今回紹介するのはスムースデイというブランドのソフトウールミラノリブカフス付きハイネックロングTシャツです。名前こそTシャツですが、素材はウールなのでハイゲージのニットです。
ハイゲージニットといえば、いまや3000円で買えるユニクロのエクストラファインメリノセーターですが、定価1万5000円（+税）も払ってこのニットを買ういみはあるのか検証していきましょう。
デザインについて
まず、ユニクロとの最大の違いはなんといっても商品名にもあるように袖にカフスボタンが付いていることです。このカフスは袖まくりの時に威力を発揮します。
リブニットの場合は、クシャクシャとたるませるだけになりますがカフスがあることによって腕まくりをした際に折り目ができて立体感のある着こなしが可能でしょう。
更に袖裏にはパイピングが入っていてさりげなく地味さを消しています。たかだが袖のボタンと裏地のことだと思われるでしょうが、服の先端に位置する袖は、視線が止まりやすく目立ちやすいのでアクセントがあるだけで印象がかなり異なります。
サイズ感について
180cm、64kgの筆者は1番大きいサイズの4がジャストサイズでした。ユニクロのニットは裾のリブがキツく動くたびにずり上がってきて、見栄えが悪くなるのでワンサイズ上げて着ることが多いのですが、スムースデイは裾がリブで絞られていないのでその心配は少なくジャストで着られます。
さらにサイズアップで袖が余ってしまうと、せっかくのカフスデザインが綺麗に出せないのでジャストサイズで正解でしょう。
素材感、色展開について
素材はスーパー120という高級スーツで使用するような細い番手の糸を使っているので高級感があります。キメの細かい糸による肌あたりの良さ、チクチクしない肌に合う服というブランドのコンセプトどおりで流石といったところ。
もちろんユニクロのファインメリノもチクチクが気になる商品ではありません。むしろ、決定的な違いは素材の良さを活かしたマスタードやエメラルドといった発色のカラーバリエーションです。
いい素材であっても万人に売るためにユニクロでは攻めた色展開がしにくいのも事実です。こういった色を狙うのであれば、ユニクロ以外で買うべきでしょう。
色展開はブラック、グレー、マスタード、エメラルドの4色。筆者はライダースの無骨さを緩和するビビッドなニットが欲しかったのでエメラルドを選びました。価格は1万5000円（＋税）
