スニーカーと言えば誰しもが持っているアイテムだからこそ、他人とは差別化を図りたいところ。そこで、シンプルなデザインでありながら、人とカブらないSLACK(スラック)のSTARIONを紹介します。併せてひと手間加えるだけで更に差別化が進む簡単な小技も紹介いたします。
なぜレザースニーカーか?
まず初めに、なぜレザーかというと、キャンバス地に比べて適度なドレス感が確保できるからです。もちろん、カジュアルアイテム自体が悪いわけではありません。
しかし、所持している服の多くがカジュアルアイテムである場合、先端は目立つ部分であることから、靴に少しでもドレッシーな要素を入れることで、ドレスとカジュアルのバランスをとることができるのです。
※ドレスとカジュアルのバランスについては、こちらをご参照ください。http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810
レザーと言いながら、実はこちらのスニーカーは厳密には人工皮革が使用されています。マイクロファイバーレザーという素材で、天然皮革の構造を再現したとのこと。実物を見てみるとシボ加工を施してあったり、人工皮革特有の硬さやビニールっぽさがなく、本物に近い見た目を備えています。人工皮革と言われなれば気付かない人も多いでしょう。
STARIONの特徴
まず初めに、写真を見てもらえばわかるとおりシンプルなデザインです。これはメーカーのホームページでもKEEP IT SIMPLEと謳っているように、ハイテクスニーカーのようなごちゃごちゃしたデザインはありません。
そのため、休日にまで革靴を履きたくはない、かといって子供っぽいスニーカーも履きたくない方にお勧めです。カラーリングが白と黒のモノトーンであることもシンプルであることに一役買っています。
数百円で更なるオシャレスニーカーに変身

ただし、シンプルと謳っていながら、少し残念なのが靴紐です。オシャレの観点から言うと、黒のスニーカーには黒の靴紐が欲しかった。レザースニーカーにより大人っぽさを求めるのであれば、黒の靴紐に変えてしまいましょう。
わかりやすいように右足だけ黒い靴紐に変えてみました。一目瞭然で印象がかなり変わります。靴紐は紐靴の印象を大きく左右します。靴紐が靴の色と同色であれば靴紐は目立たちませんが、異なる色であればかなり目立ってしまいます。
もちろん逆に、目立たせたいから意図的に目立つ靴紐を使うという手法もあります。靴の印象を変えたいと思ったら、靴紐を変えるだけで劇的に変わるので、お手持ちのスニーカーに飽きたという人は是非試してみてください。靴紐はABCマートなど量販店で数百円程度で販売しているもので構いません。
その際、参考にしてほしいのは、靴紐には丸紐と平紐があり、丸紐のほうがどちらかというとドレス寄りの紐になります。丸紐は一般的に細く面積が少ないため、靴全体で見た時に主張が少なくなるためです。一方の平紐は占める面積が大きくなるので、そのぶんカジュアルな印象になります。
革靴には丸紐、スニーカーは大抵平紐が使用されています。スニーカーは運動中にほどけないことが求められるため、摩擦抵抗の多い平紐が多く使われています。
パーツをよく見てみると

まずアッパーは革靴ライクなデザインになっています。前面および後面にパフォーレーションと呼ばれる穴飾りがあります。また靴の先端にUの字状に縫い目があり、革靴のUチップを模したデザインになっています。表面がシボ加工されているので、レザーながらも傷が目立ちにくい仕様になっています。
ちなみに、革は柔らかいので革靴の硬さが嫌という人にも受け入れやすくなっています。次にシュータンと呼ばれる甲の部分ですが、ブランドタグをナチュラルカラーの別革で縫いつけられていて、これはブランド側のこだわりでしょう。
細かいこだわりではありますが、シンプルというのであればシュータンと同色にしてもよかったと思います。思い切って付けなくても……ここパーツだけ色が違うので少し違和感があります。

また、背面にはリフレクターが付いています。これはスニーカーならではですね。夜道でも光が反射しますので、夜道でも車から分かりやすい工夫がされています。オシャレだけを考えるのであれば、不要といった声もありそうです。

(スラック STARION)

(アディダス スタンスミス)
最後にソール部分です。筆者はBLACK/WHITEを購入したため、スニーカーとしては厚めのソールが若干気になります。筆者所有のアディダス製スタンスミスと比べてみると、スタンスミスは一番厚いかかと部分が2.6cm、一番薄いつま先部分が1.8cmに対し、STARIONはほぼ均一で3.3cmです。ただし、厚みが気になる方はWHITE/WHITEを選ぶといいでしょう。
使用感とサイズ選び
サイズ感についてですが、普通のスニーカーと比べると長さは標準程度、幅は細めです。アディダスのスーパースターと比べると全長はやや長く、スーパースターより細みです。そのため、購入する際は普段スニーカーを購入するときと同じサイズで大丈夫だと思います。
ただし、細身の作りなので、足幅が大きい方は通常のスニーカーサイズよりも大きめのサイズを選ぶといいでしょう。サイズは23~28.5cmまで0.5cm刻みになっているので、大抵の方は購入可能です。ちなみに、筆者は普段26㎝~26.5㎝なのですが、余裕をもってワンサイズアップして27cmを購入しました。
指一本入るかどうかの余裕があります。最後に、使用感について。履いていて気になった点があります。それは両足のくるぶし部分に靴があたり歩くたびに擦れることです。追加のインソールを入れて底上げするか、慣れるまで我慢する必要があります。
とはいえ、我慢し続けるのはストレスです。参考までに筆者が購入した27cmの寸法を計測しておきました。購入時に取り付けられているインソールは取り外し可能です。インソールありでは、側面の一番下がっている部分までの高さが5.1cm、インソールを外した状態では6.3cmです。
商品ホームページからは出てこない情報だと思いますので、もし気になる人はこの値を一つの目安としてみてください。個人的に何点か気になる点はありますが、レザースニーカーは1足あると便利ですので、レザースニーカーを検討中の人には候補に入れて欲しい商品です。
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