2018年秋冬ユニクロ×アレキサンダーワンのヒートテックは極めて優秀なアンダーウェア

11月9日、ユニクロはアレキサンダーワンとコレボレーションしたヒートテックの新商品「ユニクロ アンド アレキサンダー ワン」を発売しました。このコラボラインから、ヒートテックエクストラウォームクルーネックT(長袖)をご紹介します。

ヒートテックエクストラウォームクルーネックTの外観デザイン

今回紹介するのは、ユニクロ×アレキサンダーワンのコラボレーション商品のヒートテックエクストラウォームクルーネックT(長袖)で、価格は2990円(+税)です。エクストラウォームはいわゆる極暖のヒートテックです。今回のコラボレーションではヒートテックリブクルーネックT(長袖)も発売されています。店頭で両方を確認したところ、エクストラウォームの方が、生地の肌触りが圧倒的になめらかだったため、アンダーウェアという商品性を考慮して、エクストラウォームを選択しました。

このアイテムの見た目で一番特筆すべきはセンター部分の切替でしょう。前面のセンター部分、背面のセンター部分が切替になっています。この構造については後述します。首の部分のリブは2.5cmと太めで、デザインとしても目立ちます。首のリブ部分はセンターに切替えはありません。

前面の左下にユニクロとアレキサンダー ワンのロゴマークが入っています。ユニクロのマークは小さめなので、直接見たとしても、ユニバレする可能性は低いでしょう。

(アレキサンダーワンとユニクロのコラボのロゴマークのアップ)

着用感と袖部分・本体部分の構造

筆者は165cm、57kgでユニクロでは通常Sサイズを選択します。このアイテムも通常サイズ通りSサイズを購入しました。着用するとかなり身体にフィットします。ボディ、腕の部分はゆるやかですが締め付けられる感じがあります。ただ、締め付けがあるにもかかわらず、着心地はよく、これは生地の肌触りがよいことと、身体が動かしやすいことによります。身体にフィットするため着用時の見た目はボディラインがそのまま出ます。デザイン性が高いため、身体にコンプレックスがなければ、そのままカットソーとしても使いたくなるアイテムです。

密着性が高いにもかかわらず腕を動かしやすいのは、このアイテムの特筆すべきところです。この腕の動かしやすさの理由となっている袖部分の構造をご説明します。

袖の前面です。袖部分の生地は前面部分からつながっており腕の付け根の箇所の下方にダーツで縫い合わせがされています。

背中の部分はラグランスリーブになっていて、腕部分の生地は首元までつながっています。

さらに、左右両サイドは、別生地を使用しています。写真のように、サイドの生地はそのまま腕の下方部分(内側部分)の生地と一体になっており、腕の付け根部分には生地のつなぎ目部分がありません。つまり腕の部分は上部、前部、背面部、下部の腕の付け根のすべての部分に縫い目がありません。この構造により、アイテム全体としては身体に密着しつつも、腕の動きを制約しにくい構造になっています。これはインナーウェアとして、着ていることをほとんど感じさせないという性能につながっています。この構造はぜひインラインのヒートテックでも取り入れていただきたいところです。

ここまで説明したように、本アイテムは、全面の中心に切替え、両サイドに切替え、バックの中心にも切替えがあり、ボディ部分は、6枚の生地を縫い合わせることで構成されています。普通のカットソーは、前面、背面の2枚生地、少し着心地にこだわったカットソーでも前面、両サイド、背面の4枚生地であることを考えると、あえて手間のかかる6枚生地にこだわったのは、ボディへの密着性能と着心地の両立にユニクロとアレキサンダーワンがこだわり抜いた結果と言えるのではないでしょうか。

こちらはアイテムを裏返しにして袖の付け根の部分を撮影したものです。生地の合わせ部分は5mmの幅があります。着て見る前は、着用したときにこの部分が体に触れて気になるかと思いましたが、着用してみると全く気になりませんでした。

リブのつくりや素材など

ユニクロのウェブサイトではカットソーとしても使えると謳われているものの、先の通り、通常のサイズを選択すると体に密着しボディラインがそのまま出てしまうので、よほど体型に自信のある方しか、カットソーでの使用はできないものと思われます。カットソーとして使用したいときはワンサイズアップしたものを選択するのがよさそうです。

インナーとしてはとても秀逸なデザインでありスタイリッシュではありますが、残念ながらそのままアウターとして着用する機会は少ないでしょう。蛍光色のイエローがありますので、こちらをカットソーなどの裾からチラ見せするという使い方をすることで、他の誰かに見せるという使い方ができるでしょう。

(本アイテムの裏地、裾部分)

本アイテムは極暖のヒートテックですが、生地はあまり厚くなくカットソーと同じ程度です。また手触りがとてもなめらかで気持ちいいです。普通の極暖と比べるとレーヨンの割合を高く、これによりなめらかな肌触りを実現しているものと思われます。

本品レーヨン46%、アクリル30%、ポリエステル19%、ポリウレタン5%に比べて、極暖はアクリル50%、レーヨン33%ポリエステル13%、ポリウレタン4%。

洗濯はネットを使用して洗濯機で洗うことができます。

まとめ

ここまで見てきたようにユニクロアンドアレキサンダーワンコラボの本アイテムは身体に密着した作りであり、またデザイン性が高いことが特徴です。腕の付け根部分は生地の合わせ目が内容に工夫された構造になっており、アレキサンダーワンのこだわりを感じます。ただし、インナーなので、外から見えるものではなく、そのデザイン性の高さはあくまでも着用者が個人で楽しむことが前提になりますが、良質なアンダーウェアを着用したいという方におすすめしたいアイテムです。アレキサンダーワンとは今後のアウターでのコラボレーションを期待したいところです。

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バラバシ

この記事を書いた人

バラバシ

身長165cm 体重58kg 靴24.5cm

イタリア的なファッションに惹かれつつもフランスもいいなとか多方面に手を出し被服費が家計を圧迫気味。最近はネイビーのアイテムに目がない。足が小さく服屋さんの靴ではサイズが合わないことが最近の悩み。