体型が隠せるTシャツはスリットがある!「THYARD ロング丈Tシャツ」

トレンドがノームコアから装飾性のあるスタイルに移りつつあるとはいえ、「シンプルなスタイルを楽しみたい」という方も多いはず。今回紹介する「THYARD ロング丈Tシャツ」は一見普通のブラックTでありながら、少しヒネリのあるものになっています。

ただの黒Tではない実力を紹介していきましょう。

特徴の深いスリット、その効果は?

このTシャツの特徴はサイドに入った深く長いスリットです。このスリットの深さは16cmにおよびます。また裾の長さが前側より後ろ側が7cmも長くなっています。

このスリットが実は体型隠し、特にぽっこりお腹を隠すのにとても役立つのです。

スリットのない普通のTシャツだと、ジャストサイズのものを着ると体にフィットして体のラインがまるわかりになってしまいます。ところが、スリットがあることによってTシャツの裾が前後に広がり身体のラインがでることを軽減してくれます。

また後ろ側が長くなっていることで腰の位置もわかりにくくしてくれます。そのため足長効果も期待できるのです。

高級素材にも引けを取らないツヤ感、程よい厚み、なのに軽い

このTシャツのもう一つのポイントは素材のツヤにあります。一般的にツヤのある素材はドレスより、ツヤの無い素材はカジュアルよりになります。ドレスとカジュアルについてはこちらを参考に。 http://bit.ly/2v3l797

コットン80%にナイロン20%の混紡になっています。その糸の混紡も独自のもので「コットン糸に極細のナイロン糸をタスキ状に掛け合わせた糸”襷”」(商品タグより引用)というもの。混紡されたナイロンのおかげで生地に適度なツヤ感があります。このツヤ感は高級素材のスーピマコットンにも引けを取りません。

(こちらがTHYARD)

(こちらがユニクロのスーピマコットンフライスクルーネックT)

今回はユニクロのTシャツと比較しました。

ユニクロの方は生地の糸自体が細いため全体にキレイなツヤ感があります。THYARDの方は糸に混紡されたナイロンに光が当たりツヤを演出しているように見えます。コットンの素材自体はユニクロのスーピマコットンに軍配が上がりますがTHYARDは糸にナイロンを混紡することでスーピマコットンに負けないツヤ感を生地に与えています。

THYARDの生地は比較したユニクロのTシャツよりも厚みがあります。そのためTシャツ単体で着ても乳首が透けることがありません。さらに混紡されたナイロン糸のおかげで同じ厚みのTシャツよりも着心地が軽くなっています。

また生地に厚みがあるので洗濯をしても風合いが変わりにくいこともポイントです。筆者は購入してから数回洗濯をしましたが購入した時とほぼ変わらない風合いを維持してくれています。

シルエットも比較してみましょう。2枚のTシャツを重ねて撮影してみました。写真の赤線で囲んでいるのがユニクロのものです。

Tシャツの着丈、袖丈、袖幅、身幅の4点を測って比較しました。ただ今回使用したユニクロのTシャツがインナーとして作られているものなので単体で使用するように作られたTシャツの代表としてユニクロUのボーダーTシャツも測ってみました。サイズは3つともLサイズです。

結果を比較するとTHYARDのTシャツは前側はほぼ普通のTシャツと変わらないですが後側が大きく違ってくるのでロング丈となっているようです。また身幅が51cmと比較した3つの中で一番大きくなっていて袖丈も23cmと長くなっているのでTシャツをアウターとして使用するようにデザインされているようです。

対してユニクロのTシャツは長い着丈と細い身幅、短い袖丈なのでインナーとしての使用を想定しているようです。比較してみると用途の違いでデザインが大きく変わっていることがわかります。

実際着てみた感想としてはジャストサイズよりも1サイズ大きめを選ぶことをオススメします。長めの着丈と広い身幅、厚めの生地なので1サイズ上の方がより体型カバーの効果を実感できます。ただ袖丈が長いので袖は2回ほどロールアップをした方が腕がたくましく見えスタイルがよく見えます。

気になるポイントは?

このアイテムのオススメポイントを紹介してきましたが、マイナスポイントもあります。その気になるポイントもまた、スリットなんです。

スリットが長く入っているため単体で着ると動いた時にパンツの腰の位置がわかってしまうため足長効果がなくなってしまいます。対策として黒のタンクトップを着るなどしてパンツの腰の位置をごまかすようにするのがオススメです。

またスリットの付け根にあるタグも気になるポイントです。

(こちらが腰のタグ)

このタグがあるため腰の位置が少し目立ちやすくなるように感じました。せっかくのロング丈なのにタグがあることでロング丈の効果が薄くなってしまいます。

THYARD ロング丈Tシャツの特徴は以下4点。
・深いスリットで体型隠し(特にぽっこりお腹)に効果絶大
・スーピマコットンに負けないツヤ感
・程よい厚みと軽い着心地
・スリットがめくれると腰の位置が目立つ

普通のTシャツではない深いスリットのおかげで気になる体型を隠してくれるTHYARDのTシャツ。筆者はぽっこりお腹が気になる年齢なのでこのTシャツがとても活躍してくれます。着た時のお腹の見え具合はちょっとビックリすると思います。

またこのTシャツを前だけタックインしたり、インナーにカラフルなものを持ってきたりとスリットで工夫することもできるので体型を気にしていない方にも是非試していただきたいです。

永田朋之

この記事を書いた人

永田朋之

身長169cm 体重70kg 靴27.0cm

シンプルでクリーンなファッションが好み。自分の体型をごまかす着こなしを日々考えている36歳。趣味は洋服のリメイク。