ティファールの毛玉取り機でニットやコート、靴下を蘇えらせよう!

お気に入りの服は何度着てもテンションが上がるものですが、そのぶん着用回数も多くなり、毛玉が目立ちやすくなります。そこでおすすめなのがT-falの毛玉クリーナー。まるで新品のようにおしゃれ着をよみがえらせることができます。

本体の流線型フォルムとシンプルなティファールのロゴの組み合わせがとてもスタイリッシュなので、毛玉取りという地味な作業でもやる気を起こさせます。

この赤いカバーのパーツは毛足の長いニットなどを手入れする際に重宝します。ダイヤルを回すと上下に移動してカッターがある金属フィルターと衣類が当たる距離を微調整できます。

右側の写真のように、フィルターまでの距離を長くすると毛足の長いニットの毛玉取りに使いやすく、誤って起毛部分を根こそぎカットしてしまうような事故を防いでくれます。たとえ手先が不器用だったとしても安心して使える仕様です。

このカバーはグッと垂直に引っ張ると外すことも可能で、起毛感の無い衣類の毛玉をカットする時は、金属フィルターを直接当てた方が素早く毛玉を除去できます。パワースイッチはオン・オフのみのシンプルなつくりですがこのカバーがあることで、多様な衣類のクリーニングに対応できるように設計されています。

回転音は男性が使用する電動シェーバーよりも若干音が小さいほどで静音性が高いわけではないので、夜中に使用するのは避けた方が良いでしょう。本体重量は170g、単三アルカリ乾電池2本を入れた総重量は215gとなり、手で持った印象はさほど重くないという印象。

この215gという重量は最近の大画面スマホとほぼ同じ重さなので、持ち慣れた重さの範囲内と言って良いでしょう。参考としてiPhoneのXS Maxが208gです。

おしゃれ着がよみがえる! 着用3年目のコートで毛玉取りをしてみよう!

例えば、筆者のユニクロUのウール混のチェスターコートは着用3年目となるのでダメージが気になる箇所が多く、今冬に着るのを躊躇していて処分を検討していました。ダメージが気になる箇所の一つ目は、リュックの肩ベルトがあたる肩部分でボソボソとした毛玉が目立ちます。

そこで毛玉クリーナーの出番です。撫でるように滑らしてみると、まるで新品のような見た目が復活しました。指差している下の写真2枚を見比べると、表面が別物のように整っていることが分かります。

続けてクリーニングしていきましょう。二つ目はコートを着用する瞬間や動き回る度にインナーと擦れる襟元のダメージです。近づいて見た時ほど目立つので、せっかくのカッチリとしたチェスターコートなのに何故かだらしなくも見えてしまいます。

特に女性は細かいところまで無意識に男性のコーディネートをチェックしているので、身だしなみの清潔感は大切です。しっかりとクリーニングをしてデキる男の印象をアップさせていきましょう。肩部分と同じように軽くクリーナーをあてると見違えるほど綺麗になりました。同じ服なのにクリーナーをあてる前後で印象が全く異なって見えます。

最後に三つ目がポケット部分の毛玉です。スウェードレザーの手袋を着用していたのでコートに擦れる摩擦が強かったのが原因でしょう。この部分も一気に綺麗にすることができました。

自宅で簡単にお手入れするだけで生地表面が購入時のように綺麗になったので、今冬も自信を持って着ることができる一着となりそうです。続いて別のアイテムもクリーニングしていきましょう。

ソックスこそ毛玉クリーナーの出番。いつも新品のようで気持ちいい!

クリーナーの出番はアウターだけではありません。年間を通して活用できるのは靴下の毛玉取りでしょう。メンズファッションにおいて柄ソックスは、簡単に周りと差別化できる便利アイテムなのですが毛玉があると折角のデザイン性があっても靴を脱いだ時にだらしなく見えてしまいます。

たとえば筆者がオススメしたGAPのパターンクルーソックスも、定期的に着用していたのでダメージによる毛玉が発生しておりました。早速クリーナーを使用してみましょう。

ギャップの柄ソックスは程よい主張で使いやすい! 

2018.07.23

上の写真は足裏部分で、インソールや室内の床と直に触れるために負荷がとても掛かる箇所です。左がクリーナーをかける前のもの右がクリーナーをかけたペアのものですが、まるで新品のような綺麗さが蘇ることが分かりとても感動しました。

また、柄ソックスをレザーシューズと組み合わせる着こなしを好んでいたので、シューズの履き口の硬さから足首部分にほつれが発生していました。下の写真の人差し指付近や親指のあたりにクリーナーを使用してみます。

長さのある糸くずも見事にカットしてくれることが分かりました。いつ靴を脱いでも安心な見た目だと気分もいいですね。もちろん柄ソックスだけでなくビジネスウェアで使用する無地の靴下の毛玉も綺麗にカットすることができるので、日常的にクリーナーが大活躍すること間違いなし。無駄な買い替えもなくなるのでとても経済的と言えるでしょう。

ニットのぼんやりとした毛玉もカットが可能

靴下のような分かりやすい毛玉だけでなくニットのぼやっとした毛玉にも対処可能です。上の写真は、ユニクロのウールのカーディガンの脇腹部分を手のひらに載せたものです。肘と擦れやすい箇所なので左の写真のようなボヤボヤとした毛玉が出来ています。

毛玉を除去してみるとクリーニング前後で表面の状態に雲泥の差が生まれることが分かります。このカーディガンは2年近く愛用しているので買い替え時かなと思っていたのですが、こうしてクリーニングしてあげると綺麗な見た目に元通りになるのでまだまだ現役で活躍してくれます。

常に新しい服を買い替えていくのも気分が一新されて気持ちが高まるものですが、着慣れた愛着のある服を真新しい状態のように、お手入れしてあげる事もまた気持ちが良いものです。

ゴミの取り出しとお手入れも簡単

クリーナーで刈り取った毛玉はダストカバーの中にどんどん溜まっていきます。センサーは付いていないので定期的にチェックしてカバーを取り外してゴミを取る必要があります。

しかし、カバー内が満杯近くになると刃の回転音が低い音に変化するので、何度かクリーニングをしているうちに満杯のサインに気づけるようになるでしょう。上の写真の毛玉が溜まったのはコート1着分をクリーニングした際に出た量です。

アウターなら1着、トップスなら2着、靴下なら8足程度を目安に取り外すとちょうど良いでしょう。筆者は取れた量の凄さから思わず床においてまじまじと観察してしまいましたが、ゴミ箱の上で取り外すとクズが床に落ちないので掃除も楽に行なえます。

金属フィルターもペットボトルの蓋のように左回しで取り外すことができます。このスペースは作業中は毛玉が溜まりにくい作りになっているので、一通りの衣類をクリーニングした後に軽く付属のブラシで掃除する程度で十分。

またグリスやオイルの塗布は不要なのでイージーケアと言えるでしょう。よく考えられているのはこの金属フィルターを外すとスイッチを入れても、刃が回転しないようになっていて不意の怪我を未然に防いでくれるユーザーに優しい設計です。

ダストカバーを取ったときの隙間に繊維のクズが静電気で付着してしまうのですが、付属のブラシは短いので完璧に掃除するには長さが足りないのが残念なポイントです。もし気になるのならブラジを使わずに、クラフトテープなどでペタペタと貼り付けてしまう方が掃除が楽なのでオススメです。

通算4時間の使用でも高回転の切れ味は継続

電池は別売なので別途買い揃える必要があります。今回使用した乾電池はパナソニックのEVOLTA(エボルタ)の単三アルカリ乾電池です。T-fal公式サイトの毛玉クリーナーのページや説明書にも、連続使用の目安時間の記載はありませんでしたが、筆者が使用したのは通算4時間ほどです。

アイテムの内訳は、チェスターコート1着・カーディガン1着・ソックス16足でした。毛玉が気になっていたクローゼット内の衣類をすべて掃除しても、回転音に変化はなかったので更に使い続けることが可能でしょう。

電源コード付きのクリーナーは他ブランドで発売されていますが、1人〜2人程度の衣類であれば乾電池タイプの本製品の方が使い勝手もよく十分ではないかと筆者は思います。

気になる衣類をクリーニングし終えた後は、しばらくの期間は毛玉クリーナーを使わなくなるので安価な電池と比較すると100円弱ほど高くなりますが、長持ち&長期保存を謳っている高性能のバッテリーを購入された方が、頻繁に買い換える必要がないので長期的にみてお得と言えますね。

カラーラインナップは2色ありご紹介したボルドーの他にターコイズもあります。価格は2131円(税込)。クローゼットにある秋冬物だけでなく、春夏物まで一年中活用できる衣類ケア用品です。いつも新品のような見た目にお気に入りの服をよみがえらせて、より経済的にオシャレを楽しんでいきましょう。

はせぴょん

この記事を書いた人

はせぴょん

身長175cm 体重63kg 靴27.5cm

断捨離&アップデートでクローゼット内や美容品は一軍のみを残すことがポリシー。片付けもまともに出来ない性格が、オシャレで心境も変わり、部屋も、モヤモヤしがちな頭の中も常に掃除を心掛けるように。30歳独身。