【完売必至】2019年春夏ユニクロ×アレキサンダーワンのエアリズムブリーフを徹底レビュー

ユニクロとアレキサンダーワンのコラボ、エアリズムブリーフは発売から数時間でサイズ欠けするほどの人気ぶり。筆者もどんなものだろうと注文し足を通してみましたが……! これが予想以上に快適で極上の履き心地。ただしこの履き心地を得るためにはサイズ選びが最も重要です。詳しくレビューしていきます。

シルエットをチェック。切れ込んだカッティングが体型をきれいに見せる!

ブリーフと聞いて想像するシルエットを思い浮かべてこのアイテムを見るといい意味で裏切られると思います。サイドの布幅が狭く、切り込んだもも部分のカッティングや、バックの布のシャープなラインがスタイリッシュな印象を与えるでしょう。

通常ブリーフはヒップを覆うように丸みのあるシルエットを取りますが、こちらは三角状にラインが取られており、ビキニのようなバックシルエットです。履いてみるとさらにわかるのですが、ウエストがハイライズで、さらにもも周りの布のラインが深く切れ上がっています。

言ってみればハイレグ、のような見た目。これが体型を美しく見せてくれます。ウエストの位置が程よく上がって見えること、そしてももの露出が大きいことで脚が長く見える効果があります。

メンズのアンダーウェアでハイレグデザインはやりすぎると違和感が先行してしまうものですが、こちらは絶妙なバランスとなっています。

サイズ感に注意!ジャストサイズ~ワンサイズ下を選ぶことをオススメ!

このアイテム、どうもサイズによる履き心地の違いが非常に大きいです。写真はサイズ感チェックのためSサイズとMサイズを重ねてみたものです。ウエストの差はもちろんのこと、布面積の差やももの周囲のサイズ差が見て取れます。

筆者は身長170㎝、体型は普通、若干ももの辺りが太い体型。ユニクロではMやLの服を選ぶことが多いですが、アンダーウェアはSを選びます。その中で両方履いて比べてみましたが、Sサイズが適正でした。

ももが太いのであればサイズを大きくすればよいのでは、と考えるかと思うのですが、このアイテムに限って言えばむしろサイズはジャストにこだわるべきです。サイズを大きくすると布にだぶつきが生じるので余った布がももの可動域にかかってしまい、わずかに動きの邪魔をするのです。

ジャストのSサイズならば歩いていても布が邪魔をしないのでまさに履いていないかのよう。わずかな差のようで非常に大きい差です。また、ヒップ周囲の布も余りが出るとあまり見た目によくないですね。ピンと張るぐらいがベスト。

シャープなカッティングもあいまってヒップアップしたかのように見せてくれるでしょう。また、だぶつきがなくなるのでヒップの違和感がなくなりこちらも履き心地の向上につながります。

アンダーウェアは履き心地の好みの差が大きいので一概には言えませんが……あえて基準にするなら以下の通りに選んでみてください。見た目重視、ぴたっとしたアンダーウェアを許容できるなら迷わずS(ジャスト~少し小さめ)です。

ヒップが覆われていないと不安、という方はM(ゆったり)も考慮しましょう。また、いわゆるモノに自信のある方は……Mの方がいいかもしれませんね。もも周りの可動域確保のかわりに前布の面積が小さいので少々心もとない防御力となっています。そこの履き心地を重視される方はゆったりめにしましょう。

ディテールをチェック

購入してから初めて気が付いたのですが、実はこちら前開きタイプのブリーフなのですね。薄い布を重ねていること、そして重ねていることがわかりにくくデザインされているので前開きとわからなかったのです。見た目がミニマルにスタイリッシュになるのでこのディテールは気に入っています。

また、布を重ねることにはもう一つ利点があります。布を重ねることでホールド力、ポジションを固定する力を向上させることができます。これのおかげで、履いていないようで履いていないよりも安心感がある……極上の履き心地につながっているということです。

ウエストにはアレキサンダーワンのロゴ入りです。特別感がありますね。ウエストゴム自体はおそらく通常のエアリズムボクサーと同じウエストゴムで、柔らかいゴムになっています。肌辺りは特に可も不可もなくといったところでしょうか。強いて言うならここに素材の工夫がもう少しあるのかなと思いましたが、特に不満というものでもありません。

素材をチェック。エアリズムとコットンのダブルフェイスで快適な履き心地

コットン71%、ポリエステル25%、ポリエステル4%です。ただし表地がコットンで裏地がエアリズムというダブルフェイス素材となっています。肌に当たる方はエアリズムで快適に、表はコットンの風合いという生地構成ですね。

不安だったのはコットンを表にすることでエアリズムの高級感が失われるのでは、と思っていたのですが、実際に見てみると少しシャリっとしたハリ、ツヤのあるコットンでこちらもいい風合いです。履いてみるとハリのある生地がよりピンと張って大人っぽい見た目が楽しめます。

(裏返してみました。おなじみのエアリズム素材となっています)

今回はカラー展開に生成りがあります。ホワイト、ブラックと比較してみました。生成りのデメリットは清潔感が失われるリスクがあることですが、生地の風合いも相まっていい色味だと感じました。また、生成りの杢が肌になじみやすく、ヌーディで少し色気も感じられます。

筆者はホワイトよりも好みです。洗濯表記には家庭の洗濯機で洗濯可とあります。コットンとエアリズムですから洗濯時の心配は無用でしょう。

ただし毛羽立ちは清潔感の敵ですから、予防のため筆者は裏返してネット使用で洗濯しようと思います。ユニクロアレキサンダーワンコラボのエアリズムブリーフは990円(+税)。この値段でいいのか、と思うようなクオリティだと筆者は感じています。

極上の履き心地に加えて徹底的に体型を美しく見せる工夫。他の高級アンダーウェアブランドを探しても意外とない絶妙なバランス感のアイテムだと思います。現時点ですでにユニクロの公式通販ではほとんどサイズがありませんが、運良く見かけた場合は即購入をおすすめします。そして次期展開を切に希望します……!