ユニクロUの秋冬アイテムが発売されました。評価が高く良品が多いなかで筆者が選んだのはフリースシャツジャケットです。デザインはアメリカ海軍のユニフォームを源流とした、いわゆるCPOシャツ。2020年はハイブランドからGUまでCPOシャツをリリースしているので、見たことがある人も多いと思います。筆者はこのアイテムの退廃的で、あえておじくさいムラのある独特のカラーの展開に惹かれました。
デザインについて
このアイテムはインナーにもアウターにも使えるシャツジャケットです。アウターとして使えるシャツには胸ポケットが付いているものですが、この商品にも胸ポケットがついてアウターらしく見えます。
ラウンドした裾は、直線的な裾に比べてシャツらしさを高めるデザインです。ただし、薄手のビジネスシャツなどシワのつきやすい素材で長くラウンドした裾をパンツの外に出して着るとだらしない印象になります。しかし、このシャツは素材に厚みがあるためシワになりにくく、だらしなく見えません。
ただ、こういった硬い素材のシャツはアウターに使用することが多いので、スナップボタンの方が使いやすく、その点は残念でした。
シルエットについて
180cm、67kgの筆者でLサイズを購入しています。最近のオーバーサイズの流行を考慮してもうワンサイズあげてもいいかなと最初は思いましたが、今回はジャストに近いLサイズを購入しました。それでも中にパーカーぐらいであれば着込めるサイズ感になっています。
素材について
商品名はフリースと謳っていますが、5%だけウールを混紡しているので、化繊100%のフリースとは素材感が異なります。
高級感のある素材感でインナーを着こめるように裏地は省略されています。裏地がないと、この手の素材はチクチクを感じてしまうものです。しかしながら、その点はよく考えられていて、肌が直接当たる襟元、袖口の部分に裏地的な切り替えがあしらわれています。これによって着ている際のチクチクの不快感が低減されています。必要最低限の裏地で汎用性の高いアイテムのデメリットをカバーしています。この商品は黒、ブラウン、ダークブラウンの3色展開で筆者はブラウンを購入しました。定価は4990円(+税)です