古着米軍ジャングルファティーグジャケットをディティールから購入時の注意点まで紹介

人気のミリタリーアイテム ファティーグジャケット

肌寒い日が段々と多くなり、重ね着が楽しめる時期になりました。筆者は例年この時期になるとミリタリー系のアイテムが着たくてウズウズしてきます。

皆さんはミリタリーアイテムというとなにを思い浮かべますか。まずはMA-1、いわゆるモッズコートと言われるM-51、ド定番のM-65、そしてファティーグジャケットあたりでしょうか。今回は、米軍のジャングルファティーグジャケットを紹介します。

ジャングルファティーグジャケットはベトナム戦域で米軍に採用されていたジャケットです。改良が重ねられたため色々なバリエーションがあり、おおきく前期、中期、後期に分けられます。今回ご紹介するアイテムは一番シンプルな後期モデルです。

まず、ポケットのボタンが隠れていて、エポレット(肩章)も省略され、ウェストの調整パーツもありません。

特徴的な4つのポケット

それでは早速ファティーグジャケットの詳細をご紹介します。まず全体です。襟部分はいわゆる開襟シャツの襟の形です。前面には特徴的な形状をした大きなポケットが4つついています。胸部の左右と裾部の左右です。背面は一切のパーツがついていないシンプルなデザインです。

それでは胸部ポケットを説明します。胸部のポケットはフラップの裏側にボタンが配置され、表からはボタンが見えない構造になっています。またポケットが斜めに配置されることで、ファティーグジャケット特有の独特な雰囲気のデザインが醸しだされています。

モノを取り出しやすくするために、ポケットが斜めになっているので、ミリタリーらしい機能美が見てとれます。

左側のポケットにはポケット中にさらに小さいポケットがついています。ペンをさすのにちょうどいい大きさです。写真では見えにくいのですが、胸部ポケットは左右とも内側のみに5cmの厚みのマチがあります。

次は裾のポケットです。裾部分のポケットも胸部ポケットと同じくフラップの裏側にボタンが隠れるようになっていています。また胸部よりも緩やかですが、ポケット上部はわずかに角度がついています。裾部ポケットは内側外側の両側に厚み5cmのマチがあります。

袖、ボタン、素材

袖は特に付け根部分は太めで実測27.5cmです。袖はシンプルな構造をしていて袖口のボタン以外にはデザイン要素はありません。

袖口はボタンがあって袖口を絞れる構造になっています。2段階調整可能ですがより細いほうで留めることをおすすめします。後ほど着用画像にて説明します。袖口はボタンを留めないと19.5cm、細いほうで留めると12cmです。

前身頃のボタン部分の写真です。ボタンが表から隠れる見える比翼タイプになっているので、ボタンを留めると表からは見えなくなります。当然ボタンを留めなければボタンが見えます。

このボタンは大きく目立つため、ボタンが見えるとカジュアル度が上がってしまいます。ボタンが見えるか隠れるかという要素も頭に入れてボタンを留めて着用するかどうかを決めるとよいです。ドレスとカジュアルのバランスについて、詳しくはこちら:http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810

開襟の部分にもボタンが付いていてこのボタンを留めることで開襟ではない状態での着用も可能です。この第1ボタンのみボタンを留めても表から見える作りになっています。ただしこのボタンを留めた着こなしをすることはまずないと思います。

ボタンはプラスチック製でお世辞にも高級感があるとは言えません。ボタンを留めずに着用するとボタンが表から見えてしまいます。生地と同色で目立たないとはいえ、ボタンのチープさは気になります。

生地はコットン100%で、ある程度の厚みがあり、織り目は荒めです。色はいわゆるカーキもしくはオリーブと言われる色です。ミリタリーと聞いて真っ先に思い浮かぶ色がこの色なのではないでしょうか。

着用のコツは袖にあり

先述した袖部分ボタンを留める効果について説明します。ボタンを留めずに着用した写真がこちらです。袖口が広いためボタンを留めないとダラシない印象を与えてしまいます。

袖口のボタンを留めた画像がこちらです。ボタンを留めることで袖口を細く絞ることができます。

袖口のボタンを留めるか、もしくは袖口をロールアップして手首を見せて細さを強調する着用をお勧めします。袖先さえ細く見せられれば根本のだぶつきはあまり気になりません。手首の細さを有効活用してきれいなシルエットを作りましょう。

袖口のボタンを細い方で留めた状態の写真です。

サイズ選びでシルエットの変化を楽しもう

ジャケットのサイズ選びについて説明します。タグにサイズ表記があり、2つのサイズがSMALL SHORTのように表記されています。このサイズ表記は前が胸囲を、後ろが身長を示しています。身体の幅と長さの組合せが規定されています。

筆者所有のジャケットのサイズはSMALL LONGです。それぞれ胸囲84〜94cm、身長180〜190cmが目安のサイズになります。これは痩せ型・高身長の体型向けのサイズです。

筆者は165cm、58kgであり、身幅はOKですが、普通に着ると着丈が長すぎとなるところです。たしかにジャケットとしては着丈が長すぎますが、これを逆手にとってショートコートのように使用しています。

実寸サイズは、着丈73cm(着丈は第1ボタンを閉じた状態で計測)、身幅55cm、肩幅46cm、袖丈61cmです。サイズ感は着用画像を参考にしてください。

このアイテムは、米軍のデッドストックが流通しているものですので好きなサイズの在庫があるとは限りませんが、どのようなコーディネートにするのか考え試着しながら探すのもデッドストック品の楽しみ方の一つではないでしょうか。

筆者は本アイテムを古着屋で5520円(+税)で購入しました。購入時の注意事項は、米軍のジャケットは、デッドストックの放出品もしくは中古品であるため、原則は現状売りです。例えばボタンが3個外れていたとしてもそのままの状態での販売になります。

筆者はよく確認せずに購入してしまい、袖口のボタンが1個ないことにあとから気が付きました。購入の際は現品の状態をよく確認し、傷・破損などの状態に納得した上で購入しましょう。

着こなしではクリーンさを意識しよう

ミリタリーのしかもカーキ(オリーブ)のアイテムはいわゆる土臭いアイテムです。コーディネートではその土臭さを徹底的にクリーニングするつもりでキレイ目のアイテムを使いましょう。

こちらのコーディネート例では、インナーはクリーンアイテムの代表選手の白シャツ、パンツは細身の黒スラックス、靴は細身の黒スリッポン、カバンはレザークラッチをチョイスし、最後にファティーグとトーンオンオーンになるグリーンのストールでしめ、ミリタリーコーデながら上品に仕上げています。参考にしてみてください。

(米軍オリジナルのファティーグジャケットが見当たらなかったのでレプリカをご紹介)

バラバシ

この記事を書いた人

バラバシ

身長165cm体重58kg靴24.5cm47歳

イタリア的なファッションに惹かれつつもフランスもいいなとか多方面に手を出し被服費が家計を圧迫気味。最近はネイビーのアイテムに目がない。足が小さく服屋さんの靴ではサイズが合わないことが最近の悩み。