オールスターは26.5cm)

アラサーからアラフォーになりつつある、シンプル&ベーシック好き。 「地味過ぎず」「行き過ぎない」でどう差別化するのかを楽しく模索中。 人見知りの人好き。根はインドア。ファッションを好きになり、ちょっとアクティブになれたことに感謝している。